サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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robo


ROBOTS
監督: クリス・ウェッジ 
音楽: ジョン・パウエル 
声の出演: ユアン・マクレガー、ハル・ベリー、ロビン・ウィリアムズ、メル・ブルックス、アマンダ・バインズ、グレッグ・キニア、ジム・ブロードベント 
2005年 アメリカ映画


20th FOX社製のアニメ最新作。
アイス・エイジのスタッフが再結集して作り上げた作品で、CGは驚くべき進化を遂げています。
アニメはPIXERだけじゃないって強く主張しているようで心強いです。
驚愕の映像は是非DVDで見たいですね。
ロボットが暮らす世界で発明家を夢見る主人公が仲間と力を合わせて悪に立ち向かうというストーリー。
声の出演も豪華で、個人的にはメル・ブルックスが出てることで評価アップ!
最近、メル・ブルックスの映画って少ないので、こういう出方でも嬉しいものです。



音楽は、新鋭作曲家の中で今一押しのジョン・パウエル。
この人の作品はどれもハズレがないんですよね
オケとドラムンベースをくっつけてみたり、クラシック畑でやってきた人にはなかなか出せない音です。
そういう意味では、ジュリアード音楽院出身のテクノ・アーティスト「BT」が今後彼のような音を出していくんじゃないかと思います。
で、本作は冒険ファンタジーもののアニメらしく、冒頭から賑やかに鳴らしてます。
スカっぽい音が出たり、ビッグ・バンド・ジャズ風あり、いつものテクノ・フレーバーあり、かなり陽気なサウンドが展開します。
トムとジェリーと彷彿とさせるドタバタ音楽もしっかり入っていて楽しませてくれます。
なお、ブラスの音を際だたせるため一部にエフェクターがかませてあるような気がします。
生音とシンセのブラス音との中間みたいな音になっていて面白いです。
本作はEW&FやWAR等の曲を収録したコンピレーション盤の方が先に発売されましたが、
スコア盤もこれに負けていません。
単独でも十分鑑賞に耐えうる作品です。
オススメです。
なお、コンピレーション盤の方は日本盤とアメリカ盤で収録曲が一部違っています。
日本盤は矢井田瞳の「マワルソラ」を収録した代わりに、アメリカ盤に入っていた「ロボット・シティ」をカットしています。
ジョン・パウエルと前衛パフォーマンス集団「ブルー・マン・グループ」とのコラボ曲で、イカした仕上がりの曲だったのに残念です。
この曲はスコア盤に未収録なので、さらに残念です。


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BAND OF BROTHERS
監督:フィル・アルデン・ロビンソン,リチャード・ロンクレイン,ミカエル・サロモン,デヴィッド・ナッター,
トム・ハンクス,デヴィッド・リーランド,デヴィッド・フランケル,トニー・トー 
音楽: マイケル・ケイメン 
出演: ダミアン・ルイス,ロン・リヴィングストン,ドニー・ウォールバーグ,フランク・ジョン・ヒューズ,
スコット・グライムズ,ニール・マクドノー

2001年 アメリカ映画



トム・ハンクス&スティーヴン・スピルバーグ製作による「プライベート・ライアン」の姉妹編的なTVミニシリーズ。
色彩を抑えた独特の映像と,戦闘シーンでのコマ撮り風のカメラワークが「プライベート・ライアン」を彷彿とさせます。
音響効果もTVムービーながら,「プライベート・ライアン」同様サラウンド効果バツグンです。
全10話に及ぶこの作品は,アメリカ第101空挺師団の兵士達にスポットを当てています。
「プライベート・ライアン」と同じく,ノルマンディー上陸作戦の頃から話が始まります。
前者が海からの上陸だったのに対し,こちらは落下傘部隊による空からの降下です。
グライダーからの降下シーンはCGを使用していますが、これまでの戦争映画には無い映像でなかなか見応えがあります。
1944年のフランスに降り立ってから,翌年の終戦までを描いています。
「遠すぎた橋」で描かれたマーケット・ガーデン作戦もちょっと出てきます。
群像劇の体裁を取っていますが,戦争という極限の世界の中での危機管理のあり方や
優秀な上司とダメ上司を対比して描き分けていたり,なかなか勉強になります。
「理想の上司とは」という題で会社の教養材料にも出来そうな感じですね(笑)。


