自然治癒力研究所のブログ

心と体の癒しのブログです。


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 森下敬一自然医学メールマガジンより抜粋です。

今回は、男女を問わず日本人には結構多くの方が悩んでいる痔ですが、人には話しにくいテーマですね。

 

 お寺に行くまで(つまり死ぬまで)治らないところからその名(痔)がつけられたと言われるほど、痔は治りにくい病氣とされている。
 また、「4人にひとりは痔にかかっている」とか、「成人男女の半数以上に痔の傾向がある」とか言われている。

昔も今も日本人にはとくに多い病氣で「色氣と痔の氣のない人はない」という。”一億総痔ぬし説”もあるくらいだ。
 とは言え、痔という病氣がとくに治りにくい病氣、というわけではない。

病氣が治るか治らないかは、治し方次第なのだ。
真因を知って、正しい治療法をおこないさえすれば、必ず根治できるものなのである。

 肛門は、胃 → 小腸(十二指腸、空腸、回腸)→ 大腸(盲腸、結腸、直腸)と続いてきた消化管の終点に位置している。
人間は直立姿勢をとっているから、もともと肛門部はうっ血のおこりやすい状況にある。
 だから、肉、卵などの動蛋食品、白米、白砂糖などの精白食品を常食して血液を酸毒化させて血流を悪くしたり、組織をゆるませたりする条件を与えておれば、肛門部の病変は非常におこりやすくなる。

 白米、肉、白砂糖を多食している現代人は、だれもが痔になりやすい要素をもっているわけである。

肛門の内部は痔輪という輪状の高まりを境に、それより上部が粘膜、下部が皮膚になっている。この粘膜の表面近くに静脈が約3センチくらいの幅で、網目状に密に分布しており、ここにうっ血がおこると痔になる。

 痔輪の外には、二重に肛門括約筋がとりまいて腸の開閉を行なっている。

内側の括約筋は、内臓を構成している筋肉と同種のもので、意志に関係なく、排便反射によって開く。
だが、外側の括約筋は手や足を動かすものであるため、大脳の指令通りに動く。
静脈血は、この肛門部から心臓へ帰らなければならないわけだが心臓までの数10センチもの道のりを重力に逆らって昇らなければならない。

しかも「弁」がない。普通は身体の表面近くを流れている静脈には「弁」があって、血液の逆流を防いでいる。

その静脈の流れが悪くなり、うっ血がおこると、静脈の一部が腫れる。その部分が大変弱くなるので、排便の際の圧迫や摩擦で破れやすくなる。

 この出血が痔の主要病状で、痔はヘモロイドというが、これは「出血する」という意味を持つ。

便器が真っ赤になったりするのでびっくりしてしまうが、痔の出血はそれほど恐れなくてよい。

多くは局部的に血圧を調整するための出血だから、うっ血を解消しさえすれば自然に出血しなくなる。

猛烈な痛みがおこるのは、うっ血に引き続いて炎症がおこるためだ。

 痔と言われる病氣は、症状や形態の違いから、いぼ痔(核)、きれ痔(裂肛、痔裂)、痔瘻(じろう)の3種に大別されている。

 いぼ痔は直腸や肛門のまわりの血流が悪くなり、静脈がうっ血したもの。
これはできる場所によって、内痔核と外痔核に分けられるが、前者の方が断然多い。
なお、内痔核が肛門の外に出てしまったのが脱肛である。

 内痔核は肛門内や直腸下部にできるもので、普通は外から見えず、肛門鏡を使って肛門を開かないと見えない。

肛門部の静脈の血液は腹の中の門脈という血管を通って肝臓に向かうが、手や足の静脈と違って、血液の逆流を防ぐ弁が門脈にはついていない。
したがって立った位置でも座った位置でも、肛門部の静脈はもっとも高い血圧を受けて、静脈瘤をつくりやすい。


<3種に大別される>

 とくに便秘がちの人、およびこの部位に弱点のある人が妊娠した場合などは、腹圧の高まりが、ストレートに肛門の静脈圧を高めることになる。
それはまた同時に、激しい出血をおこす条件でもある。
また炎症がひどくなると、猛烈に痛み、歩くことも座ることもできなくなる。

