『打込式重金属製音所』 「5ブンノ3」(伍分ノ参) 活動日誌

『打込式重金属製音所』 「5ブンノ3」(伍分ノ参) 活動日誌

絶滅危惧種 音楽ユニット
PROGRAMING METAL UNIT 「5ブンノ3」の
日々の活動報告やら何やらかんやら

『みつ光男的 最強バンド』@JAPAN


Vo.  NOV  (AION)

G.   瀧川一郎  (D'ERLANGER)

B.   戸城憲夫  (ZIGGY~LANCE OF THIRILL)

Ds.  YUKIHIRO  (DIE IN CRIES)



嗚呼 栄光の90年代!!!

Amebaでブログを始めよう!
註)  最初にお断りしておきます。

この記事には「STU48」のタグがついていますが決して付け間違いではありません。

内容的にもジャンルもかけ離れてはいますが
根っこの部分で繋がっていると捉えていただいて

よろしければ最後まで読んでいただければ、と思います。

なぜなら僕もSTU48ファンの一人だからです。

STU48関連に関しては↓こちらをご覧ください



それでは本編です♪

「ジャーマンメタルの雄」と呼ばれる
ハロウィンは僕の最も好きなバンドの1つです。
高校の時、このバンドと出会い
辛い時も楽しい時も僕の心の中には
このバンドがいてくれました。

もちろん今もそうです。

高2の時、1987年の初来日公演を
どうしても観たくて
学校と家族にそれぞれ別のウソをついて(笑)

こっそり大阪まで観に行ったり
(今思うと恐ろしいw)

その時のライブの海賊盤CDです。
(音質は最高にヒドいw)

自分もバンドをやっていましたが
雲の上の更にその上の
神様のような存在でした。

大学入試の小論文ではハロウィンの
「March of Time」と言う曲の歌詞を引用して
「緑化運動」について書き

無事、某大学に合格しましたw

一時期、音楽性が大幅に路線変更してしまい
ガッカリして聴かなくなった時期もありました。

そして僕が「大好きな人」だった
(STU48のシングルが出ましたのでw)

ギタリストのカイ・ハンセンが脱退し、
その数年後、ボーカルのマイケル・キスクも脱退しました。

いわゆる「卒業」というやつです。


もう終わった、、、
オレの好きなあのバンドはもうなくなる…


そう思っていたら
これまた大好きなバンドである
PINK CREAM 69と言うバンドから
アンディ・デリスが加入して

それも僕が大好きだった頃の
バリバリのジャーマンメタルのスタイルに戻ったのです。

そして昨年
そんな二人のボーカリスト+初期にギター兼任で
ボーカルをつとめていたカイ・ハンセンも加わり

トリプルボーカルの体制で
記念ツアーを行いました。

ライブ映像を観た瞬間
もう涙が止まりませんでした。

僕の10代、20代の不安定な心を支えてくれたバンド
それもあの時、別れを選んだ
当時のボーカルが一同に介してライブをする…

30年以上このバンドを聴いてきた
ご褒美だと思いました。

どの曲も歌詞カードなんか観なくても
全部歌えるくらい好きで

聴くとあの頃のやんちゃで無垢な青春時代が
蘇ってくる。

そんなハロウィンの曲の中でも
聴くと必ず涙腺が崩壊する曲…


それが「How Many Tears」と言う曲です。

当時「Ride The Sky」と言う曲を聴いて
すぐに買いにいった
「Walls of Jericho」と言うアルバムのラストに収録されています。

 
それは正に「マジック」でした。


初めてこの曲のイントロを聴いた瞬間
既に何か込み上げてくるのを感じました。

歌が始まると歌詞もろくにわからないのに
涙が止まりませんでした。

音楽に国境なんかない、
言葉の違いもジャンルの違いも関係ない

言葉がわからないのに感動する!
これが本当に音楽の魅力なんだと

当時10代ながらに思いました。

「How Many Tears」HELLOWEEN  (1986) 
(お借りしました、ありがとうございます)

