サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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パフューム ある人殺しの物語

PERFUME: THE STORY OF A MURDERER
監督: トム・ティクヴァ
音楽: ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイル
出演: ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド、アンドレス・エレーラ、サイモン・チャンドラー
2006年 ドイツ/フランス/スペイン映画



「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督がパトリック・ジュースキントの同名ベストセラーを映画化した作品。
人並み外れた嗅覚から「香り」に取り憑かれた青年が、究極の香りを追い求めるあまり殺人まで犯していくというストーリー。
結構猟奇的なシーンが多々あり(ただこれも芸術性を高めるためか、上品に写ってしまう)、庶民の大乱交シーンなどエログロ紙一重の描写もあったりで、
グロ映画か芸術作品か悩ましいところです。
ほんとにこれがPG-12でいいのか。
R-15にしてもよかったのではないかと思います。
これがPG-12でタケシの「座頭市」がR-15なのは絶対おかしい(^_^;)
いずれにしても、ドイツ映画のパワーは恐るべしです。
香水の映画ということで、始めフランス映画かと勘違いしていました。
先入観とは恐ろしいですね(^_^;)



音楽は、ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイルのコンビ。
トム・ティクヴァ監督とは「ラン・ローラ・ラン」でも組んでいます。
ハリウッド作品では、ロメロ監督の「ランド・オブ・ザ・デッド」が知られています。
前2作のイメージがあるので、本作を聴いてはっきり言って「ビックリ」しました。
シンセ等の打ち込み系の音かと思っていたら、贅沢にもベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やラトヴィア州立合唱団を起用、
オケ主体の格調高いフルスコアを作っています。
指揮者は別にいるらしいですが、実に上品なスコアを書いています。
ヨーロッパ調のリリカルで繊細なスコアは、ベルリン・フィルの演奏もあってすごく奥行きを感じさせます。
前半のある意味華麗なスコアと後半のサスペンスフルなスコアが対照的です。
またラトヴィア州立合唱団のコーラスが神々しさすら感じます。
地味で大人しいアンダースコアですが、作品のクオリティは高いです。


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秘密の花園

THE SECRET GARDEN
監督: アグニエシュカ・ホランド
音楽: ズビグニエフ・プレイスネル
出演: ケイト・メイバリー、ヘイドン・プラウス、アンドリュー・ノット、マギー・スミス、ローラ・クロスリー、ジョン・リンチ、イレーヌ・ジャコブ
1993年 アメリカ映画



「小公女」のフランシス・ホッジソン・バートネットの児童文学小説の映画化作品。
ポーランド出身の女流監督アグニエシュカ・ホランドがコッポラの製作総指揮のもと撮影した映画です。
インドで大地震に襲われ孤児になった少女が、イギリスの伯父のもとへ引き取られ、そこでの人々との心の交流を描いています。
とてもとても地味な作品ですが、見事な庭園を始め全編を美しい映像が覆う心洗われる作品です。
主人公の少女が、最初は憎らしい性格そのままの顔だったのが、
人々との交流の中でだんだんかわいい顔に変わっていく様子が見事です。



音楽は、思わず舌を噛みそうになる名前のズビグニエフ・プレイスネル。
「トリコロール」3部作等を担当したヨーロッパの人ですが、とてもリリカルな優しい音を作る人です。
ピアノを基調としたヒューマン・ドラマ系によくマッチする音を作る人です。
優しいメロのきれいなスコアを書いていますが、個人的には本編のオープニングに使用された、
オリエンタルなメロが印象的な1曲目がお気に入り。
なお、エンディングにリンダ・ロンシュタットの「Winter Light」が流れますが、サントラ盤には未収録です。

ポーランド出身の作曲家で、同じくポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキの作品のほとんどのスコアを担当しています。
この人は実は独学で音楽を作曲するようになったそうです。
サントラ仕事の他にクラシック畑の作品も手がけています。


        例えば、これ
            ↓


pre
グッド・モーニング・メロディ~グッド・ナイト・メロディ(ピアノのための10のやさしい小品)


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ジョニー・イングリッシュ

JOHNNY ENGLISH
監督: ピーター・ハウイット
音楽: エドワード・シェアマー
出演: ローワン・アトキンソン、ナタリー・インブルーリア、ベン・ミラー、ジョン・マルコヴィッチ、ティム・ピゴット・スミス、オリヴァー・フォード・デイヴィス
2003年 イギリス映画



Mr.ビーンでお馴染みローワン・アトキンソンが主演した007の爆笑パロディ映画。
英国諜報機関の腕利きスパイがことごとく命を落とし、諜報活動をする者がいなくなり、
仕方なくデスクワークをしていた一般職員のジョニーがスパイをやっちゃうことになるという楽しいお話。
ローワン・アトキンソンは黙ってるイメージが強いので、しゃべると何か違和感があります(^_^;)
でも素朴でベタなギャグ満載で結構安心して笑えます。
こういうとこがイギリスのコメディの特徴でしょうか。
まあ全編バカなことし放題でかのクルーゾー警部みたいなもんです。

しかし、このおっさん、面白い顔してますよね。

「Mr.ビーン」の頃から大好きです。

そういえば、今年8月、待望の劇場用新作「Mr.Bean's Holiday」が公開されます(^o^)