 一方、外痔核は、内痔核に比べると数は少ないが、肛門のふちにできるものである。
これは、肛門の皮膚と外括約筋の間にできる静脈瘤で、平たく盛り上がったこぶとして肛門の外に見える。

普通は内痔核ほど痛くないけれど炎症がおこると強い痛みがおこる。
大抵、数日で軽快するけれど、根治療法をおこなわなければまた新しい外痔核ができる、ということを繰り返す。

 きれ痔は、肛門部の皮膚や粘膜にできる裂創で、極めて痛みが激しいのが特徴。
組織が弱くなっている時に、硬い便塊の通過によって生じるもので、非常に治りにくい。
内痔核のような多量の出血はないが、排便時の激痛のために約筋は痙攣を起こすこともある。

排便をこわがるために便は一層硬くなって、ますます悪化させてしまう。
 このきれ痔は、男性ばかりでなく女性にも相当見られ、若い人にも意外と多い。

軽度のものや新しいきれ痔は割合に治しやすいものだけに、根本療法をしないで、繰り返し切れていると、潰瘍になっていよいよ治りにくいものとなる。

 もう一つは痔瘻。肛門部の粘膜にはポケット状のくぼみがあり、汚物がたまりやすい。
しかもここには肛門腺があって、便のすべりをよくするための粘液を分泌している。
そんな訳で、この部に炎症がおこると、細菌の発生・増殖を招きやすく化膿しやすい。
すなわち、肛門部の粘膜に化膿性の炎症がおこると、膿瘍と呼ばれる状態になる。
それが痔瘻(じろう)なのだ。

結核体質の人がかかりやすいものだ。
 痔瘻それ自身の症状は軽いが、痔瘻からは膿汁、粘液の異常分泌出血がいつまでも続き、下着を汚して、非常にうっとうしいものだ。
痔瘻は切開して膿を排出してしまわなければ治らないといわれるが、手術しても治らないものが多い。

そこで結核性の疑わしい人の痔には手をつけないほうがいいというような事が外科医の間では言われている。体質を改善する以外に根治はできないものである。

 肛門部の血行障害は、運動不足や寒冷によってもおこりやすい。
だから長い間、座業をしたり、自動車の運転をしたりする人におこりやすく、季節的にみると、血管が収縮して血行が悪くなりがちな冬季に多くなるはず。

 ところが、最近はそれ以外の場合にも同じように多くみられるようになった。
もっと基本的な生理機能のレベルで血行障害が起こりやすくなっているのである。
つまり、血液性状の混乱および血管の運動性減退で、血液自体が流れにくくなっているのだ。

原因は、白米・肉食の過食だ。この不自然な食生活は、血液を酸性化させて流れにくくするうえに、腸の機能を混乱させて便秘を引き起こす。

 すなわち、腸壁の細胞に必要なミネラルや酵素などが供給できないうえに、有害バクテリアの産生する毒素が作用して、腹は異常に収縮したり、逆に異常に弛緩したりする
そのため、便の移送がスムーズにいかなくなる。
尚、肉、卵の蛋白質と精白した炭水化物(クッキーなどのお菓子)は、何よりも便秘を引きおこし易い食物である。

肉などの蛋白質は多大な負担をかけて腸を疲れさせてしまうし、炭水化物は化学的に純粋な姿になるほど腸壁にへばりつきやすくなるからだ。
この症状が、肛門部のうっ血に引き続いて痔をおこす強力な要因となる。
排便反射がスムーズにおこらないため、腹圧を高めて押し出そうとする。
しかも排便の際には、硬くなった便が直腸壁を圧迫するのである。

 そこで、まず第一になすべきことは便通を整えることである。毎日決まった時間に排便するよう、規則正しい習慣づけをするとよい。
朝の忙しさに追われて、便意を抑えたりすると、正常な便意が起こらなくなって便秘症を招いてしまう。