僕らのようなメタルファン以外の方が聴くと
ただのうるさい「雑音」なのかも知れません。

メタルって
悪魔がどうとかこうとか歌ってるような
訳のわからんジャンルだと未だに思われているのかも知れません。

後で知ったのですがこの曲の歌詞は
戦争の愚かさを嘆き
平和を願う反戦の意も込められた歌でした。

長髪のイカつい兄ちゃんたちが
心から世界平和を訴える曲…

そりゃ歌詞なんてわからなくたって泣けます。


全てを見た目だけで判断する賢い大人たちは
この曲を聴いて、どう思うのでしょうか?

いや、愚かな彼らは聴くことすらしないと
思います。

かわいそうな人たちですね、

この感動を味わうことなく
ヘビーメタルに偏見を持ったまま
棺桶に足を突っ込んで墓に埋められる訳ですから。

それは僕のようなメタル好き兼任の
アイドルファンだって同じことを言われかねない。

端から見れば僕なんていい歳をして
かわいい女の子たちが好きな

意味のわからない人種だと思われているかも知れません。

アイドルを推す、そこにある本来の思いなど
いくら熱心に伝えようとしても
真意は永遠に伝わらないだろうと思っています。


あ、イヤミを言うコーナーではないですねw

話を戻しましょうw

この曲はBメロからサビに至るパートが
とても素晴らしいメロディで

今、作曲をしている息子がいつも言っている
「曲作りはBメロが一番大事」と言う言葉を
ふと思い出しました。

演奏的にも非常に刻みの細かい
リズムギターのリフがハモり、ユニゾンを繰り返し
泣きの旋律が心を揺さぶる。

中でもスローパートに変わってから
ギターソロに至るあたりは
演奏だけで泣けるレベル。

この曲はカイ、マイケル、アンディの
3人のボーカルによって歌い継がれて

そのどれもが琴線を揺さぶります。

(お借りしました、ありがとうございます)

こちらが先ほど書いたツアーでの演奏です。

歌詞も素晴らしくて

Unite! It's not too late
(まだ遅くない 団結するんだ!)

サビ前のこの歌詞↑は反戦の意味だけではなく
全ての人たちに送りたいフレーズです。


How many tears flow away
to become a sea of fears
(恐怖の海となる前に どれだけの涙が流れた?)

How many hearts are torn apart
till another torment starts
(別の苦悩が始まるまでに どれだけの心が引き裂かれてきた?)

歌詞の持つ意味の深さが
ご理解いただけますでしょうか?

この歌詞が当てはまるのは
「戦争」のことだけではないですよね?

みなさんの好きなことに当てはめて
考えていただくと一目瞭然かと思います。


この曲から派生した曲が
あの名曲「Halloween」や
「Keeper of The Seven Keys」なのでしょう。

現に「Keeper…」には
Throw the second key into the sea of fear
(2番目の鍵を「恐怖の海」へ投げ込め)

と言う歌詞があります。

この「Halloween」と「Keeper…」は
組曲となった壮大な物語

ファンタジーのような内容の曲で
総演奏時間は30分近くに及びます。



世の中の人たちは
何か起きても手をこまねき指をくわえて見ている
傍観者がそのほとんどで

現実に目を向けたとしても
批判するか批評するかこき下ろすか、だけ

自分達で何かを変えようと動く人は
いるのか?いないのか?のレベル。

そして無責任に誰かを悪人に仕立て上げる…
特に最近のSNSを見ていると切に感じます。

だが彼らはどうでしょう?
しっかり自分の言葉で意思を全世界に伝えています。

僕はメタルが大好きですが
先ほども書いた通り、もうひとつの顔として
あるアイドルグループを熱烈に応援しています。

それが冒頭で述べているSTU48と言う
グループです。

アイドルとヘビーメタル

当然似ても似つかぬ両極端な世界観。
(最近は何かそんなのいらっしゃいますが…
あ、この話題は敢えて明言しませんw)

