Ganapati Yoga

2016年秋にインド人ヨギと結婚しました。現在リシケシュに住んでいます。日々のインドでの出来事を綴っています。


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クンダリニー ヨーガ
スワーミー シヴァーナンダ著書
(ヒンディー語版)

英語版がオリジナルで、ヒンディー語版は後から翻訳されました。シヴァーナンダ師は生涯300冊の著書をのこし、桁はずれの才能をもつ近代の偉人です。

シヴァナンダ・ヨーガは世界中で、また日本でも、よく浸透した割には、日本語で入手できる書籍が多くない気がします。

ある日本語訳の著書で、タイトルを忘れましたが、笑える教訓小話を寄せ集めた物語集があり、シヴァーナンダ師のユニークな一面も感じるものがありました。しかし、これも廃盤になったのか、検索結果に出てこなくなりました。

シヴァナンダ・ヨーガというと、お弟子の一人、スワーミー・サッチダーナンダ師が提唱したとされる【インテグラル・ヨーガ】すなわち【総合ヨーガ】が思い出されます。

人の本来のダルマが忘れ去られ、世知辛い世の中が続く時代区分とされる、カリユガとよばれる現時代は、ひとつのヨーガ技法によるアプローチよりも、様々な技法のヨーガを用いて、霊性を磨きましょう、という総合ヨーガです。

ところが、このシヴァーナンダ師のクンダリニーヨーガの本を読むと、インテグラル・ヨーガとは全く同時進行できないぐらい隠遁者に近い環境を提唱しています。

後半では「(クンダリニー修行をする者にとって)無償の奉仕もしなくてよい」と、この本のやり方でする場合は、そう書いてあるぐらいです。カルマヨガを放棄するというと誤解されかねないので、説明を加えますと、「俗世間と関わりすぎるな、人混みにもまれるな」ということだと思います。

医師業から退き、世の安寧のために選んだ道が出家修行でした。ウッタラカンド州のナニタール周辺が出家前の拠点だったようで、この著書の中では、修行場として主に北インドの聖地一帯の地名があげられていました。その1つにブリンダーワンが記載されていますが、この地は多くのレストランで玉ねぎやニンニクが使われていないそうです。

シヴァーナンダ師の素顔を知るには、多くの著書を読みこみ、年代整理をしてみたり、自ら実践してみることが一番かもしれません。

クンダリニーヨーガは必ず経験豊富な師についてするべし、と書かれていますが、具体的な行法もかなり詳しく載っています。

それでは、「一人で練習してもいいんじゃないか?」って思ってしまいそうですが、本は知識にすぎず、師匠と出会ったときに、その技術が完成されるとあります。

書かれている内容は、ハタヨガプラディーピカーやシヴァサンヒターなどに見られる古典的伝統的なヨーガ行法が多く、大差はないかもしれません。

この著書の中では、108のウパニシャッドのうちのひとつ、ヨーガ クンダリニー ウパニシャッド(योग कुंडलिनी उपनिषद् )についても解説されています。

他、クンダリニーを覚醒させるために、何度も何度も述べられているのは「禁欲は不可欠だ」とされています。何が何でもエネルギーの塊を漏らしてはならず、体内で昇華して脳天に持ち上げるためにコントロールしなくてはならないと。これは、クンダリニー・ヨーガのほとんどの先生は口を酸っぱくして伝えていることかと思います。性欲に限らず、食欲や下方のチャクラと関係する働きを抑えて、昇華することが肝心です。

一部を抜粋しますと、

妻帯者は妻と同じ寝室で寝ないこと。
別の部屋で寝ること。

また、夢精をしやすい時間帯は早朝に多いので、日の出前のブラーフマ・ムフールタ(ब्राह्ममुहूर्त )の時間にはすでに起床しておくこと。

食事に対する姿勢もシビアで、内容の一部は、

ラジャスに分類される塩を摂ると、欲望が増し、舌のコントロールが駄目になるため、ケーチャリー・ムドラーも上達しないから塩は断つべし、とされています。

(しかし、注意書きでは、ケーチャリー・ムドラーは25歳までに完成させれば有効であるが、それ以降は体の筋肉組織とナーディが結合して出来上がってしまうので、舌を頑張ってカットしても意味がないそうです。私もラーマ先生に、するべきかどうか聞いたことがありますが、滑舌が悪くなってマントラの発音ができなくなるからやらなくてもいいよ、とのことでした。)

他の食事の指導では、驚くことに、玉ねぎとニンニクは肉食よりももっと害がある、とも。

真剣にする修行する者は、昼間は消化の早い果物と牛乳、そのうちどちらかだけでもよく、また、断食をする時はあまり人と会わずに一人で過ごすこと。

また、酒や珈琲、肉などを辞めるためには、一度自分の修行部屋に入り、神の前で辞めることを誓うとよい。また友人の前でも宣誓すること。動物が解体される現場をみて慈愛や情けが生まれれば、すぐに辞められるだろう。

上記のものを、なかなか辞められないことあるだろうから、サットサンガに参加したり、有益な本を読んだり、徐々に変えていくこと。もし、それでも辞められないなら、最後の手段は世俗を絶つことだ。それらが手に入らないところに住めば、辞められるだろう。


修行部屋について書かれている内容は、一部抜粋すると、

修行のためだけの特別な部屋を用意し、施錠をすること。そこには妻や子供、親友であっても入れてはならない。物は必要以上に置かないこと。


ほか、日々の修行に対するチェック項目

1 アーサナの名前を書く
2 瞑想の種類を整理して書く
3 日々、自らを高める読書として、何を読んでいるか
4 あなたにとっての、特定の食事は何か
5 数珠を使ってジャパをしているか
6 あなたには、瞑想のための別室があるか
7 その部屋はどのように作られているか?
8 ギーターを意味の理解と共に、読唱しているか。



ネットなどで、体験者の経験が語られているのを見ると、「クンダリニーは一度覚醒したあと、大変何にも変えがたい快楽を味わうが、情緒的な刺激が加わると、落ちることもあるので維持が難しい」とありましたが、

シヴァーナンダ師によれば
「ひとつのチャクラから上昇する際、それぞれのチャクラの象徴的ともされる花びらが開花し、上のチャクラに伝達されたあとは、その下部の花びらはつぼみを閉じて下を向くので、逆流して再び戻ることはない。」また、大きな弊害として「これがクンダリニーパワーだ、と錯覚や勘違いされることもある」ともあります。

サハスラーラ・チャクラというのは、開花されると、微細な音の違いがわかることから、言語に強くなるともされます。真の語学力は読み書きだけでなく、音から始まる言語、つまり耳で聴いて理解して、口頭で話す能力が期待できそうです。

クンダリニーという莫大なエネルギーが脳天をついて、第三者からみて生きてるか死んでいるかわからないぐらい静止してしまった人からすれば、もう語学伝達などは小さな1ジャンルなのかもしれません(・_・;)

空間を支配できるわけですから、音より早い光で、すべてを知り得るのでしょう。
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