「愛の流刑地」編その1

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 最近よくこのブログで取り上げているTBSラジオ「ストリーム」の中のコーナー、「コラムの花道」。以前、トヨザキ社長こと書評家豊崎由美女史が、「愛ルケ」こと「愛の流刑地」by渡辺淳一をぶった切った回(2006年6月23日放送)があって、これが大爆笑なのである。どれくらい面白いかは、ぜひポッドキャストなどで聞いていただくとして、今回は日本テレビの「愛ルケ」である。





 

 1ヶ月くらい前、日テレで「坊ちゃん先生」という、渡辺淳一の自伝的小説(Dr.コトーの北国版みたいな話)を原作にした2時間ドラマが放送されたのだが、その中で、主人公が通う居酒屋の女将が川島なお美だったのである。ああ、なんかもうたまらん、と思いながら最後までドラマを見ていたのだが、川島なお美が出演していることが分かった時点で「坊ちゃん先生」というドラマの「肝」はつかんだも同然だった。渡辺淳一の小説のドラマ化=川島なお美in日テレ。テレビではこういったミラクル(味はお醤油100%)が起きるのだ。だからテレビを見るのをやめられないんだな。

 「坊ちゃん先生」が放送される前から「愛ルケ」がドラマ化されることは知っていたので、「愛ルケ」(ドラマ)で、川島なお美がどんな役をやるのかについて、「おとなのコラム」 に書いたのだが(テレビ欄からこんにちは~ワイン編~エンジェルコラムのコーナーから読めますよ)そのときの筆者の予想は主人公のカップルが逢瀬を重ねる宿の女将だったのだが、正解は岸谷五朗演じる主人公の村尾の行きつけのバーのママだった(意味としては居酒屋の女将と同じである、ワンパターンだな、と一応ツッこんでおく)。惜しい。予想が当たったとしてもうれしくはないけど。







  しかしこの日テレ版「愛ルケ」はすごいことになっているなあ。この原稿を書いているのは21日の午後なので、まだ後半が放送されていないのだが、前半だけでもしょっぱなから山本寛斎、みのもんた、ビートきよし(なぜだ)にもちろん川島なお美と古谷一行!まで出演。

 お忘れの方もいるかもしれないが、川島なお美と古谷一行は「失楽園」(これも日テレ)で共演。放送コードに挑戦(自称)と意気込んで過激なラブシーンに挑んだのである。思い出したくもないことを無理矢理書いてみた。嫌がらせのつもりか。とにかく日テレ+渡辺淳一の小説のドラマ化という世界観では、オールスター、といっていいほどの豪華キャストである。泉ピン子と杉田かおるはとりあえずこの中に入れないでおく、迷ったけど。







 「愛ルケ」ドラマ化、というのは日テレにとってどういう位置づけなのか。笑わせるつもりでみのや山本寛斎を出したのか。だとしたら成功だけど、真剣、というかあくまで王道な「スペシャルドラマ」として「愛ルケ」を作ったはずだ。だったらゲスト出演者の人選で視聴者の「(失、あるいは苦)笑」を買っちゃいかんだろ。筆者は笑える方がいいけど。






 たぶんみのの「愛ルケ」出演は、渡辺淳一と「お友達」だからだろう。渡辺淳一の世界観って見事に統一されているなあ。作品と作家が純粋にイコールで結べる気がする。「鈍感力」と「愛ルケ」、形式はエッセイと小説で違うが、言ってることは同じだと思う。「男と女、エッチするのが1番だ」ってことだろう。きっと(乱暴なくくりかもしれないが)。私小説とはまた違う「自分語り」。懐が深いんだか浅いんだか、モテるんだかモテないんだか、大人なんだかいつまでも少年なんだか。

 しかし情事の最中に、相手に「殺して~」って言われて、ほんとに殺すのはまずいだろ、どう考えても。過失の方向性がすっごいまぬけ。「ニセメール」こと永田元衆議院議員の妹がSMプレーの最中に相手の男性を殺害してしまったという事件があったけど、それと同じだよね、「愛ルケ」。原作ではいろいろなプレーを主人公のカップルはしたみたいだし。これが渡辺淳一の描く「究極の愛」なのかなあ。後半はもっとすごいことになるのだろう。ビデオに録るけど、見ないかもしれない。







 渡辺淳一って、石原慎太郎と話が合うと思う。男性性の解釈の方向性が似ていると思うな。2人が面識があるのかどうかは知らないけど。

 明日(22日)が統一地方選挙の告示なんだよなあ。テレビなんかでは選挙に向けていろいろな規制があるわけだけど、ネットはどうなんだろう。とりあえずテレビにおける選挙のあれこれは、選挙が終わってから書くけど(こんなブログに影響力があるわけないけど、そこは一応ちゃんとします)、「渡辺淳一と石原慎太郎は話が合うと思う」って悪口じゃないですよ。ちょっとそう思ったってだけの話だから。







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