当然どちらの現場にも行きますし
「身分」を隠すこともしない、むしろオープン。

どちらのファンの方からも風当たりは強いであろうと思っていました。

が、それは杞憂で
どちらのジャンルの方々からも
ありがたいことに受け入れてもらえています。

音楽も、好きなことも、
その熱と信念さえ持っていれば国境なんてない
そう実感できました。

そのグループは今、荒波の中に漕ぎ出していて
危機に瀕しています。

表向きはキラキラと輝いていますが
きっとその心の中は常に「恐怖の海」と向かい合わせで

今なお不安や葛藤と戦いながら
必死に舵を取り続けているはずです。

そして…離れていく人、
離れていった人たちもいます。

僕はそんなメンバーたちだけでなく
舵を取る大人の人たちを
責めることなんてしたくはありません。

かと言って、何かをしてあげられる訳ではない。

僕は自分に出来ることで
彼女たちの明るい未来を見守りながら

力になる…なんておこがましい

その世界の端っこから
コールやらエールを送り続けたいと思っています。

それは何か?と言えば
僕なりに言葉の力で少しでも拡散すること

直接伝えるのではなくとも
このようにSNSからでも発信できます。

それが何かの力になるわけではありません
一人よがりの自己満足に終わるのがオチでしょう

でも…
何もしないよりはマシだと思っています。


そう、あの日僕がハロウィンのこの曲を聴いて
勇気を奮い立たせてもらったように…

たった一人であろうとも
誰かの心を動かせることができれば…


そんな事を考えていると
ふとこの曲の事が浮かんできたので
ブログ記事として書き留めてみました。

何が起きようとも僕の信念は揺らぎません。

だからこそ、このメタルと言うジャンルを
バカにされようと軽視されようと
聴き続けてこれたわけですから。

そんなこともあり
僕はますますこの曲が好きになりました。
もやもやした時は
ハードロックを聴く!に限る!
(感想に個人差はありますw)

と言うことで
ごぶさたしていたこのコーナー

今回は↓
(お借りしました ありがとうございます)
Whole Lotta Rosie / AC/DC (1977)




前回のシン・リジィも70年代でしたね(笑)

AC/DCのこの曲こそ
正にイントロだけで心奪われる、の代表曲では?

合いの手すら曲の1部になっています!

あの印象的なイントロから加速して
全速力のAメロに流れ込む

ライブで観たら発狂モノですねw

ボーカルはブライアン・ジョンソンに代わってからの映像です。
初代ボーカルのボン・スコットがオリジナルです。

僕はメタルやハードロックを聴き始めてから
しばらくの間、おそらくAC/DCは敬遠していたと思います。

レザーや鋲入りのリストバンド、
ガンベルトと言ったメタル然とした衣装ではなく

どちらかと言うと土着的でラフな印象、
その中で際立つスクールボーイスタイルのギタリスト
アンガス・ヤングがどこかコミカルに見えたからかも知れません。

多分、GUNS N ROSESがこの曲をカバーしたのを
聴いたのがきっかけ。

試しに聴いてみると…
それでも当時はブギーやブルースをルーツとしたロックにそこまで造詣が深くなく

何の違和感もなく
無条件で「カッコいい!」と思い始めたのは
10代の終わりくらいだったのでは?

今思うと「ロックのお手本」のようなバンド
その魅力に気づけるようになったのは
自分にとって大きな経験値となりました。

とにかくイントロだけで全て持って行かれます。

イントロクイズに出題されたら
すぐにわかる自信、ありますねw

聴けばわかる!の典型的な曲
今や僕にとってAC/DCは最強バンドのひとつです。

もしも僕が13歳から聴き始めた
ヘビーメタルやハードロックだけを聴き続けて
この歳になっていたなら

おそらく今よりはこのジャンルについて
かなり極めていたと思います。

でも物凄く偏ったものの考え方をして
他のジャンルを食わず嫌いで
全く聴かなかったかも知れない、と思うと

それはそれで怖いし残念な音楽人生を送っていたと思います。

人生には「意味のある寄り道」が必ずあります。

それが僕にとってはハード系以外の
音楽ジャンルとの出会いでした。


自宅に並ぶ悠に3桁~4桁近い数の
CDやレコードの中に

メタルやハードロック好きな人が見たら
「え?」と驚くような歌手やグループは
たくさんありますが

僕がこのバンドを敬愛してやまないと言うと
やはり驚かれるだろうし

逆にJ-POPが好きな方でも同じリアクションを
されるのではなかろうか?



