豊穣の唄

真の宝石とは、己が胸中にある心の豊かさのこと…

人それを『豊穣(ほうじょう)』という。

あなたの心に、響きますように。。。


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【ピグ限定】1月の振り返りブログを書こう! ブログネタ:【ピグ限定】1月の振り返りブログを書こう! 参加中
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新年を迎えて、いろいろと忙しい中でのピグ!


新機能も増えたりで、ゆっくり楽しめなかった感でいっぱいだった。


まぁいいけどww

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【その4】 のつづき。



さくの目は虚ろになり、口をパクパクとさせている。


痛いのだろう。
苦しいのだろう。
怖いのだろう。
辛いのだろう。


さくの悲痛の叫びが、すべてを物語っていた。


『着替えてくるから、さくを抱っこしててあげて。』


僕は下の子に手渡し、その場を離れた。


着替えている最中、上の子は何も言わずに側に立っている。
きっと別れの時が近いことを、感じたのだろう。
僕はぎゅっと抱きしめ、


『最後までさくの側にいてあげよう。』


そう言って、さくの所へ2人で戻り、
今度は上の子に抱っこをさせた。


『さくー。。。さくー。。。』


何度も名前を呼びながら、子供達はさくを撫でていると、


『きゅぃぃぃぃぃぃぃ!!』


再び悲鳴をあげながら、全身を突っ張らせ、
上の子の腕の中から転げ落ちた。


『さくーーーーーっ!!!!』


僕はさくを抱き上げ、突っ張った手足を元に戻す。
痙攣の治まったさくは、微かに呼吸はしているが、
漆黒だった目は薄茶になり、もう見えていないようだった。


『さく、きこえるか?
 さく、うちにきてくれてありがとな。』


そう言って撫でたあと、弘さんに手渡すと、
大粒の涙を零しながらさくを抱きしめていた。


その数分後、閉じかかっていたさくの目は大きく開き、
弘さんの腕の中から飛び降りると、何度も転びながら、
必至に走ろうとしている。


『僕は元気だよ!もう泣かないで!』


きっと、そう言いたかったのだろう。
僕は倒れているさくを抱き上げた。


わかった。
さく、もういいから・・・
だいじょうぶだから・・・


心の中の声が聞こえたのか、さくはそっと目を閉じた。


そのまま・・・
そのまま安らかに・・・


そう願わずにはいられなかった。
しかし、さくは目を見開き、大きく口を開け、


『ぎゅぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!』


っと、叫びながら全身を突っ張らせ、ガクガクと震えた。
そして、その震えが止まった時、
さくは僕の腕の中で息を引き取った。


『静かに寝かせてあげような。』


そう言って、さくを柔らかい牧草の上へ寝かせ、
タオルをそっとかけた。


それから少しして、子供達は新学期の準備を始め、
僕はケージの中を念入りに掃除をした。


そして、いつも通りペレットと飲み水を用意していると、


『なんで、ご飯のやってるの?』


っと、聞いてきた上の子に、僕は、


『さくはまたいっぱい走れるようになったから、
 お腹が空いて、ここにくるかもだからね。』


っと、答えた。すると下の子が、


『じゃあ、よく眠れるように、菜の花をベットにしよう。』


そう言うと、子供達はケージの中に菜の花を敷き詰めた。


『ありがとう。きっと喜んでるよー。』


僕は子供達の頭を撫でると、下の子は、


『ボク、花粉症になっちゃったみたい。』


っと言いながら、零れ落ちる涙を拭き、
上の子は、無言のまま自分の机に行ってしまった。

弟の前で泣きたくなかったのだろう。



どこにでも咲いている黄色い菜の花。
子供達の目には、どんな色に映っていたのかな。。。




さく。。。

みるくと楽しく遊んでいてね。。。




~ fin ~






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【その3】 のつづき。



4/7 春休み最終日。


朝、子供達はさくにご飯と水をあげると、
いつもの通り、ゲーム、ゲーム、ゲーム・・・
午後になり、上の子は翌日の入学式の準備の手伝いがあり学校へ。
下の子は友達と約束があるらしく、遊びに出かけて行く。
どこのうちも、似たようなものなのかな・・・


夕方、その日の仕事を終え、帰宅準備をしていると、
弘さんからメールが届いた。

さくの元気がなく、朝のご飯を殆ど食べていないと・・・


僕は車を飛ばし、家へと向かった。


仔うさぎは、一日ご飯を食べないと死んでしまうと言われているが、
さくが昨夜ご飯を食べたのは21時。
既に20時間が経っている・・・


家へ着き、さくと弘さんを車に乗せ、
みるくがお世話になった、市外の動物病院へ向かった。


『さく、がんばれ!もうすぐ病院だからな!』


一刻でも早く処置をしてほしいのだが、
うさぎを診られる病院が、近所にはない。


速く・・・速く・・・・


1時間後、やっと病院へ着いた。
他に受診する動物はいなく、すぐに診てもらえた。


医師によると、『腸内細菌過多による脱腸』だろう・・・と。
下痢による脱腸は、生後間もない仔うさぎに多いらしいが、
腸内細菌過多によるものは、非常に珍しいらしい。
点滴と塗り薬で処置をした医師は、


