映画「今度は愛妻家」&「薬師丸ひろ子 Songs 2010」
テーマ:作品紹介(映画)
2010年01月26日(火)
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▼ただ、言葉にするだけでいい。映画「今度は愛妻家」

(C)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会
今回紹介する映画「今度は愛妻家」は、お付き合いなり結婚なり、
5年以上同じパートナーと人生を歩んでいる男性全員が観るべきである。
一昔前までは売れっ子カメラマンであった北見俊介の生活はすっかり荒んでいた。
写真を撮る気にもなれず、貯蓄は目減りする一方、助手に払う給料さえままならない。
そんな俊介に対し、あれやこれやと文句を付けながらも、
いつの間にか10年も結婚生活を続けてきた妻、さくらの我慢も限界に達しようとしていた。
結婚以来「欲しい」と言い続けてきた子作りに協力する様子もなく、
若いモデルにちょっかいを出す俊介に三行半を叩きつけ、さくらは家を出ていってしまう。
晴れて自由の身だと喜んだ俊介は、最初のうちこそ独身生活を満喫していたが、
なかなか帰って来ないさくらのことを、次第に気にし始めていた。
原作は脚本家・中谷まゆみの舞台劇。
主演は、豊川悦司と薬師丸ひろ子。
監督は「GO」「世界の中心で、愛を叫ぶ」「遠くの空に消えた」の行定勲。
三十代以降の男で、この映画を観て「アイタタタ」と思わない方はどれぐらいいるだろうか。
亭主関白の血がそうさせるのか、
日本人男性は妻(恋人)に対する感情表現がとてもヘタクソである。
「好き」などという言葉は、わざわざ口に出して言うものではない。
言わなくても伝わっているさ、と高を括っている。
どんなにぞんざいに扱っても、一度釣り上げてしまった魚は生け簀から出て行かない。
出て行ったところで生きてはゆけないのだから、と自惚れている。
生け簀から飛び出し、自由な世界に旅立ってしまうのはいつも女で、
男はただ、みるみる小さくなるパートナーの背中を見送りながら、呆然とするしかない。
「好き」も「ありがとう」も、本当は胸の内に隠し持っているくせに、
それを言葉にして相手に伝えることを躊躇ってしまう。日本の男の悪い癖だ。
公開前からやたらと「衝撃のラスト」を前面に押し出して
プロモーションを展開していたが、私は、本作の最大のポイントはそこではないと思う。
タイトルからしてネタバレ上等だし、予告編もラストを隠している風でもない。
何より映画自体、中盤あたりで大半の方がオチを勘付くように作られている。
配給会社の思惑と、作り手の思惑が明らかにズレている。
もう思いきって書いてしまうが、本作は、妻を亡くした夫が
その喪失感から抜け出して、再び人生を歩み始めるまでの物語であり、
「大切な人には、ちゃんと言葉で伝えなさい」という
とてもシンプルなメッセージが込められている。
もし、愛してる人が「愛してるよ」と伝える前にいなくなってしまったら。。。
平凡で平穏な日常は、永遠には続かない。
この先20年続くかも知れないし、明日壊れてしまうかも知れない。
だからこそ、きちんと相手に伝えよう。
ただ、言葉にするだけでいい。
豊川悦司と薬師丸ひろ子は「きらきらひかる」以来の夫婦役だが
息もぴったりでとても良い雰囲気。石橋蓮司のキャラも秀逸。
行定監督以下、本作のスタッフ全員が
薬師丸ひろ子の主演した角川作品を観て映画人を志したらしい。
行定監督は「僕の一番見たい薬師丸ひろ子を撮った」と仰っていた。
どうりで、本作の薬師丸ひろ子は近年の出演作の中でも別格に美しかったはずだ。
▼「薬師丸ひろ子 Songs 2010」

(C)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会
映画と関連してもう少し。
実はこの映画の公開に合わせて、薬師丸ひろ子が20年振りにライブを行った。
「薬師丸ひろ子 Songs 2010」で披露された楽曲は以下の通り。
01:メイン・テーマ
02:すこしだけ やさしく
03:紳士同盟
04:探偵物語
05:ステキな恋の忘れ方
06:あなたを・もっと・知りたくて
07:異邦人
08:カスバの女
09:時代
10:元気を出して
11:語り継ぐ愛に
12:Woman~Wの悲劇より~
13:セーラー服と機関銃
14:ふるさと
15:メイン・テーマ(別バージョン)
会場に足を運ぶまでは、映画のPRも兼ねた即席ライブだろうと
思っていたのだが、井上鑑がバンマスを務めていると知り驚き。
ライブの内容も、往年のヒット曲をほぼ網羅した選曲で
角川時代からのファンである私には感涙モノのライブであった。
欲を言えば「胸の振子」「風に乗って」「終楽章」もやって欲しかったが
後半の「語り継ぐ愛に」「Woman」「セーラー服と機関銃」の3連コンボが
鳥肌が立つほど良かったので全て許す。
出来ればDVD化して欲しい。

■CD:「ゴールデン・ベスト / 薬師丸ひろ子」
■CD:「エッセンシャル・ベスト / 薬師丸ひろ子」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:今度は愛妻家
配給:東映
公開日:2010年1月16日
監督:行定勲
声優:薬師丸ひろ子、豊川悦司、水川あさみ、濱田岳、他
公式サイト:http://www.kondoha-aisaika.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
▼ただ、言葉にするだけでいい。映画「今度は愛妻家」