と言うのが
今回ご紹介するJITTERIN' JINNと言うバンド

(画像はお借りしたものです)

そしてこちらのアルバム。

「DOKI DOKI」 JITTERIN'JINN (1989年)

01. アニー
02.  SINKY-YORK
03. なによ
04. エヴリデイ
05. 相合傘
06. いつかどこかで


80年代に人気のあった某音楽番組出身のバンドは
とかく個性が強すぎて
イロモノ扱いされるきらいが

少なくとも僕はあると思っていました。

なのでJITTERIN'JINNに関しても
「あ、イカ天出身ね…」と
色眼鏡で見られる方もいらっしゃるかも知れません。

でもその色眼鏡は一旦外してもらいたい。

僕はとにかく好きなのが
メインのソングライターである破矢ジンタさんの描く
あまりにも少女漫画チックな世界観。

多分…ですがまだ僕が
「恋に恋していた」時代に聴いたから、
なのかも知れませんが

昭和に生まれて平成を30年生きてきて
令和となった今ですら

恋愛の歌詞における「世界観」で言うと
このJITTERIN'JINNを超えるバンドは存在しません。

ジャンル的には違いますが
GO!GO!7188あたりは近いかなぁ…?

かと言って
取り立てて個性的な歌詞を書いているわけではなく
奇をてらった突飛な言葉遊びがあるわけでもない

「ありふれた ありきたりな恋愛の日常」を
描き出している。

等身大でまるで
「あの日の自分」のような歌詞の世界…

それがハードな世界をメインに聴いていた僕にとって

歌詞や楽曲において最高のスパイスに
なっているような気がします。

捉え方としては少し違うかも知れませんが
AKBグループや坂道グループの
「男子目線の曲」にも同じものを感じます。

ある意味、僕は大人になることを
いやもっと露骨に言うならば

「歳を取ること」を永遠に拒み続けている
ピーターパンなのかも知れませんが(笑)

この感覚を今も持ち合わせている事を
逆に若さの秘訣だと開き直っていますw

今の時代の若い女子が聴いたら
どう言うリアクションをするのかが
とても興味深いです。

そちらについては音楽好きな若い女子に
ぜひお薦めしてみたいと思っています。
↑誰のことだ(笑)

とにかく歌詞を体感してもらいたいな、と
言うバンドではありますが

楽曲的にも非常にシンプルながら
ポイントポイントで琴線をくすぐります。

ギターのカッティングの音がめちゃめちゃ好きw

そしてリズム隊もかなり個性的で
心地よいフレーズを奏でてますね。
(何気にドラム上手し!)

JITTERIN'JINNと言えば
「夏祭り」「にちようび」「プレゼント」
と言った代表曲が
浮かぶ方も多いと思いますが

僕のNo.1曲は
こちらの「SINKY-YORK」と言う曲です。
(音源&映像ないです、すみません)

男子と女子の出会いから別れまでを
歌詞の中で描き
楽しくもあり切なくもある、

まだ恋愛に不器用な時代に
見えずに、気付かずに通り過ぎてしまった
あの頃が甦って

今でも聴くと切なくなります。


僕の好きな歌詞の理想としては
「男と女」ではなく「男子と女子」なんですね。

このビミョーなニュアンスの違い
なかなかお伝えするのが難しくてもどかしい(笑)


