柊随菜(ヒイラギズイナ)2


柊随菜(ヒイラギズイナ)はユキノシタ科ズイナ属の常緑高木である。
南西諸島に分布し、林の中などに生える。
海外では、台湾や中国の南部にも分布している。
近畿地方南部から九州にかけて随菜(ズイナ)という落葉低木が分布しているが、柊随菜(ヒイラギズイナ)はその南西諸島版である。
樹高は5~10メートルくらいである。
若い葉の縁は柊(ヒイラギ)のような鋭いぎざぎざ(鋸歯)があるというのが名の由来であるが、成木の葉はぎざぎざがなくなる(全縁)。
柊(ヒイラギ)にも成木になると同様の傾向がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に上向きの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花びらをもつ花をたくさん咲かせる。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Itea oldhamii


★南国の山野に白くぽっかりと
 柊随菜の花影浮かび



柊随菜(ヒイラギズイナ)


花図鑑