サノフィ・アベンティス日本法人のパトリック・ショカ社長は4月12日の記者会見で、今年の事業目標として、▽糖尿病、オンコロジー(がん)領域での活動強化▽抗血小板剤プラビックスや抗アレルギー剤アレグラ、睡眠導入剤マイスリーなど主要製品の継続的売り上げ拡大―などを挙げ、販売数量ベースで4年連続の2ケタ成長達成に意欲を示した。

 同社は4月に、研究開発から販売まで一貫して取り組む「糖尿病ビジネスユニット」を創設。同ユニットのヘッドに就任した内藤寛之氏は、「日本国内では、薬物治療中の約7割の患者の血糖コントロールが不十分といったデータがある」などと指摘し、「弊社の製品もしくは情報提供によって、患者さんのよりよい血糖コントロールに貢献していきたいと決意を新たにしている」と述べた。

 その上で、「糖尿病領域の真のリーディングカンパニーになる」とし、経口薬(スルホニルウレア薬)アマリール、基礎インスリンのランタス、追加インスリンのアピドラを中心とした既存製品の最大化や、開発パイプラインの充実を図るとしたほか、「日本とアジア・パシフィックで、既存品および新製品に関するエビデンスを構築して治療に貢献していく予定だ」と語った。

 また、「オンコロジービジネスユニット」のヘッドのパスカル・リゴディ氏は、「この領域でリーダーシップを維持する用意が整っている」と述べ、欧米で開発最終段階にあるカバジタキセル(予定適応=前立腺がん)、BSI-201(乳がん)について、日本国内で近くフェーズ1試験を開始する予定とした。また、血管新生阻害剤アフリベルセプト(Aflibercept)について、国内で3つのがん腫でフェーズ1試験が進行中と説明した。

 医薬品市場調査会社IMSジャパンの市場統計によると、サノフィ・アベンティス日本法人の昨年の売り上げは2659億円(前年比12.3%増)で、販促会社(MRによる学術宣伝を通じて販促活動を行っている製薬企業)レベルで10位だった。ショカ社長は「5年以内に国内トップ5を目指す」と述べた。


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