こちらのアルバムにはそんな珠玉の曲たちが
当たり前のように軒を連ねています、

あの頃に帰りたい、もう帰れないと
寂しくなった時は今でもよく聴くバンドです。


僕自身もエラそーに曲なんか作ってますが
ラブソング系にこの手の歌詞が多いのは
彼らからの影響に他なりません。

そして僕の書く小説もどきには
彼らの曲を主題歌にしたいくらい

この世界観が好きなんだと思います。

ハードなジャンルだけを聴いていたら
決して出会うことのなかったバンド

それが僕にとって色んな意味で財産になっているのは
間違いありません。

もちろんその逆もあり得ます、
J-POP好きな方があるハードなバンドを好きになって、
と言うパターンを体感されている友人もいます。

垣根を越えて好きになる、
やっぱり音楽っていいなと思う瞬間ですね。


ちなみに僕がこのバンドをどれだけ好きかを
体現したエピソードとして

20歳くらいの頃、通っていた大学の近くの本屋さんで立ち読みをしていたら

隣の男子高校生がJITTERIN'JINNのページを見ながら
「こんな曲、誰でも作れるし誰でも弾けるのに何でこんなのがプロなんやろね」

と話してるのを聞いて

「そんじゃお前が作ってみろや、何わかったような事言うてんねんて!バンドやってんのか?」

「え、いえ…」

「そんなことはお前が曲作れるようになってからエラそーに言えや、シンプルなんを作るのがどんだけ難しいかよくわかるから!」

「あ、、そ、そうすね」


お前、何様やねんと言うエピソードw

突然イカつい金髪の兄ちゃん(当時のみつ光男)にカラまれた男子高校生くん、

びっくりしたやろなw

今、この場を借りてごめんなさいと
謝っておきます(笑)

そんな彼らは今頃、何を聴いてるんでしょうか?(笑)

そして彼らの代表曲「夏祭り」には

アンサーソングの「なつまつり」と言う曲が
存在することをご存じでしょうか?

(お借りしました、ありがとうございます)
「なつまつり」 JITTERIN'JINN

配信でしか手に入れることはできないのですが

「夏祭り」が男子目線だったのに反して
女子目線からのアンサーソング。

僕がいちばんヤラれるパターンですねw
こんなのも始めてみます(笑)

何10年、何百、いやもしかしたら
何千やも知れぬ数の曲を聴いてきましたが

その中でも
イントロを聴くだけで「お!」となり心踊る、
そんな曲を洋邦問わず

ランダムにピックアップしていきたいと思います。

何か「関ジャ○」さんの某番組の
パクりみたいですみません(笑)

こちら、
なかなか需要のないブログではありますがww

同世代、いやお若くとも
僕の音楽的なノリに近い方、そうでない方も
よろしければどうぞ~♪

まず記念すべき第1回目!となるのは
このバンドのこの曲です!


THIN LIZZY 「JAILBREAK」(1976)
(お借りしました ありがとうございます)


アイルランドを代表するロックバンド

THIN LIZZY

僕が初めてメタル系の雑誌を買った時

ちょうど亡くなったばかりの
フィル・ライノットの追悼記事が
掲載された月でした。

ゴリゴリのメタルを好んで聴いていた
1980年代の半ば
僕にとってシン・リジィはあまり縁のないバンドでした。

この曲が発表されたのはは70年代ですが
僕が初めて聴いたのは80年代も半ばに入ってから。

こう言った叙情的なロックは
10代の僕が聴くには若すぎたのかもですね。

多分、色々とハードな曲を聴き
一周して辿り着いたバンド、だったのかも知れません。

もう!このイントロ!だけで
「うぉ~!」となるのは
ワタクシと同時代かも?(笑)

キレのいいリズムギター

やっぱり音楽はリズムだよなぁ、と
ようやく思える歳になった、と

言うことでしょうか?(笑)

