すっかり2月になりました。
如何お過ごしでしょうか。
今年のスタートはいい感じに切れたでしょうか。
ワタクシの1月を振り返ってみます。去年は結局振り返らなかったのに今年はさっそくです。1ヶ月放置したもんで。
まずはこちらから。
去年の7月末に東京芸術劇場で上演した、時間堂
『ゾーヤ・ペーリツのアパート』(作:ミハイル・ブルガーコフ)
その戯曲を翻訳された秋月準也さんが、なんと第9回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞されました。
私の稚拙な説明で恐縮ですが、
小田島雄志さんは言わずと知れたシェイクスピアなどの海外戯曲翻訳において日本の第一人者のお方です。いま風に言うレジェンドですね。
この賞の条件として「その年に上演された翻訳戯曲から選ぶ」というのがあって、時間堂の上演が審査員のかたの目に留まり、こうなったということで。
(同時に受賞された洪明花さん、下の写真の黄色い衣装の女性も、とっても素敵な方でした)
小田島先生から秋月さんが表彰される瞬間。
なんだかとても嬉しくて、こっそり涙が出ました。
ひとつの公演が上演される裏側には、いかに多くの人たちの尽力、そして縁があるのかということ。
この賞がきっかけでまた関係者の人びとと会ったり、時間堂がなぜこの戯曲をやることになったかのエピソードを聞いたりして、改めて照らしていただいた、気づかせていただけた、と感じました。
そして演劇の重要なラストピースはいつだって観客の方々です。
秋月さんは僕らに「時間堂のみなさんと分かち合いたい」と言ってくださいましたので、僕はゾーヤを観にきてくれたお客様、そして時間堂を応援してくださったすべての方々と分かち合いたいと思います。
ありがとうございました。
あなたと俺たちと一緒にのだよ!
最後に片付けをして帰る時、僕は酔っ払ってカバンを忘れてあわてて引き返し、結局タクシーで帰ったことは良いとは(フトコロ的に)いえない思い出です。
と、ここまでは去年のつづきの話です。これを書かないと先には進めない。
ここからはチョコチョコと。
これは、本当にすごい作品でした。
最近あまり映画館で見てないから他のことはわかんないけど、この作品はアニメなのにあまりに登場人物が生き生きとしているので、舞台のような観客の反応があった。それがすごいことだと思います。
まだやってるのかな?
人にすすめることあんまりしないですが、これは観て欲しいと思います。観てください。
書きたいこともっと沢山あるけど。
そう思わせる作品ってすごいですよね。
僕も俳優のはしくれとして、そういう作品に出られるようになります。なる。
目を細め鼻の下が伸びきっている写真は恥ずかしくて載せられません。
言葉以前の、呼吸というか空気でコミュニケーションが取れるというのは凄いですね。幸せ。
夕方に西へ向かうのが好き。
三鷹車両センターの夕暮れ。
今日は去年の劇団だるめしあんや、時間堂でもお世話になった縣サラリーマン村松さんの出演している劇団鋼鉄村松を観に王子へ。
劇場に観に行ってはじめてのアクシデントもありましたが、関わっている役者さんスタッフさんの懸命さもあって、とても新鮮な気持ちで楽しめました。
顔もハレーション起こしちゃって、模型みたい。