漆喰九一のブログ

名古屋市北区の左官屋です。
国産天然素材のみを原料にした漆喰を、オリジナルで開発・製造・販売・施工しています。


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岡島です。


以前、阿智村に味噌作り体験に行ったとき、自分たちでゼロから家を建てている子どもたちに出会ったことを、少し書きました。(4/4ブログ 「阿智村へ味噌づくり体験に行ってきました」)

そのときみんなで土壁を塗った壁に、上塗りで漆喰を塗りたいと思ってるので教えてほしいという連絡をもらい、居ても立ってもいられなくなった社長と、ふたたび伺いました。

子どもたちの家づくりは進んでいるのかな?



おー、きれいな土壁になってる。ドアもすてきじゃないですか。

作業日の前夜に伺ったので、夜は社長がここに泊まることに。もう住めちゃうんだね、すごいすごい。


つぎの日の朝は鳥の声で目覚めました。アラーム音で起きるのとぜんぜんちがうんですけど。なんですかこの清々しい朝。なんですか普段の私の淀んだ生活。・・・ってそれはさておき。

朝から元気な男の子(プラスおじさん)たちがバドミントンを始めましたよ(笑)運動場がすぐそこで、いい環境だね~。

それにしても、社長の環境適応能力の高さを改めて実感。子どもか動物レベルです、はい。


今日の朝ごはん当番はいちばん下の女の子だそうです。もうなんでもできちゃうんだね。私がこれくらいの頃なんて、なんの役にも立ってなかったなぁ・・・。あ、今もだ。

おいしい朝ごはんをいただいて、さっそく作業開始!


さてさて、今回は漆喰をつくるところから始めます。ここはあえて、昔ながらのやりかたで。ツノマタという海藻を鍋で煮溶かし、糊をつくります。

そのツノマタがこんなの。二手に分かれた角がある(はず)ってことで、開いてみたりしたけどイマイチわからず。ふう~ん。


この大きな寸胴で煮ます。


みんなでかわりばんこに、火の番とかきまぜ係り。働き者の、なかよし兄弟です。


海藻を煮ている間に、麻すさの準備です。秤とくらべて麻がやまもり!


計った麻すさを、混ぜやすいように叩いてふかふかにします。

これがまたすんごい宙を舞うんです・・・げほげほ。

なにを使って、どうやって叩くとやりやすいか、みんなそれぞれ考えて、いちばんいい方法を見つけていきます。すごいなぁ。


小休止。昨日いただいた晩ごはんが、ぜーんぶ混ざっておにぎりに。おいしい!!社長がつくってきたきゃらぶきもおいしかったです。


糊ができたら漉します。すごい量。


できた糊と麻すさを混ぜます。


 

よく混ざりましたら消石灰をばさばさと入れてこねます。


みんなががんばってる間、おかあさんはこのワイルドな台所でお昼のしたく。

手際の良さに見入ってしまいます。


お昼休憩のあと、引き続き同じ作業を繰り返し。

みんな道具や練り方をどんどん変えて、どんどん効率よく、手早く上手になっていきます。はじめての作業を、おもしろがりながらちゃんと自分のモノにする、しかも素早い!みんな天才だね。


すぐそばでちいさな大工さんが作業中。

お兄ちゃんへの贈り物のテーブルをつくっているのだそう。どうやってつくろうか自分で考えて、思うようにならなかったらどうしてかまた考えて、ひらめいたらすぐにやってみる。

そりゃこんな目になるよね、その真剣さに惚れ惚れするよ。ちいさな職人さん、がんばって。


それにしても、ここはずっと、いろんな音が聞こえます。木が削られる音、麻を叩く音、かまどの音、たいこの音、歌声、笑い声、鳥の声、川の音。

ぜんぶ混ざってもとっても心地いい。


おっと、うっとりしてはいられない、これからが本番です。

いよいよ壁を塗りますよ。お兄ちゃんの家だけど、弟たちにも塗らせてあげます。やさしいね。



「ブロローン♪」・・ん?なにかの配達のおじさんかな??・・・って社長!カブ似合いすぎ。はまりすぎ。違和感なさすぎ。環境適応能力うんぬん超えてます。ビビるわ。


みんなで力を合わせて一面塗りました。社長も、教えることはなにもないって言うくらい、みんな上手でした。この調子で、きっとあっという間に仕上がっちゃうね。


道具に感謝しながら、お片づけ。

「きれいにしておくと、次に作業するときに、必ず道具が応えてくれるから」なんて、社長がちょっといいこと風なことを言ってました。(会社の事務所が「あの」状態だった人ですけどね・・・と、遠い目になる社員・・・)


