無はそこにある。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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以前、トリートメントの入っている壺のようなパッケージを綺麗に使いきる方法…について掲載したと記憶しています。パッケージを開けて、ただ私の長く伸びた髪の先をゴムベラがわりに使って「こそげとる」だけなのですが。これをやっている間はいかに1回で毛先に多くトリートメント剤を付けきるか…そんなことを考えながら集中しております。一瞬ですが、「無」の扉を叩けます。

無の扉を叩いてちょっと開ける…それくらいの趣に浸れる方法も知っています。洗濯機についているホコリやゴミをキャッチする網目状のフィルターに「無」は潜んでいます。そこにたまったホコリを手でとり、固めるように丸めます。丸まったそれでフィルターの細部や蓋の周りを更に拭っていくのです。上手くいけば他に掃除用品がいらないので、ホコリの玉が崩壊しないように、そっと、でも力強く掃除していく時間が、「無」になれるような気がしてなりません。

ホコリって大体灰色だと思うので、私はこのホコリの玉を「ぐれだま」と呼んでいます。