(C)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会
今回紹介する映画「今度は愛妻家」は、お付き合いなり結婚なり、
5年以上同じパートナーと人生を歩んでいる男性全員が観るべきである。
一昔前までは売れっ子カメラマンであった北見俊介の生活はすっかり荒んでいた。
写真を撮る気にもなれず、貯蓄は目減りする一方、助手に払う給料さえままならない。
そんな俊介に対し、あれやこれやと文句を付けながらも、
いつの間にか10年も結婚生活を続けてきた妻、さくらの我慢も限界に達しようとしていた。
結婚以来「欲しい」と言い続けてきた子作りに協力する様子もなく、
若いモデルにちょっかいを出す俊介に三行半を叩きつけ、さくらは家を出ていってしまう。
晴れて自由の身だと喜んだ俊介は、最初のうちこそ独身生活を満喫していたが、
なかなか帰って来ないさくらのことを、次第に気にし始めていた。
原作は脚本家・中谷まゆみの舞台劇。
主演は、豊川悦司と薬師丸ひろ子。
監督は「GO」「世界の中心で、愛を叫ぶ」「遠くの空に消えた」の行定勲。
三十代以降の男で、この映画を観て「アイタタタ」と思わない方はどれぐらいいるだろうか。
亭主関白の血がそうさせるのか、
日本人男性は妻(恋人)に対する感情表現がとてもヘタクソである。
「好き」などという言葉は、わざわざ口に出して言うものではない。
言わなくても伝わっているさ、と高を括っている。
どんなにぞんざいに扱っても、一度釣り上げてしまった魚は生け簀から出て行かない。
出て行ったところで生きてはゆけないのだから、と自惚れている。
生け簀から飛び出し、自由な世界に旅立ってしまうのはいつも女で、
男はただ、みるみる小さくなるパートナーの背中を見送りながら、呆然とするしかない。
「好き」も「ありがとう」も、本当は胸の内に隠し持っているくせに、
それを言葉にして相手に伝えることを躊躇ってしまう。日本の男の悪い癖だ。
公開前からやたらと「衝撃のラスト」を前面に押し出して
プロモーションを展開していたが、私は、本作の最大のポイントはそこではないと思う。
タイトルからしてネタバレ上等だし、予告編もラストを隠している風でもない。
何より映画自体、中盤あたりで大半の方がオチを勘付くように作られている。
配給会社の思惑と、作り手の思惑が明らかにズレている。
もう思いきって書いてしまうが、本作は、妻を亡くした夫が
その喪失感から抜け出して、再び人生を歩み始めるまでの物語であり、
「大切な人には、ちゃんと言葉で伝えなさい」という
とてもシンプルなメッセージが込められている。
もし、愛してる人が「愛してるよ」と伝える前にいなくなってしまったら。。。
平凡で平穏な日常は、永遠には続かない。
この先20年続くかも知れないし、明日壊れてしまうかも知れない。
だからこそ、きちんと相手に伝えよう。
ただ、言葉にするだけでいい。
豊川悦司と薬師丸ひろ子は「きらきらひかる」以来の夫婦役だが
息もぴったりでとても良い雰囲気。石橋蓮司のキャラも秀逸。
行定監督以下、本作のスタッフ全員が
薬師丸ひろ子の主演した角川作品を観て映画人を志したらしい。
行定監督は「僕の一番見たい薬師丸ひろ子を撮った」と仰っていた。
どうりで、本作の薬師丸ひろ子は近年の出演作の中でも別格に美しかったはずだ。
▼「薬師丸ひろ子 Songs 2010」

(C)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会
映画と関連してもう少し。
実はこの映画の公開に合わせて、薬師丸ひろ子が20年振りにライブを行った。
「薬師丸ひろ子 Songs 2010」で披露された楽曲は以下の通り。
01:メイン・テーマ
02:すこしだけ やさしく
03:紳士同盟
04:探偵物語
05:ステキな恋の忘れ方
06:あなたを・もっと・知りたくて
07:異邦人
08:カスバの女
09:時代
10:元気を出して
11:語り継ぐ愛に
12:Woman~Wの悲劇より~
13:セーラー服と機関銃
14:ふるさと
15:メイン・テーマ(別バージョン)
会場に足を運ぶまでは、映画のPRも兼ねた即席ライブだろうと
思っていたのだが、井上鑑がバンマスを務めていると知り驚き。
ライブの内容も、往年のヒット曲をほぼ網羅した選曲で
角川時代からのファンである私には感涙モノのライブであった。
欲を言えば「胸の振子」「風に乗って」「終楽章」もやって欲しかったが
後半の「語り継ぐ愛に」「Woman」「セーラー服と機関銃」の3連コンボが
鳥肌が立つほど良かったので全て許す。
出来ればDVD化して欲しい。

■CD:「ゴールデン・ベスト / 薬師丸ひろ子」
■CD:「エッセンシャル・ベスト / 薬師丸ひろ子」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:今度は愛妻家
配給:東映
公開日:2010年1月16日
監督:行定勲
声優:薬師丸ひろ子、豊川悦司、水川あさみ、濱田岳、他
公式サイト:http://www.kondoha-aisaika.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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