音楽は「ダイ・ハード」のマイケル・ケイメン。
基本的にジョン・ウィリアムスの「プライベート・ライアン」に影響された音になっています。
かつての「戦意高揚型」戦争映画のようなマーチ調は一切無く,静かで落ち着いたトーンのストリングス・チューンが中心です。
戦闘シーン用のスコアもほとんど無く,激戦の合間の人間ドラマに比重を置いた音になっています。
テーマ曲は物静かな曲調ながら,哀愁漂う印象的な曲で,聴くとすぐに映像を思い起こさせます。
ケイメン自身もこの曲はお気に入りだったらしく,コンサート等でも好んで演奏していたようです。

劇伴での聴きものは、2、3曲目に収録されている2つの組曲。

それぞれ6分と9分の曲で、決して「燃え」ませんが、聴き応えは十分です。
でも、「プライベート・ライアン」以降、戦争映画の音楽って、こんな感じが多いですね。
個人的にはちょっと淋しい気もします。
なお、演奏はあまり馴染みのない名前ですが、ロンドン・メトロポリタン・オーケストラだそうです。
ケイメンは「ダイ・ハード」シリーズでもクラシックを引用していましたが、
ここでもベートーベンの弦楽四重奏曲嬰ハ短調をアレンジしてモチーフに使っています。

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die3


DIE HARD: WITH A VENGEANCE
監督: ジョン・マクティアナン 
音楽: マイケル・ケイメン
出演: ブルース・ウィリス,ジェレミー・アイアンズ,サミュエル・L・ジャクソン,コリーン・キャンプ,グレアム・グリーン,アンソニー・ペックサム・フィリップス
1995年 アメリカ映画


シリーズ第3作目は再びジョン・マクティアナン監督が登板。
本来は海洋アクションになるはずだったらしいのですが,「沈黙の戦艦」や「スピード2」にネタを先取りされた形でやむを得ず脚本を作り直したという曰くつきの作品。
海洋アクションになっていたら,どんな作品に仕上がっていたのだろうと興味が沸くところです。
というわけで,設定を組み直して出来た作品は,

シリーズ中最もダイ・ハードっぽくない作品になってしまいました。
今回は奥さんも電話の声だけの出演です。

今度は舞台がニューヨーク市全体で,地下鉄が爆発したり,タンカーが爆発したり,一見スケールアップしたような感じもしますが,このネタならダイ・ハードでなくても「リーサル・ウェポン」でも良かったかなと思います。
今回もテロリストが出てきますが,ジェレミー・アイアンズが1作目のテロ首謀者ハンス・グルーバーの兄弟という設定になっています。
また,変わったところでは冷酷な女テロリストをシンガーのサム・フィリップスが演じています。



音楽は,やっぱりマイケル・ケイメン。
3作目はアンダー・スコアは7曲だけ,他は既成のロックやラップ・ナンバーが3曲,クラシック曲が3曲入っています。
このシリーズは全作を通じてクラシックが挿入されていますが,今回はモロソフ,ブラームス,ベートーベンが使われています。(但し,ベートーベンの「第9」については,本編からリジェクトされています。)
劇伴はこれまでのテーマを継承した作風になっていて,安心して聴けますが徹底したアンダー・スコアなので新鮮味はありません。
さらに,テロリスト側のテーマとして使われたトラディショナルの「ジョニーが凱旋する時」は,何故か未収録です。
劇中,かなり効果を上げていたので,なぜ収録されなかったのか不思議でなりません。
あまり印象にも残らない既成曲を入れるくらいなら,スコアを増やせば良かったのにと思います。

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die 2


DIE HARD 2
監督: レニー・ハーリン 
音楽: マイケル・ケイメン Michael Kamen
出演: ブルース・ウィリス,ボニー・ベデリア,ウィリアム・サドラー,ジョン・エイモス,フランコ・ネロ,アート・エヴァンス,デニス・フランツ,ロバート・パトリック,ジョン・レグイザモ
1990年 アメリカ映画


前作に引き続き,ジョン・マクレーン刑事の「クリスマスの悪夢(笑)」を描いています。
今回は空港が舞台で,護送中の南米麻薬王エスペランザ将軍を奪還しようとするテロリストにより空港が機能麻痺に陥ってしまうという設定。
管制塔の機能を乗っ取られて、着陸を待つ旅客機すべてが人質になるというところがスゴイです。
前作をしのぐスケールで、特殊効果もスター・ウォーズ等でお馴染みのILMが担当。
爆破シーンも旅客機が地上に激突する等、見せ場たっぷりです。
またまたクリスマスで、しかもまたまた女房が人質になるところが面白い。
監督は当時若干31歳のレニー・ハーリン。
フィンランド出身で、ハリウッド2作目となる監獄ホラー「プリズン」が予想以上に面白く注目していたのですが、本作で遂にブレイクします。
(しかし、その後はワンパターンな演出が飽きられるようになり、現在低迷気味です。)
本作では、往年のマカロニ・スター、フランコ・ネロがエスペランザ将軍を演じており、オールド・ファンはニッコリです。
また、テロリスト役で「T2」のロバート・パトリックとジョン・レグイザモが出ています。