朝、強い便意がおこるのが自然のリズムなのだ。


<白米肉食による血行障害が原因>

 運動不足の生活では、胃腸の働きは不活発となりストレスの多い環境では、自律神経も不安定で、ますます常習性便秘に傾きやすい。

極力体を動かすことも大切なゆえんだ。

 ところで、運動というと、痔の場合には局所的な筋肉のトレーニングがとても効果的である。

入浴の際など、肛門の全周にわたって、ゆっくりと強くマッサージすると肛門部の血流状態は著しくよくなる。

 また肛門括約筋や肛門挙筋をきたえるために、肛門を意識的に閉じたり、緩めたりする運動もたいへんよい。

これは通勤の電車や自動車の中でもできるし、立っていても座っ
ていても体を動かすことなく、人に知られずにできる運動であるから、ぜひ根氣よく続けて実行したい。

また、ふとんの中で上を向いて寝たまま肩とかかとだけで体を支え、弓なりに反りかえって腰をうかせるようにする運動を繰り返すのもよい。

体を浮かせた時には無意識のうちに肛門の筋肉や支持組織を収縮させることになり、局所の循環状態もよくなる。

 また腹ばいになって、肛門の近くの臀部を仙骨の上から続けて叩くのもよい。
軽い痔核では、こういった運動を励行しているだけでも治ってしまうことが多い。
長時間の座業や会議、マージャン、ドライブなどは下半身のうっ血をきたしやすい。
だから、このような機会の多い人は、とくに全身および局所の運動を心がけたい。

 外科手術をすると早くすっきり治ってしまうように思われがちだが、決してそんな事はない。

外科手術で治らないものも多いし、あとで肛門狭窄をおこす場合も少なくない。
極力、外科手術は避けたい。

 肛門部はもともと汚れやすい部位であるから、それに耐えるような強い組織につくられているもの。

そこに炎症がおこったり、キズが治りにくいというのは、体質的欠陥があるためである。

体質を改善すれば、どのタイプの痔であっても必ず治せるものである。
体質を悪化させて痔をおこしやすくする代表的な食べ物は、白砂糖、動蛋食品。
そして内容はともあれ過食も大敵。
これは抗ストレス力を著しく減退させることによっても、痔を発生・増悪させやすい。


<玄米・野菜・海藻食で治る>

 体質を改善するためには玄米・菜食中心の食事に切りかえなければならない。
とくに玄米の胚芽成分は何よりも血液性状の正常化に有効に作用するので、主食として玄米ご飯を食べることが絶対に必要。

 副食は、山菜、海藻類、季節の野菜(根菜類および葉菜類)と魚貝類をとる。
とくにひじき、こんぶ、わかめ、春菊、セリ、セロリ、ねぎ、ごま、ごま油。梅干はとくに有効な食品なので常食するようにする。また、果物は極力控えること。
お茶代わりに、ハトムギ、ヨモギ、カワラケツメイなどの薬草茶を飲むことも大切な条件。
また、胚芽、葉緑素、酵素、朝鮮人参、ローヤルゼリー、などの健康食品を用いると一層効果的である。

 

 

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 何か体験した瞬間、頭が真っ白になったり、体がフリーズしたり、ということが起きる場合があります。

これは解離や凍りつきと言われる、自分を危険から守る心的状態で、外界から危害を加えられるだけでなく、心理的に苦しい時にも起こります。

 

 例えば、小さい頃自分が何かすると大きな声で怒鳴られた心理的影響が、大人になって自分が正しいことをしていても大きな声で怒鳴られたら、頭が真っ白になり思考が飛んで反論できなくなってしまう何てことが起きるかの知れません。

 また、PTSDでとても怖い経験(東北の津波や戦争など)をしても、それに引っかかるような出来事で解離状態になることもあります。

 

 前回、トラウマ反応は、頭の記憶ではなく、まずは身体の記憶で起こるものという話をしました。

この身体の記憶とは何でしょう。

 

 人がとても危険な筐体になれば、次の3つの行動になります。

例えば、山で大きな月の輪熊に出会ったらどうでしょう。

 

1.逃げる

   これができれば、無事でいられる可能性が高いです。

 

2.戦う

   戦える可能性がある相手なら、これも選択肢になります。

この場合、アドレナリンを分泌し、呼吸、脈拍を早くして、瞳孔を広げものが集中して見えるようにし、血液が筋肉に集中し素早い動きができるような身体反応が自然に起きます。俗に言う火事場の馬鹿力という状態ですね。

今回の月の輪熊に出会ったら、空手の名人の大山倍達ならいざ知らず、普通の人はまず戦いのは不可能でしょうから、そのような場合は瞬間的にこれは選ばないことになります。

 

