昨夜、地元北九州でのライブでした。

疲れ切って寝たんだけど、なんだか昨日の出来事に興奮してたせいか目が覚めたのでブログを書きます。

19日から北九州入りして、たくさんの方にご挨拶をして、ご縁が溢れた数日間。

その最終日に小倉FUSEで歌を歌いました。

駆けつけてくれた私の数少ない友人や、北九州で応援してくれているファンの方や、家族が見守る中で歌うと、ついつい想いが溢れていつも以上にMCが長くなってしまいますね 笑

一人一人の顔を見ながら「来てくれてありがとね」「聴いてくれてありがとね」と、想いを噛み締めながら歌っていました。

今回のライブは、帰省に合わせてどうしても歌いたくて急に決めたライブでした。

FUSEの店長に無理言って、出演者の咲穂ちゃんと夢海ちゃんにも急に声をかけたのに、みんな快く引き受けてくれて歌ってくれた。

その気持ちがとても好きだったし、歌うなら必ずFUSEが良かったので、北九州で頑張ってる人と一緒に歌いたかった。

改めて、昨日の1日を一緒に作ってくれたみんなに感謝です。

そんな中、私のステージで最後の曲を歌う前、ずっと会いたかった方に会えるというサプライズがありました。

涙が止まりませんでした。

ずっと、ずっと、会ってお礼が言いたかったので、突然の出来事に驚きと感謝と涙が溢れて「ありがとうございます」とばかり繰り返していた気がします。

幼い頃、私が過ごした北九州での毎日は、決して楽しい事ばかりじゃなかった。

孤独に飲み込まれて自分や他人を愛せずに傷付けてばかりだった日々や、誰かに愛されたくて泣いてばかりだった頃、どこかこの町の全てから避けられているように感じていた。

東京に出てからも、その気持ちは拭えなかった。

そんな地元での23年。
そして東京にきてからの約10年。

その全ての時間を救って、今に繋げてくれたのがその方の優しさでした。

あの日泣きながら見た海が、寂しくて潰されそうに見上げた空が、こんなにも綺麗で、捨てたつもりの過去が今に繋がってるんだ感じた途端、故郷に対する申し訳ない気持ちと感謝で、胸がギュッとなりました。

私の人生を変えてくれた恩人に、心から感謝でいっぱいです。

本当にありがとうございました。

まだまだ未熟な私だけど、でも私を救ってくれたこの町に恩返しがしたい。

繋がった過去と現在を、今度は未来に繋げていきたい。

歌う事しかできないけど、歌う事だけが私に与えられた唯一の宝物だと信じているので、父がくれた大きな声と、母がくれたこの心で、これからも歌っていきたいと思います。

昨日のあの瞬間を、一生忘れません。

私に繋がってくれた全ての人にありがとう。

これからも、どうぞ宜しくお願いします!


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【岩崎宏美さんからのコメント】

初めてCDを聴いた時、言葉に力があって、声にとてもエネルギーを感じました。

と同時に、一人でも多くの方に、櫻さんの歌を聴いてもらいたいと思いました。

アレンジを担当した青柳誠さんに櫻さんを楽屋で紹介されたとき

一目で「この人、絶対に歌がうまいんだろうなぁ」と感じたのです。

そしてその思いは的中しました!

暖かくて、エナジーを感じる櫻さんの歌、是非聴いて応援してください!

 

 

 

癌を患った身体で東日本大震災へ行き、帰宅途中に亡くなった母へ送る大切な曲 。

 

「櫻の花」

 

あなたもきっと繋がっている。