「ウッドドームユニット搭載 ヘッドホン HP-FX500」 | 忍之閻魔帳

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■ETC:「ウッドドームユニット搭載 密閉型インナーイヤーヘッドホン HP-FX500」

●公式HPはこちら。

現在絶賛ご愛用中のため、紹介記事を書く事にした。

製品の詳細については公式HPをご覧いただくとして、
ここでは2週間ほど使ってみての感想などを。

振動板が「木」ということからも想像していたのだが
全体的にやや温かい音で、特に低音部の輪郭がはっきりしている。
安価なイヤホンでは埋もれがちになってしまう、ベースやバスドラの音も
きちんと聴こえるので、楽曲がより安定感のある雰囲気になるのは嬉しいところ。
かと言って高音部が聴こえにくいということもなく、低音の音場が広いにも関わらず、
ボーカルやその他の楽器の音も明瞭に聴こえるのは驚き。
曲によっては、高音のノイズが聴こえてくるほどで、
この高音部の再生能力が、低音部の楽器の輪郭を際立たせてるように思う。
音の奥行き感もしっかりあり、ベースやバスドラが若干手前、
ボーカルその他は少し後ろにあるような印象。

KORG DS-10
■DS:「KORG DS-10 Amazon.co.jp限定販売

【紹介記事】コルグの銘機をDSで。DS「KORG DS-10」はAmazon限定販売

SACD、CD、AACの3種類の音源で聴き比べてみたのだが
音質の差は歴然としており、改めて再生能力の高さに感心した。
見た目のデザインがアナログ的なので
ジャズやクラシック専門のように思っている方もいるかも知れないが、
むしろポップスやダンスミュージックなど、
デジタル音源を多用した音楽をこのヘッドホンで聴くのも楽しいと思う。
サンプリングの質感やボーカルのニュアンスを感じ取れるのはもちろん、
ギターやキーボードの演奏を個々に聞き分けることが可能なので
御贔屓のアーティストに敬意を表して聴く事が出来る。
現在大変な人気となっているDS「KORG DS-10」を購入予定の方にもお勧め。

マニアなら、様々な楽曲ごとのTR-808のバスドラや
miniMoogのシンベの響きを聴き比べるのも一興。
ベースの音がつぶれない上、レベルの低い裏拍まで聴き取れるので
今まで味わえなかったグルーブ感が楽しめる。

1万円を越える、決して安いとは言えないヘッドホンではあるのだが
コストパフォーマンスはかなり高い。
そろそろ2000円~3000円クラスからは卒業したい、
けれど4万~5万もは出せない、という初心者が手を出すには最適な逸品だ。

難点はひとつだけ。
カナル型にしては高音の音漏れがし易いようなので、大音量にすると、
高音特有の「シャカシャカ」いう耳障りな音が漏れてしまうこと。
電車通勤(通学)の方などはその点に注意しながらご愛用いただきたい。