3.凍りつく

   これはうずくまって、体を固め意識を飛ばしてその場をやり過ごすことです。

人は体の前面に、内臓がありますので自然とうつ伏せで丸くなり、呼吸と脈拍は非常に遅くなり、背中を噛まれても出血も少なく、痛みも感じなくすると言う、自然な生き延びる生存本能が働きます。

 

 1あるいは2で回避できたときは、問題が少ないですが。3で回避した場合では身体にその大きなエネルギーが残ります。

 このような場面に出会った動物(ウサギ、鹿など)は、その場をやり過ごせた後、身体を震わせてこの身体の内側のエネルギーを解放するという自然の行動をすることで、何事もなかったかのように日常に戻っていきます。

 

 しかし、人間はそれができないので、身体の内側にそのエネルギーを閉じ込めてしまうのです。

それが俗に言うトラウマやPTSDと言われるものです。

 

 それによって、何かその閉じ込めたエネルギーを刺激するようなことがあれば、凍りつきの状態が起こるわけです。

 ですから、このようなものを抱えたクライエントは、思考のやりとりである相談やアドバイスでは解放されません。

残念ながら、日本は精神科では薬による症状を抑える治療が主体で、心理療法自体欧米に比べ非常に遅れています。

また、心理療法は民間療法になってしまうので、怪しげなものもや経験不足のところも少なくありませんので、しっかりしたところを選ぶという難関があります。

 

参考に当研究所で行なっている心理療法のURLは

http://www.tees.ne.jp/~spirit/pages/healing(heart).html

 

 

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 2017年10月28日(土) のブログに「からだの記憶」について少し書きましたが、その続きです。

 

 「からだの記憶」は、単なる動作のパターンではありません。それは、心身の反応すべてを含むパターンです。

からだに染み付いたトラウマ記憶が、トラウマの瞬間のストレス反応を繰り返し再演するとき、からだはトラウマの瞬間の姿勢をとるだけでなく、内臓も、手足も、内分泌系も、免疫系も、からだのありとあらゆるシステムが、トラウマの瞬間のパターンを再演します。

 それが慢性的に再生されるということは、からだのあらゆるシステムが、トラウマの瞬間のストレス反応を繰り返していて、単にこトラウマは、こころだけでなく、からだ全体で再体験しつづけているということです。

 愛着障害やPTSDなどの人たちは、単にこころの問題に悩まされるだけでなく、心身症や自己免疫疾患やがんや、その他ありとあらゆる病気になりやすいことがわかっています。

それは、トラウマが「こころの問題」でも「心理的な葛藤」でもなく、からだの記憶であり、トラウマの身体反応が右脳の手続き記憶に刻まれ、からだ全体で再演されているからです。

 

 ガボール・マテは、「トラウマを〈精神的な〉問題、さらには〈脳の病気〉だと考えている。しかし、トラウマはからだの中にも生じる何かなのである」と話している。

 実際に、トラウマが最初に、真っ先にからだに生じることを示している。トラウマに関連している精神状態は重要ではあるけれども、二次的なものである。からだから始まり、こころが後に続くのだ、と彼は言う。

 

 したがって、知性や情動さえも関与させる「対話による療法」では十分に深いところまで到達しないのである。

 

 当研究所で行なっているカウンセリングは、ゲシュタルト療法という体の声を大切にして、クライエントが体と対話したりします。

最初不思議に思われる方もいらっしゃいますが、思わぬ展開にびっくりされたり大きな気づきを得られたりしています。

http://www.tees.ne.jp/~spirit/pages/healing(heart).html

 

 

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森下敬一 自然医学メールマガジンからの抜粋です。

 

【便秘のカラクリとその害作用】

現代人の3分の1は便秘症。

「四百四病・八百八病はすべて宿便から起こる」

「病氣はたった1種類しかなく、それは排泄障害である」

など、洋の東西を問わず、病氣のすべては便秘(宿便)から起こるといわれてきました。今回は、便秘のカラクリとその害作用について述べた、森下博士の記事から取り上げてみました。そして、毎日が快便で、健康であるためには、食生活を正すことが大切 であり、便秘には、特に肉食・甘いものが大敵。玄米・菜食を実行し、規則正しい生活リズムを守ることこそが必須だと言われます。

<排便は大蠕動のおかげ>

 少なく見積っても、現代人の3分の1は便秘症である。
東洋医学では、便秘を重視して、昔から四百四病・八百八病はすべて宿便から起こるといいヨーロッパでも病氣はたった1種類しかなく、それは排泄障害である
と指摘する学者もいる。

