「短期間で字が上手くなる」 と謳われた
ちょっと練習しただけで達筆になるなら、私は苦労していません。
そもそも、「キレイな字」とはなんでしょう?
実はこれには、明確な定義がありません。
あるとすれば、「正しい日本語」。
私たちが日頃書いているのは、文部科学省が定めた
「正しい日本語」の形であり、“書写”なのです。
定められる前までは書道しかなかったので
義務教育で教えるにあたり定められたのでしょう。
つまり、
日本語として正しい、キレイな字、というのは
私たちが小学校で習った“書写(習字)”なのです。
そこで、小学校学習指導要領を見てみますと、
「硬筆は、毛筆に関連づけて教える」という一文があります。
そう、正しい日本語とは、毛筆で書かれた字なのです。
これはボールペン字(=硬筆)であっても同様。
いかにボールペンで、毛筆で書いたような線を書くのか。
それがまずはポイントになります。
さらに、書写の授業を思い出してみると、
基本的な日本語の書き方、というものが凝縮されていることに
今なら気づいていただけると思います。
私がお話している以下のルールさえ頭に入ってしまえば
達筆まではいきませんが、
正しい日本語に容易に近づくことができます。
上のルールだけを教え、
15分間、お手本なしで指導した結果がこちら。
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