『応急処置はしましたが、また腸が出てきちゃうようでしたら、
 手術設備のある専門の病院へ行ってみてください。』


っと言って、さくの頭を撫でていた。

弘さんが会計をしている時、僕は医師に呼ばれ、


『一番近くの専門医院のパンフレットです』


と手渡された。その時、医師は小さな声で、


『一応、渡しておきますけど、覚悟はしておいて下さい。』


そう告げた。
ずっと俯き泣いていた弘さんへの気遣いだったのだろう。


僕は2人を乗せ、車を走らせた。


家に着くと、子供達が駆け寄ってきて、


『さく、大丈夫?』
『さく、病気?』
『さく、死んじゃうの?』


立て続けに質問を浴びせてくるが、
僕はそれに答えることができなかった。


さくを連れ居間に入ると、バケツいっぱいの菜の花があった。
病院へ行く前に弘さんが書いた置手紙を読んで、
子供達が摘んできたのだと言う。


『さくの大好きな菜の花だよ!』
『さく、元気になって!』


この時さくは、自分で座っていることもできないほど弱っていた。


今、さくにしてあげられることは、
何でもいいから、胃に何かを入れることくらい。
すり鉢でペレットを砕き、果汁ジュースと混ぜ、
スポイトで口の中へと流し込む。
しかし、それを飲み込む力も残っていない様子。


頼むさく、頼むから飲み込んでくれ・・・


腕の中で小刻みに震えているさく。
徐々に体温が下がっていく。
タオルでくるみ、ペットヒーターで温めながら、


何度も何度も試みるが、飲み込めない。


『さく!さく!さく!さく!』


みんなで名前を呼び、励まし続けた。その時、


『きゅぃぃぃぃぃぃぃ!!』


さくは全身を突っ張らせ、苦しげに叫んだ。


『さくーーーーーーーっ!!!』


僕は、さくを抱きしめた。





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【その2】 のつづき


3/26 3日間が経過した。


家族みんなが待ちに待ったこの日がやってきた。

ケージの扉を解放し、みんなでうさぎの名前を呼んだ。


『さく~!出ておいで~!』


さくは様子を伺いながら、ぴょこんと飛び出し、
ゆっくりと一歩一歩、一人一人の顔を見ながら、
みんなの匂いを確認してまわった。


『手を出しちゃダメだよー。
 さくがきてツンツンってしたら、やさしく撫でてね。』


っと、子供達の逸る気持ちに、ストップをかける。


仔うさぎはちょっとしたストレスで、すぐ下痢をする。
仔うさぎの下痢は命に係わる事態に発展するので、
みんな細心の注意をはらって、さくに接した。


『はい、今日はここまでー!また明日遊ぼうねー。』


そう言って、さくをケージへ戻した。

この日から夕食後の30分間が、さくと触れ合う時間になった。



3/30 さくがうちにきてから、一週間が経った。


さくの朝食と飲み水は子供達。牧草の補充と夕食は弘さん。
ケージの掃除は、僕が担当することにした。


学校からの宿題のない春休み期間だけに、
子供達に生活のリズムを持たせる意味でも、
さくの世話は良い起点となってる様子。


その日の夜。


『一週間経ったから、いよいよ抱っこに挑戦しよー!』
『お手本はママでーーす!』


まずは弘さんが抱っこの仕方を、解説しながら披露する。
次はやりたがりな下の子。
続いて慎重派な上の子の順で、抱っこに挑戦。
さくも子供達も、かなり緊張しているのが見てわかる。


不慣れな子供達の抱っこは、さすがに心地悪いようで、
さくは体を反転させ、ぴょんと飛び降りると、
助けを求めるするように、僕の後ろへと逃げ込んだ。


『練習すれば上手に抱っこできるようになるから、
 慌てないで、ゆっくりやろうねー!』


っと、僕はちょっとフォローしてみた。

抱くほうも抱かれるほうも、どっちも怖いのだろう。
少しさくを自由に走り回らせた後、ケージへと戻した。


次の日も、また次の日も、
少しずつ触れ合う時間を増やしていき、
さくは少しずつ慣れていった。



4/6 さくがうちにきてから、二週間が経った。


ケージの側へいくと、立ち上がって構ってアピールをしたり、
誰がいても、リラックスモードに入ったり、
ケージの外にいるときは、自分から膝の上に上ったりと、
さくはすっかり慣れた様子。


さくの仕草一つ一つが愛おしく、
見ているだけで、幸せな気持ちになる。

きっとみんな、同じ気持ちだったに違いない。


この日は地元の菜の花祭り。
子供達は友達と行くらしく、各々出かけて行き、
僕は弘さんと、散歩がてら祭り会場へ行ってみた。


祭りと言っても、商店会主催の小さな祭りで、
各商店がテントを張っての出店があったり、
地域住民のフリーマーケットがあるくらい。


ぶらぶら歩いていると、菜の花の無料配布所を見つけ、
僕達はもらって帰ることにした。


菜の花を花瓶に活け、居間に飾ってみたものの、
今の時期なら、どこにでも咲いている花だけに、
子供達は見向きもしないのは、当然のこと。
喜んでくれたのは、初めて菜の花を見たさくだけだった。


『さく、菜の花好きみたいだね!』


子供達はそう言って、
菜の花を眺めているさくを眺めていた。





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