2011-10-01 09:02:35
長次郎実感記 その一
テーマ:ブログ「百聞は一見に如かず」漢書(趙充国伝)に出てくる言葉です。繰り返し他人の話を聞くよりも、実際に自分の眼で確かめてみるとよく解かる。
今まで多くの評論家の長次郎に関する説に接して来ました。そして、展覧会に長次郎が出展されていると聞くと間近で見てきました。
先日、或る茶道具商の八十八歳を記念するお茶会に寄せて頂きました。
そこで長次郎の黒茶碗に接しました。緋毛氈に飾って在りました。
「どうぞ、ご遠慮なくお手に取ってご覧ください。」とおっしゃって下さいましたので、お言葉に甘えて手を伸ばしました。
長次郎が手に触れるとその瞬間に手に吸い付きました。吸い付くように感じられたのではなく、実際に吸い付きました。中指の付け根と親指の元の肉でホールドされて茶碗が動きません。これは握力の衰えた高齢者も粗相をする事はないと感じました。
「百見は一触に如かず」