楽しみです。



音楽はエドワード・シェアマー。
「スカイ・キャプテン・・」の音楽で注目した人ですが、
なかなか音楽の方も本家をうまくパロッたスコアになっています。
しかも、バリーの007よりもどちらかといえば近年のデヴィッド・アーノルドの007を意識して作っていると思われるふしがあって心憎いです。
シーケンサーなんかもさりげなく使ってたりして、アーノルドっぽいです。
アーノルドの重厚さを取って軽めに仕上げたアクションスコアという感じで、アルバム単独でも楽しめちゃいます。
また主題歌も元テイク・ザットのロビー・ウィリアムスに歌わせちゃって、いかにも007風な歌になっています。
この主題歌はロビー・ウィリアムスとハンス・ジマーの共作になっています。
この他に、一時日本でもブレイクしたイギリスの美女ストリングス・カルテット「ボンド」の曲が入っています。


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MEN IN WAR
監督: アンソニー・マン
音楽: エルマー・バーンスタイン
出演: ロバート・ライアン、アルド・レイ、ロバート・キース、ヴィク・モロー、ジェームズ・エドワーズ
1957年 アメリカ映画



半世紀も前の相当古い映画でしかも白黒ですが、朝鮮戦争モノとしては1、2を争う秀作。
いきなりロバート・ライアン演じる中尉が率いる部隊が北朝鮮軍に包囲されている場面から映画が始まります。
南方の高地に撤退するため、部隊が後退を始めますが、
不利な条件の中で、部下をいかに無事に撤退させるかに苦悩する指揮官の姿がすごく良く描かれています。
後退の途中で兵士が次々と銃弾に倒れ、敵のトーチカを破壊した後、最後に生き残るのはほんの一握りの兵士という結末を迎えます。
救いようのない状況で描かれる戦況がタイトな演出と相まって、存在感たっぷりの映像に仕上がっています。
白黒なのに見応え十分です。(と思うのは僕だけかな(^_^;))



音楽は若き日のエルマー・バーンスタイン。
「十戒」が製作された翌年の作品で、まだまだデビュー間もない頃の作品です。
したがって、「大脱走」よりも「荒野の7人」よりも古い作品です。
音源はモノラルですが、重厚で風格あるマーチ(?)が既に将来の巨匠の片鱗を既に見せています。
後の「大脱走」を思わせるフレーズも出てきます。
なお、テーマ扱いされているメロにミッチミラー合唱団より数段落ちる男性コーラスを載せたちょっとダサい主題歌?も入っています。
当時の戦争映画や西部劇によくあるパターンですが、この歌モノはちょっと勘弁でした。
全体的に当時の戦争映画の王道を行くスコアですが、やはり当時の作品にしてはメロがある方だと思います。
サントラCDは、映画「Trial Of Billy Jack」(1973年)とカップリングになった限定盤CDが発売されています。
(但し、得体の知れないレーベルから出ているので、CD-Rかもしれません。)
スクラッチノイズ等は入っていないので、アナログ起こしではないと思うのですが・・・。
そう言えば、このスコアはその昔SUMIYA渋谷店さんでも復刻盤のLPが出ていたことがあります。

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HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
監督: デヴィッド・イェーツ
音楽: ニコラス・フーパー
出演: ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ブレンダン・グリーソン、リチャード・グリフィス、ジェイソン・アイザックス、ゲイリー・オールドマン、アラン・リックマン、マギー・スミス、エマ・トンプソン
2007年 イギリス/アメリカ映画



ハリー・ポッターシリーズも遂に5作目に突入。
ハリーも10歳で魔法学校に入って、5作目では5年生=15歳の設定になっています。
今回もまだ劇場に足を運んでいないので、未見のままのレビューです(^_^;)
監督もまたまたバトンタッチで、イギリスのTVを中心に活動していたデヴィッド・イエーツという人に替わっています。
この監督は次回作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」もメガホンを取るという噂です。
今回も脇を固める配役陣がものすごく豪華です。
ただ気になるのは・・・予告映像しか見ていませんが、だんだん冒険ファンタジーからアクション・ヒーローものと化していくような気がします(^_^;)



音楽は、デヴィッド・イエーツ監督と「The Girl In The Cafe」等のTVムービーで組んでいたニコラス・フーパー。
今回初めて名前を聞く人で、イギリスの出身のようです。
ジョン・ウィリアムス、パトリック・ドイルときて果たして、この無名な人で大丈夫か??
と思っていましたが、意外にいい音をしています。
お馴染みのテーマ曲とヘドウィッグのテーマを使用していますが、その他はオリジナルで作曲しています。
イギリス人らしいストリングスを上手に使った上品なスコアという印象を受けます。
あまり派手派手な感じはなく、人数が少ないのかオーケストレーションがそうなっているのか、前作までと比べるとこぢんまりとした印象です。
悪く言えば地味、よく言えば上品で流麗なスコア、意見が分かれるところだと思います。
映像と一緒になったところをまだ観ていないのでなんとも言えませんが、
初めて大作を手がけたという点を考慮すれば、いい仕事をしているのではないかなと思います(^o^)



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