2016-10-08 12:34:46

森陶岳の流儀(スタイル)3

テーマ:ブログ

 

先の講演会で、参集者から「森陶岳先生は今後どのようなお仕事を進めて行くお積りですか?」と質問がありました。
皆が知りたいことの一つだと想います。
それに対し、「私は80歳を迎えようとしています。90歳もそれからも生命のある限り、やきものの仕事を続けて行く気持ちです。
願わくは感嘆詞のない作品を造りたいと願っています。」と簡潔に応えました。

講演会に先立つ数日前、古備前「白備前糸巻香炉」を持参して陶岳先生のご意見を伺った時の話です。
陶岳先生:「感嘆詞の出るような作品ではまだまだです。」
豊池:「感嘆詞?」
陶岳先生:「人は素晴らしいものに出会った時に、アッとかウッとか感嘆の言葉を発します。」
豊池:「はい。」
陶岳先生:「それを超えた神の手の加わった・神が降りて来た作品に出会った時に人は言葉を失います。ただ黙って観るだけです。
豊池:「それは神業と云う事でしょうか?」
陶岳先生:「人間にはそのようなものが必要なのです。そのようなものを傍(そば)に置く事で、奢らずに真摯に生活できるのです。」
豊池:「深い。高い精神レベルの次元のお話しですね。」
陶岳先生:「人間にはそのようなものが必要なのです。それを解ってないようでも確かに感じているのです。「白備前糸巻香炉」はそのレベルの品です。」
豊池:「ありがとうございます。」
陶岳先生:「自分も感嘆詞のない作品を目指して仕事をしています。」
その日は、凄い話を聴いてしまったなぁ。人が生命を賭して仕事をすると云う事はオーラを発すると身が引き締まりました。

▼豊池美術店ホームページはこちら
>> http://www.toyoike.co.jp/

 

 

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