 さて、排便という現象のカラクリであるが、

第1段階:便塊の形成
第2段階:排便反射

の2段階に分けるこ とができる。

 まず、第1の段階では、小腸から大腸へ送り込まれた腸内容物は、そこをゆっくり経過している間に水分を吸いとられ、次第に便塊がつくられる。ゆっくり経過するのは、大腸に逆蠕動(ぎゃくぜんどう)という特別な働きがあるためである。

 それは、こういうことだ。
直腸のわずか上方に強くくびれたところがある。ここには、筋収縮ホルモンであるアセチルコリンを分泌する神経細胞が豊富に存在しており、1分間に5~6回の割で、拍動が起こる。それがゆるやかな波となって、腸内容物が流れていくのとは逆方向に伝わっていくのだ。
 なお、このくびれで大腸内腔は閉じられていて、それより下方は、通常はカラッポ。
それで、くびれ部に起こった拍動は下方(肛門の方向)へも伝わるのだが、波は、きわめて弱く、わずかの距離を伝わると消えてしまう。

 ともかく、逆蠕動によって、腸内容の移送は極くゆっくりとおこなわれる。その上、大腸には2、3ヶ所に緊張性収縮輪と呼ばれるくびれができこの部位に逆蠕動が伝えられると、くびれは一層強くなり、ここでせきとめられて内容物の進行はいよいよ遅らせられる。この間に、水分が吸収されるのである。

 次に、第2段階。
第1の段階で、便塊はまず、逆蠕動の起こる部位より上方にたまる。それが一定量になると、それだけ大腸がふくれ、粘膜も引き伸ばされて、粘膜内反射が起こる。
 つまり、大腸の最も上の部分に強い収縮が繰り返し起こり、この収縮が強い波となって下方に伝えられる。これが大腸の大蠕動だ。
 この波は逆蠕動などものともせず、内容物を直腸へ送り込む。この時点で大脳への刺激が伝えられて便意も起こる。 内容物が直腸内に入ると直腸壁が引き伸ばされ、排便に必要な一連の反射が起こる。

 すなわち、直腸が強く収縮するとともに、腹筋、横隔膜も強く収縮して腹圧が高まり、排便が行なわれる。これら一連の作用が正常に行なわれるためには、腸の機能そのものが健全でなければならないし、排便のタイミングをよくしていかなければならない。
 それによって、腸壁の細胞を養っている血液の質を良くしていくのだ。また、腸に送られてくる血液も、他の部分を巡っている血液と同様、造血器官で造られ肝臓や腎臓で解毒作用を受けてくる。これら経由器管の機能を健全にするためにも良質の血液が
必要だ。結局、回り道のようではあるが、腸の働きを健全にする最も確実な方法は、食事の改善である。排便のタイミングを良くするということは、大腸に大蠕動が起こるときを利用して、一氣に排出するということ。
 腸の活動は、食物の摂出あるいは昼夜のリズム、精神作用などからさまざまな影響を受けるもので、最も多く見られる悪いケースの1つは、時間ギリギリまで眠っていること。これでは、たとえ大腸の蠕動が起こっても、それに応ずる余裕はない。
 学校や職場では、便意を抑えてしまう。やっとくつろいだ時には、もう便意は消えている …… この繰り返しが便秘症を生み出すのだ。

<肉食・甘いものは大敵>

 便秘を引き起こす原因はいろいろ考えられるが、最大の原因は甘いものの摂り過ぎと、肉食の過剰にある。甘いものは腸の壁をたるませてしまい、肉食は腸機能の混乱を起こすことによって、便秘を招くのだ。国民の大多数が、肉食による便秘に悩まされているアメリカでは下剤が一番多く売れ、年間600億円をくだらないという。肉や卵は、いわゆる繊維分が少なく腸の粘膜を刺激することも少ないので、消化された食物は、腸管内に停滞しがちだ。そのため水分の吸収が進み過ぎて、便は異常に堅くなって、秘結してしまう。
 もっとも、この肉類は、腸内で異常分解を起こしやすく、そのために腸の粘膜が炎症を起こしたり、ただれたりすると、逆に下痢を招くことにもなる。

