安易な合体企画に非ず。DS「名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵」、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

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▼ディズニー×ピクサー最新作「WALL.E/ウォーリー」が早くもBD/DVD化


■BD+DVD:「WALL.E/ウォーリー コレクターズ・ボックス」
■BD+DVD:「WALL.E/ウォーリー ブルーレイ・プラス・DVD セット」

ディズニー×ピクサーの最新作で
現在もロングラン中の「WALL.E/ウォーリー」のBD/DVD化が決定。
数量限定の豪華BOXは、各フォーマットで出すことはせず
BD+DVDのツイン仕様にして1種類のみの発売。


■BD:「WALL.E/ウォーリー」
■DVD:「WALL.E/ウォーリー 初回限定 スペシャル・エディション」

BDとDVDの単品も同時発売。
ピクサーのBDは「カーズ」と「レミー」を所有しているのだが
数あるBDタイトルの中でもトップレベルの美しさなので今回も期待大。
4月22日発売。


■BD:「ティンカー・ベル」
■DVD:「ティンカー・ベル」

公開時期が近かったこともあり、あまり話題にならなかったのだが
鑑賞したファンの反応が非常に高かった「ティンカー・ベル」もBD/DVD化。
ディズニークラシックの味わいと最新技術が融合した良作だ。4月3日発売。


■BD:「ピノキオ プラチナ・エディション」
■DVD:「ピノキオ プラチナ・エディション」
■BD+DVD:「ピノキオ プラチナ・エディション ブルーレイ・プラス・DVD セット」

クラシック作品の「ピノキオ」も初のBD化が決定。こちらは5月20日発売。

▼安易な合体企画に非ず。DS「名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵」


■DS:「名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵」

セーブ箇所に空きがあったので軽い気持ちでプレイし始めたところ
止め時がなかなか見つからず、あっという間に5章まで到達。
速読というほどではないが、常に文字送りをしているような状態で
プレイして7時間ほどで5章なので、ボリュームは想像以上にあるようだ。
ちなみに、冒頭でスパイクのロゴが出て来た。

この手のミステリーの定番舞台である離島(夕闇島)に出掛けた
コナンと金田一がそれぞれに事件に巻き込まれ、解決していくというもの。
少々ネタバレになるのだが、同じ夕闇島で起きた25年前の事件と現在の事件を
コナンと金田一に担当させ、章ごとに主人公が入れ替わるシステムをとっている。
金田一が挑む25年前の謎と、コナンの挑む現在の謎とが密接に関わり合い、
章を進めるごとに、夕闇島全体で起きている事件の全貌が浮かび上がる仕組み。

低年齢のユーザーも多数購入することを考慮してか
謎解きで詰まる箇所はほぼなく、基本は物語を読み進めている感覚。
犯人を追い詰める場面では「逆転裁判」や「DS西村京太郎サスペンス」内の
「West Village」から拝借したようなシステムを搭載。
最近ヒットしたAVGの「美味しいとこ取り」なのである。

コナンと明智による共同捜査や、少年探偵団に振り回される金田一など、
全く異なるふたつの作品から登場人物をミックスして絡ませている割に
かなり綺麗に収まっている。
両作品をかじるほどしか知らない私ですらなかなか楽しいので
ファンの方ならばより満足度は高いのではないか。

プレイしていて非常に気になったのが、フラッシュを多用し過ぎていること。
物語を盛り上げるために所々画面をフラッシュさせるのは
アドベンチャーには良くある演出なのだが、本作は多過ぎる。
5章到達までに150回ぐらいは見た気がする。(が、カウントはしていない)
とにかく、それぐらい多い。
特に犯人との対決シーンになると、文字送りしながらプレイしている私などは
途切れ目無くフラッシュを浴び続けている状態で、さすがに目が痛くなった。
効果的な演出も、使い過ぎれば逆効果であろう。
低年齢ユーザーの場合、癲癇を起こす危険も伴うので
フラッシュの使い方にはもっと慎重になって欲しい。

その他にも、音声が全くなかったり、絵の枚数が少ないなどの
細かな難点はあるものの、人気キャラクターを合体させただけの
安易な一発企画モノではないので、
「名探偵コナン」「金田一少年の事件簿」のファンの方ならお勧め。

