PS4で東方深秘録の発売、東方の新作が発表され、しばらくたった今、ようやく秘封の新作である旧約酒場を聞きました。

 

最高だったよ!(正しい東方厨並の感想)

 

以下曲ごととアルバムの感想。

 

バー・オルドアダム
いつものフレーズっぽいフレーズが使われている、いつものようで、まったくいつもの曲ではない神曲。
暗く妖しい曲調なんだけど、酒臭い。このアルバムだと暗く妖しいから酒臭いのか。

 

燕石博物誌が連れてきた闇
新しいんじゃ!! 東方感は薄い。だが、やはり耳に馴染む。
3面道中感のある曲。3:16~の「アイッ」って効果音が可愛い。

 

リバースイデオロギー
若干原曲より音がこもっている。それ故原曲のような突き抜けたアマノジャク感は無い。
それよりも、もっと暗い雰囲気。個人的には原曲のが好きだけど、旧約酒場としてはピッタリ。
あとループするところが原曲とは違う。1ループ目、2ループ目にそれぞれアレンジが加えられていて、原曲とは全く違う曲になっている。

 

アウトサイダーカクテル
これも新しい感のある曲。しっくり来ない。騒がしい曲。
あえて当てはめるならEXボスって感じかな。でも、ほんとに今までの東方らしさが無い。

 

大神神話伝
原曲からかなりアレンジされている。個人的には原曲より神話感が増して好き。
ブックレットのストーリーがゾワゾワする。

 

パンデモニックプラネット
新作(紺珠伝)から唯一のアレンジ。燕石博物誌には3曲入っていたので、貴重。
パーカッションが目立つ。もっとここまで聞いてどの曲にも感じるのは「妖しさマシマシ」ということ。
だからこそ、サビのZUNペットをかき鳴らしているところは、涙腺に来る。

 

旧世界の冒険酒場
いいいいいいいいんじゃないですかねえええええ!!!!
妖しさの中にもノリがある。いつもの東方だよ!! これが!!!
秘封らしさも、妖しい酒場らしいさもある、良曲。

 

魔界地方都市エソテリア
こんなにいい曲だったんかこれ……。
今まで(原曲を聞いた限り)はただの道中だったんだけど、このアルバムで聞いた瞬間、孤独感と未開の地感の溢れる曲だと気づいた。
このアルバムのアレンジのせいか? すげぇ良いアレンジ。そして、アレンジの結果、今まで気づかなかったすげぇいい曲になっている。

 

亡失のエモーション
冷たく寂しい原曲と比較すると、この曲もまったく違う様相を見せた。
ピアノの一音一音が心にのしかかるような。重苦しく、でも悲しい感じは抜けた、深みのある曲。

 

二日酔いの同床異夢
イントロから名曲間違い無しの出来。いつもの東方のエンディング感が結構強い。
明らかに今居る場所とは違う雰囲気を思い浮かべるような曲であり、このアルバムの締めくくりにふさわしい曲。
でも今までの曲とは違い、温かみもある不思議な曲。


今までのアルバムと違い、ストーリーが特に心に残るアルバムだった。
勿論曲もそれにふさわしい名曲、名アレンジばかり。
他のCDでは「曲単体として名曲」なのが多かった。逆に言えばこのCDは曲単体だと地味な曲が多いと思うんだけど、ブックレットと合わせると一段と心に響いた
間違いなく神アルバムです。

あと、神主が「楽しむのが難しい曲を多めにした」とあとがきに書いていたんだけど、まさにそんな感じのアルバムだったわ。

 

 

あと今2周目聞いてるんだけど、なんでこの神主のCDって1周目と2周目でまったく違う曲に聞こえるんだろうか。

これが個人的に不思議でバー・オールドアダムで語りたい話題の一つですね。