１１月２、３日、新宮町で、福岡で初めての開催となる「朝鮮通信使ゆかりのまち全国交流大会」が開かれました
江戸時代に平和の使節として１２回来日した、朝鮮通信使の“ゆかりのまち”は全国各地にあり、過去１６回交流大会が持ち回りで開催されてきましたが、福岡では初の大会です。（過去の資料を以下に掲載）
第１回 1995年11月 長崎県厳原町（現対馬市）
第２回 1996年11月 山口県下関市
第３回 1997年11月 広島市福山市
第4回 1998年11月 滋賀県高月町
第5回 1999年11月 長崎県厳原町（現対馬市）
第6回 2000年11月 岡山県牛窓町（現瀬戸内市）
第7回 2001年11月 兵庫県御津市（現たつの市）
第8回 2002年10月 近江八幡市
第9回 2003年 9月 韓国釜山広域市
第10回 2004年11月 長崎県対馬市
第11回 2005年11月 岐阜県大垣市
第12回 2006年10月 広島県呉市
第13回 2007年 5月 静岡県静岡市
第14回 2007年10月 滋賀県彦根市
第15回 2008年8月 山口県下関市
第16回 2009年10月 滋賀県高月町
福岡は、当時の黒田藩が最高級の接待をした記録が残っており、その場所が新宮町の相島（あいのしま）です。
私たちのチームは通信使行列の楽隊の依頼を受けました。２日は相島で大会行事と通信使行列....しかし、この日は平日でメンバーは皆、都合がつきません。主催者側からは何とか出来ないかとお願いされ、私と２回だけ練習した女性、その場で練習したスタッフのみなさんと急造楽隊を結成しました。^_^;
相島到着、ハングルの横断幕が貼ってありました。
通信使を迎えた波止場の説明板です。
相島は人口数百人ののどかな島です。釣りで訪れる人たちはいますが、これほど島に大挙して人が増えたのは、それこそ江戸時代以来かも知れません。
島の西側海岸、陽に映えてとてもきれいです。
通信使をもてなした客館跡の説明板。
客館図～これが発見されて客館の位置が特定されたそうです。
客館跡に記念碑が建立されていました。この日が除幕式だったようです。
実は相島は人を怖がらない猫がたくさんいます。猫の研究に来る人もいるそうです。
行列の始まりです。本格的な再現です。
ボランティアスタッフを始め、この島の人たちも行列に参加してました。
急造の楽隊は私のチャンゴ、プク１台、チン１台、ソゴ５人で華を添えました。
小学校のグラウンドで折り返しです。この後、何とかやり終えて楽隊の役割を終えました。やはり楽器があってよかったですねと言われ、ほっと胸をなで下ろしました。
次の日（３日）は、新宮町の会館に集合、メンバーの家族を含め１０数人が集合しました。
準備風景です。
会館の玄関から出発しました。
今回の行列衣装などは、対馬の方から来た人たちによって準備されていました。毎年８月の「アリラン祭り」で使用されているもののようです。
新宮中央駅の前の「まつり新宮」の会場までの行進でした。会場舞台では様々な式典や伝統芸能の公演が行われました。
サムルノリは釜山から来た「南山ノリマダン」
若いメンバーが中心だったようで、私たちと面識のある顔はなかったようでした。行列の中では離れた位置でしたが、すれ違う時に一瞬のジョイントもしました
迫力の舞台にお客さんはやんやの歓声
本当に久しぶりにお会いしました、対馬のＳさん。１０数年お会いしていなかったんですが、全然変わっていなくてびっくりです
今は、アリラン祭り関係などは後進に任せているとのこと。しかしまだまだお元気で、今回の行列の準備や後片付けなども率先して行っておられました。
大会の規模が大きくて、主催者の皆さんは本当に大変だったと思います。私たちも勝手がわからず、どう動いたらよいのかわからない場面もあったのですが、何とか成功裏に終えることが出来たようです。
みなさん、お疲れ様でした(^O^)／