▼「20世紀少年 第2章 最後の希望」が2週連続で1位

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ヘブンズドア
(C)2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. Entertainment All Rights Reserved.
(C)アスミック・エース エンタテインメント/フジテレビジョン/ジェイ・ストーム

【紹介記事】実写版「鉄コン」的な仕上がり。映画「ヘブンズドア」
【紹介記事】人の老いと、行き着く先。映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

1位(1):20世紀少年 第2章 最後の希望(2週目)
2位(-):ベンジャミン・バトン 数奇な人生(1週目)
3位(2):マンマ・ミーア!(2週目)
4位(-):旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(1週目)
5位(3):007 慰めの報酬(3週目)
6位(-):ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー(1週目)
7位(4):感染列島(4週目)
8位(7):劇場版炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー(3週目)
9位(6):チェ 39歳 別れの手紙(2週目)
10位(-):ヘブンズ・ドア(1週目)

「誰も守ってくれない」「レボリューショナリー・ロード」
「チェ 28歳の革命」「WALL.E」と、比較的粒の揃った4本が圏外へと消え、
「20世紀少年」や「感染列島」が上位に居座る不思議国ニッポンの先週末は、
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「ヘブンズ・ドア」など
4本の新作がランクインするも、トップは「20世紀少年 第2章」がキープ。
公開9日間で動員110万人、興収13億円を突破。
日テレは第1章を上回る50億円を狙うと豪語していたのだが
第1章は同じ期間で15億円を突破しており、前作比は85%ほど。
前作は最終39億円だったので、同じカーブを描くとすれば33億前後となる。
2位の「ベンジャミン・バトン」は動員23万人、興収3億円でのスタート。
今月末のオスカーの結果次第ではさらに伸びも期待出来るが
一足早い英アカデミーでは「スラムドッグ$ミリオネア」が7冠を獲得している。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】親子揃っての鑑賞をお勧め。「ブタがいた教室」
【紹介記事】ゲームファン、女性ファンも安心の入門編的大作。映画「レッドクリフ」
【紹介記事】追いかけます、続けるならばどこまでも。映画「ソウ5/SAW V」
【紹介記事】真面目に観るのは危険。映画「252 生存者あり」
【紹介記事】貸金庫、そこはスキャンダルの宝庫。映画「バンク・ジョブ」
【紹介記事】どこを切ってもジャックが出てくる。映画「ミラーズ」
【紹介記事】Coccoという人間をどれだけ知っているか。映画「大丈夫であるように」
【紹介記事】笑って泣ける、48歳の男のドラマ。映画「その男、ヴァン・ダム」
【紹介記事】アポロ11号に熱狂した全ての少年達へ。映画「ザ・ムーン」
【紹介記事】ますます魅力を増したクレイグ・ボンド最新作。映画「007 慰めの報酬」
【紹介記事】人は誰しも支えられながら生きている。映画「ラースと、その彼女」
【紹介記事】はじけ過ぎもご愛嬌。映画「マンマ・ミーア!」
【紹介記事】実写版「鉄コン」的な仕上がり。映画「ヘブンズドア」
【紹介記事】人の老いと、行き着く先。映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

▼阿部寛「歩いても 歩いても」「青い鳥」で主演男優賞獲得


■DVD:「歩いても 歩いても」
■DVD:「おくりびと」

【関連記事】2008年度・劇場公開作品の総まとめ:邦画編
【紹介記事】2009年1月第4週発売の新作(「歩いても 歩いても」含む)
【紹介記事】一人の男の「修復」と「再生」の物語。映画「おくりびと」

「2008年度・劇場公開作品の総まとめ:邦画編」の最後に

「歩いても 歩いても」と「青い鳥」の2作品で主演を務めた
阿部寛はもっと評価されて良いと思う。
特に「青い鳥」の教師役は素晴らしかった。


と書いていたので、阿部寛への主演男優賞はとても嬉しい。
海外での評価も高い「おくりびと」が賞レースを総なめしている中での受賞は
大健闘と言えるのでは。「青い鳥」も早くDVD化して欲しい。

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