今回も、子どもたちのキランキランの目が、終始まぶしかった1日でした。

自分の家を自分でつくるという作業をとおして、どれだけたくさんのことを知り、どれだけたくさんのことができるようになるんだろう。

こんなふうに、いろんなびっくりやおもしろいことを自分で見つけて、全身で触れて、感じて、考えて、動いて、その結果がぜんぶ自分に戻ってくる、そんな毎日をすごしたら、いったいどんな大人になるんだろう。

人の顔色ばかり気にして、目に見えない無責任な情報に振り回されて、自分がどうしたいのかもわからない、いいと思うもの、よくないと思うもの、それすら自分自身で決められない、そんなことが、世の中にはあるんだよ、なんて、この子たちにとってはキョトンだろうな。


ものごとは、ほんとはとても単純で、自分ができることなんて、せいぜい自分の目で見えて、自分の手が届く範囲にしかないんだから、ちゃんと目の前の人や現象とまっすぐ向き合って、自分の頭と心にきちんと耳を傾けて、答えを出せばいい。

そうやって決断したんだったら、あとは自分を信じるだけ。

いつも社長に言われてることと、今日私が見たことが、不思議とリンクしました。


みんなのお城が完成したら、また見せてくださいね。

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岡島です。


去年の年末、雨の降る夜のことです。ひとりの男性がふらりと漆喰九一を訪れ、

「あのう・・・ここで漆喰は買えるんでしょうか・・・」と。

「はい、、大丈夫ですよ・・・どこに塗られるんですか・・・?」とこちらもおそるおそる対応。

そんな、静かで地味~な出会いとは裏腹に、その方は、とっっても面白くて、とっっても夢があって、とってもとっても驚くものを、淡々とおひとりで製作されていたのでした。

それが、今回お邪魔させていただいた、ツリーハウスです。


のどかな山の中にそびえる、ツリーハウス。ほんとだ、木が支えてる!すっげぇ~かっけ~。

実はこれだけでなく、この敷地にある建物や遊具は、ぜんぶMさん作です。んも~、ぜんぜん大したことないという顔をして大したことしてる人、好き(笑)


さぁ、はじめるぞー・・・・と思いきや、着いたらいきなりお昼休憩。

私が珈琲を淹れている間に、うれしそうにテーブルの準備をしていた社長。タッパの中は社長が早起きしてつくったラタトゥイユです。いちおう念のため確認ですが、仕事しにきてますよ、私たち。


さて、今度こそ作業開始です。

まずは養生から。


「おかじまさん、ヒマならメッシュテープでも貼る?」と社長に軽く言われてはじめたテープ貼り。意外と重労働で、死ぬかとおもったー。ぜぇぜぇ・・・


下地がベニヤなので、アク止めを塗ります。


次に、下塗りの材料のつくり方をレクチャー。


コテ板から材料をとる練習。最初は材料が落ちそうでこわいですが、コツをつかめば大丈夫。くるりんぱ。


そして塗り方をレクチャー。


Mさん、上手に塗られています!


お気づきかとは思いますが、とってもコンパクトなツリーハウスなので、入り口の外から覗くか、中のすみっこでちいさくなって撮影するしかないので、全体的にこのようなあおりアングルとなっております。


漆喰を塗るのは、下塗りが乾いたあとになるので今日はここまで。漆喰の塗り方や道具の使い方、材料の保管方法などをレクチャーし、あとはMさんのペースで作業を進めていただきます。

使い終わった道具は、次に使うときのために、きれいに洗って片づけて、レクチャー終了です。


それにしても、いい眺めだなぁ~。


ひと段落したところで、3人でツリーハウスの中でおしゃべり。

穴ぐらにいるようなわくわく感と、近い距離感のせいか、なんだかだんだん心ほぐれて、自然と身の上話などもぽつぽつ。

夜にお酒なんか飲みながら仲間と語り合ったり、ひとりでゆっくり過ごしたり、いろんな場面が目に浮かびます。

きっとかけがえのない空間になりますね。

仕事場と、家庭と、あともうひとつ、自分が自分らしく過ごせるの3つ目の場所、第三空間ということばを、ときどき耳にしますが、これはまさに究極の第三空間。自分の好きなものを集めて、自分でつくった、自分だけのお城です。あこがれるなぁ。


完成したら、また遊びに行かせてください。


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