 ともあれ、肉類の常食は、便秘を起こし、次いで腸内において腐敗発酵を起こす。
 その毒素 が吸収されて、血液を著しく酸毒化するため、悪質な慢性疲労(アンモニア疲労)を招いたり、あるいはノイローゼや不眠症を起こす。疲労、ノイローゼ、不眠症のほとんどは、便秘からくると考えてよい。そして便秘によって引き起こされたこれらの障害は、今度はそれが原因となって、いっそう頑固な便秘を引き起こす。
 つまり、悪循環をきたすわけである。便秘は、弛緩性、痙攣性、直腸性の3つのタイプに大別できる。

 弛緩性便秘とは腸とくに大腸の緊張が緩み、腸の内容物を移動させるための蠕動が弱く、そのために便が停滞する場合である。
一般に、白米・白砂糖を過食し、内臓下垂の傾向をもっている日本人にこの種の便秘が多い。とりわけ虚弱体質・低血圧・胃下垂(あるいは子宮下垂)のある場合にこの弛緩性便秘となりやすい。

 痙攣性便秘は、腸の壁が過度に緊張し、絶えず痙攣を起こしているために、便の移動が、ストップし、その間に便に含まれる水分が必要以上に吸収されて、秘結してしまう場合である。このタイプの便秘症になっている人は、顔色に精彩がなく、皮膚はうすぎたなくたるみ、目はドンヨリして、しかもイラ立っているといったノイローゼ氣味の特徴をもっている。

 直腸性便秘は、大便が直腸内にまで達していながら排便できないもので便意を抑制する習慣のある人に起こりやすい。

<便秘の害と治療>

 現代日本人の食生活は、精白食品と動蛋食品が中心となっているので、便秘の様相も複雑になってきている。便秘をすると停滞している便が発酵したり、腐敗したりする。
 そこから発生した有毒ガスや毒素が老廃物と一緒に血液中に吸収される。その有害成分が、全身を巡って行って、内臓細胞や神経細胞などに漂着して、頭痛、吐き氣、胸やけ、めまいなどを起こす。このような状態が進行すると、慢性病に移行する。
 とくに起こりやすいのは、高血圧、動脈硬化症、肝硬変などであり、場合によっては脳出血、狭心症によって突然死を招くこともある。同時に皮膚の表面にも発疹や吹き出物ができやすく、肌が荒れたり、たるんだりする。これは、便秘によって、腸内で生成された異常老廃産物や毒素が血液中に吸収され、これらの毒素が発散していく場合の姿としてあらわれたものである。
 また、便秘はノイローゼの温床になりやすい。便秘をすると血液が汚れ血液中の酸素成分はどの体細胞よりも、微妙な働きをしている自律神経機能の混乱を起こしやすい。
 とくに、肉・卵を多食している場合はあぶない。これらの消化物が腸内に停滞して、異常発酵すると、アンモニア、アミン、硫化水素、インドールなどのきわめて有害な毒素を発するからである。これらの毒素は、不眠や疲労の原因となるという別のルー
トからも、二重三重に神経症を助長する。
 この他に、便秘によって腹圧が高まり、横隔膜が押し上げられたり、大動脈が圧迫されたりすると、脳圧高進による頭重・頭痛、心悸高進や心臓肥大、それに呼吸困難などが起こる。また、下大静脈の圧迫は、子宮、卵巣、膀胱および直腸などにウッ血を起こし、生殖器疾患や痔疾を招く。さらに、糞塊の大腸壁に対する慢性的な刺激は、上位消化管に反射的に投影して、咽喉、食道、胃にガン腫をつくる。

 このように便秘の弊害は果てしなく広がってゆく。便秘などたいしたことはないとタカをくくっていると、取り返しのつかないことになろう。できるだけ早くその対策を講じておく必要がある。
 それには、まず便秘を招きやすい食品を極力避け、便通促進効果をもつ食品を極力利用することだ。とくに、白砂糖と肉をやめて、アズキ、ヒジキ、サツマイモ、コンニャクなどを極用を大いに助長するのは、酵素、葉緑素、胚芽の三大強化食品だから、これらもぜひ活用したい。腸のリズムを整え、排便のキッカケをつくるために、次のような点に注意する。