この印象的なイントロ
1回聴いたら耳から離れません。

そこに続くフィル・ライノットの
まるで詩の朗読のような独特の唱法

聴けばすぐ「あ!シン・リジィだ」とわかる…

これが凄いとこですよね。

…しかし、ゲイリー・ムーア然り
少しマニアックですがママズ・ボーイズ然り
シンリジィにしても

アイルランド出身のバンドって
こうも我々日本人の好む音を作るのでしょうか(笑)

感性が近いのかも知れないですね。


80年代には現在のように
聴きたい曲を動画で、なんてのは
夢の世界の話でした。

その代わりに「ラジオ」と言う
便利なものがあり(今もあります)

そこから流れてくる音楽で
あ、これはどんな人たちが歌ってるんだろう
と、

演奏や歌声から色んな想像を巡らすことのできる
ステキな時代でもありました。

中には当然自分の意思とは関係なく
耳にする曲もあるわけで

それによって「聴かず嫌い」がなくなったり
自分の中で好きな音楽の住み分けもできる

そんな利点もありました。

80年代にはハード系の音楽を
月に何度か新作や時代を追って
曲を流してくれるラジオ番組があり

それを聴いて、今度はこのバンドの
このアルバムを聴いてみよう、
なんて期待に胸を膨らませたものでした。

そんな
ラジオがきっかけで知ったバンドのひとつが

今回取り上げたデフ・レパード


「片腕のドラマー」リック・アレンが在籍している事でも有名なバンドで
70年代後半に結成されてから
今なお現役!

ハードロックの枠にとらわれない
多彩な音楽性を備えたバンドです。

それまで正直あまり気乗りがしなくて
聴く機会がありませんでした。

NWOBHM
(ニューウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタル・ムーブメント)

どちらかと言えばハードでアグレッシブな音がメイン
その時代のバンドでありながら

聴きやすいポップな曲調と言うイメージから
敬遠していたのかも知れません。

忘れもしない、葛木ユキさんがDJをしていた
FMの音楽番組で
「ハードロック特集」の一環として

ヨーロッパの「Stormwind」
TNTの「CHILD PLAY」と、ともに流れたのが
デフ・レパードの「PHOTOGRAPH」と言う曲

イントロの第1音で心を奪われました。

(お借りしました、ありがとうございます)
「PHOTOGRAPH」 DEF LEPPARD

ミディアムテンポの曲にぴったりな
心地よいギターの音に乗る
ジョー・エリオットのハスキーな高音ボーカル

分厚いコーラスハーモニー
ポップなのにエッジの効いたサウンド

このバンド、カッコいいやないか~!と
なったのが

奇しくも
ちょうどあの名盤であり問題作でもあった
「HYSTERIA」を聴く少し前でした。

この「PHOTOGRAPH」が収録されたアルバム
「PYROMANIA」は本当に針が擦りきれるくらい聴き
(当時はレコードでした)

デフ・レパードを聴いた事によって
この後
WHITE LIONやVINNIE VINCENT INVASION
そして同じ日に聴いたTNTなど

ポップだけどエッジの聴いた
ハードロックを聴くようになりました。

ゴリゴリのスラッシュメタルや
おどろおどろしいメタルも好きですが

系統的に一番好きなのは
この手のキャッチーなハードロック、
なのかも知れません。

ただ、作るとなると
僕にとっては至難の業。

だからこその憧れなのかも知れません。

若い世代の方で
80年代に遡ってハードロックやメタルを聴こうとされてる皆さまに

ぜひ一度は聴いてほしいバンドであり
楽曲でもあります。

せめてこの1曲だけでも(笑)

やっぱり「売れる」のには
理由があるわけで

若い頃の僕のように頑なに拒んでいると
損をする、と言う一例ですね(笑)

だから今は一通りガッツリと聴いてから
判断してます。

聴いてキライになった、好きになれなかった
バンドやミュージシャンなら

言い訳もつきますのでw

そして
その手の音楽、実はまぁまぁ多いですが
ここで明言するのは辞めておきましょう(笑)

そんな思いは溜め込んでおいて
自分の作る曲の中で吐き出しますw