音楽は3作を通じてマイケル・ケイメンが担当しています。
マイケル・ケイメンはジュリアード音楽院出身ながら、ロックとクラシックの融合に目覚め、
ピンク・フロイドやロジャー・ウォーターズのプロデュースを始め、果てはゴキバキメタルバンドのメタリカと共演したりしています。
本作も前作の流れを汲んだスコアになっており、全体的に音楽もスケールアップしています。
特に後半10,11曲目の怒濤のアクション・スコアは圧巻で、かなり「燃え」ます。
このシリーズは毎回クラシックを取り入れていて、前作がベートーベンの「第9」で、
本作ではフィンランドの作曲家シベリウスの「フィンランディア」を挿入しています。
レニー・ハーリンが同国出身なので、監督の意向が働いたのでしょうか。
真偽のほどは不明ですが、19世紀末の作品なので、劇伴と違和感なく収まっています。
この曲はラストのエンド・クレジットとして、前作とおなじ「Let It Snow・・・」に引き続いて演奏されます。
あまりポピュラーな曲ではない上、最初は暗めの始まりをしますが、ラストに近くで一気に盛り上がっていきます。
この曲はアルバムの最後に約7分に渡って収録されています。
この曲の使用は正解だと思います。

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die hard


DIE HARD
監督: ジョン・マクティアナン 
音楽: マイケル・ケイメン 
出演: ブルース・ウィリス,アラン・リックマン,ボニー・ベデリア,アレクサンダー・ゴドノフ,レジナルド・ヴェルジョンソン,ポール・グリーソン,ウィリアム・アザートン,ハート・ボックナー
1988年 アメリカ映画


その後のアクション映画の流れを変えた正にエポック・メイキングなアクション作品。
クリスマスの夜にテロリストに占拠されてしまったハイテクビルを舞台に,刑事がたった1人でテロリスト相手に戦いを挑む姿を描いた作品。
ジョン・マクティアナン監督作品は当たりハズレが大きいのですが,これは「大当たり」。
凝った脚本と,リチャード・エドランドによる当時のアクション映画としてはド派手な特殊効果(SFX)が見事でした。

テロリストを攪乱するために、ハイテクビルのエレベーターの中にプラスチック爆弾を突っ込んで爆発させたり、ロケット・ランチャーで装甲車を撃ったり、火薬の使用量はまるで戦争映画並みです。
ブルース・ウィリスもカッコいい刑事じゃない,そこらのおっさん風なところがまた人間臭くて良かったと思います。



音楽は一昨年50代の若さで急悼したマイケル・ケイメン。
テーマ・メロディらしいものはたったの「チャ~ララ~ ラ~」だけ(笑)
にも関わらず一度聴いたら「ダイ・ハード」だと分かってしまう仕事は,ドン・デイヴィスの「マトリックス」の方法論に近いものを感じます。
公開時にはサントラは発売されず,長らくアルバム化を切望されていましたが,
数年前に米Vareseレーベルから限定3,000枚ながら正規盤がリリースされました。
(ただ残念なことに現在は入手困難です。)
全76分収録のフル・スコアです。
劇中の挿入曲としてクリスマスムード満点の「ウィンター・ワンダーランド」,「クリスマス・イン・ホリーズ」,「レット・イット・スノウ・・・」の他,「シンギング・イン・ザ・レイン」,ベートーベンの「第9」等が流れていました。
これらの曲はアルバムには未収録ですが,劇伴の中で随所にそのフレーズが顔を出します。
所々でジングルベルの音も入ったりして,ケイメンのユーモアを随所に感じることが出来ます。
特に「シンギング・イン・ザ・レイン」は,劇伴の重要なフレーズとして頻繁に出てきます。
マイナーにアレンジされてサスペンスフルに変身しているので,一聴しただけではなかなかそれと分かりません。
「燃え」度も比較的高く,アルバム後半のバトル・シーンの10分に渡るスコアが聞き物です。
元々のソース音源の音質が悪かったのか,残念ながら音質がちょっと悪いです。
(でも,海賊盤に比べるとかなりいい方だと思います。十分鑑賞に堪えます。)


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