 まず夜寝る前に食物をとることは極力控え、遅くとも12時までには床につくようにして、睡眠を十分にとり、胃腸を十分に休息させるという準備態勢を整える。
 その上で、朝起きた時、少量の飲み水で胃に刺激を与えたり腹部に物理的刺激を与える。
 たとえば、梅干番茶を1杯飲む。塩ひとつまみ入れた冷茶を飲む。 また腹部マッサージや縄跳び運動など。自分に合った効果的な方法を見つけることが大切である。

<下痢の弊害>

 大便がその固有の形を失って、泥状あるいは水様となる状態を下痢という。ふつう大便は70%~80%の水分を含んでおり、80%以上になれば泥状となるし、90%以上になれば水様になる。原因がはっきりしているもので、症状が軽く、一過性の下痢なら、ほっておいても自然に治る。だが下痢状態が激しかったり、長く続くようなら、腸の機能そのものの建て直しを計らなければならない。

 下痢をすると栄養分の吸収が悪くなるため、全身の衰弱を招く。同時に水分が減少して組織水分が少なくなり細胞の機能が低下する。水様便が長く続いた場合は、とくに水分不足による害が目立ってくる。
 つまり意識障害、呼吸困難、体温の変調、嘔氣、嘔吐などを起こす。疫痢やコレラ、重症赤痢などが重篤な症状を呈するのも、毒素そのものの作用もさることながら、激しい下痢による 水分不足が大きな要因となっている。最近目立って多くなっている下痢は、過敏性大腸、全身性の病氣によるものである。

 過敏性大腸は、神経が過敏なために、わずかな精神的ストレス刺激ですぐに下痢を起こす。
 栄養成分の吸収が悪くなり、ますます過敏性は強められ体力的にガンバリが効かなくなる。
それと同時に、引っこみ思案となり、自分のカラに閉じこもる陰性な性格になりがち。
極度に陰性な性格は、積極的に他に迷惑を及ぼすことは少ないかもしれないが、判断や行動の正確性・敏捷性が失われていることから、やはり社会的には少なからぬマイナスを生むものだ。

 一方、下痢を起こしやすい全身性疾患には、たとえば、糖尿病や尿毒症がある。これらは、老廃物を体内にため込んだために血液が汚れ、腸機能が失墜した結果としての下痢だ。
 この場合の精神活動の特徴は、 体力のあるうちは、イライラしたり、短絡思考によって、周囲に積極的な害作用を及ぼしやすく、体力がなくなれば、過敏性大腸の場合と同様に、消極的害作用を招きやすい。
 下痢は、急性にくるものと、慢性のものとがあり、原因も様相もまちまち。だがいずれの場合も、直接的には、腸の蠕動の亢進、吸収の障害、水分の滲出という3つの原因が絡み合って起きている。腸には食物および飲料に含まれる水の他に、唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液などの水分も合合わさり、24時間に約4リットルが入る。その大部分は、小腸下部および大腸前半で吸収される。
 ところが腸の蠕動が異常に亢進すると、十分に吸収されないまま直腸に達して、排泄されるわけだ。重要なのは、このような状態が引き起こされた原因である。
 飲み過ぎや食べ過ぎ、寝冷えなどと言ったちょっとした不摂生でも起こるけれど、病氣の1つの反応として起こっている場合も多いので、状況をよく見ての判断が重要である。

 

 

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 今起きていることは、ただ起きているだけで、それに思考が意味付けして、苦しんだります。

ということは、起きていることを受け入れたら、とても楽になりますよね。

 

 これを習慣づける3つの言葉があります。

 

1つ目;「これで良かった」

 

 今起きていることも、過去のこともすべて「これで良かった」と唱えます。

とても、そう思えなくても、そう唱えます。

個から全体に視点が移っていき、良かったと思えるようになって来ます。

 

2つ目:「ありがとう」

 

 これは、小林正観さんなど何人かの方が、唱えることを勧めています。

どんなことでも、「ありがとう」と唱えると、後からそう思える感謝の気持ちが発見されます。

「ありがとう」と唱えていると、自然と人間関係も良くなりますね。

 

3つ目:「だから良くなる」

 

 「だから良くなる」と唱えていると、良い方向に向かっていくことになります。

 

 さあ、この3つをいつも唱えていると、今この瞬間がきっと幸せであることに気づくのではないでしょうか。

 

 

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