永年、海外で行方不明の相続人を探す方法をお伝えしています。

今日は「③インターネットを活用する方法」です。

 

◆関連記事はこちらから1)相続人が海外で行方不明
2)海外の行方不明の相続人を探す方法〜①外務省の所在調査

3)海外の行方不明の相続人を探す方法~②現地日本人会などへ問合せ
4)海外の行方不明の相続人を探す方法~③インターネットを活用する

 

これからお話するこの方法は、ちょうど今から一年前に実際に私が試してみて、永年連絡がとれなかった相続人が見つかった方法です。

 

 

インターネットで名前を検索

 

90歳代の女性が亡くなりました。

夫も子供もいないため、相続人は姉になりました。

その姉も女性より先に他界しており姉の子である姪2名が相続人になりました。

 

姪のうち長女は昭和30年代に、アメリカ人と結婚後アメリカに渡り、妹の二女とはこの10年以上連絡を取っていませんでした。

 

二女が長女と女性の遺産について遺産分割協議をしようと思い、連絡先を調べたところ、電話帳を紛失してしまっており連絡が取れない状態でした。

 

「困ったな~。連絡が取れなければ遺産分割協議ができない」

と私もお手上げ状態。

 

二女の方から長女の方の英語名をお聞きしていたので、

事務所で時間が空いた時に何となく長女の方の英語名をインターネットで検索してみると、、、、、

 

 

なんと、長女の方らしき人物が検索でヒットしました。

 

長女の方が卒業された高校の同窓会通信がインターネット上で掲載されており、そこに長女の近況報告と現在の住所や電話番号が記載されていたのです。

 

 

国際電話で最新の連絡先がわかることも

 

さっそく、二女の方にご了解を得て、同窓会通信に記載されていた電話番号に国際電話をかけてみました。

 

ところが、残念なことに、電話に出た人は全くの別人。

 

 

この国際電話、実は、私が実際にアメリカに電話をかけたのではありません。

KDDIの電話サービス、「国際オペレータ通信」を利用しました。

これはオペレータが話したい相手を電話口まで呼び出してくれるシステムです。

(英語が少々、いやいや、かなり苦手なので英語で電話なんて私にはできません。。。。)

 

「長女が見つからないと困るな~」と私がオペレータにぼやくと、

 

「少しお時間いただけますか?少しお調べしますね」とオペレータの方。

 

しばらくすると、

「同じ州に同じお名前の方が、別の電話番号でいらっしゃるようです。

 もう一度、電話してみましょうか?」と返事が。

 

「ぜ、ぜひ、電話してください!!」と叫ぶ私。

 

数分後、

なんと、私が探していた長女の方が電話に出られたんです。

 

最初は、久しぶりの日本語のためたどたどしくお話をされたのですが、叔母が亡くなったことや今後の相続手続についてご説明すると、故郷のこと、亡くなった叔母のこと、そして妹さんのことをとても懐かしがられて、たくさんお話をして下さいました。

 

それからは、長女の方とはメールや郵便で相続手続を進めて行きました。

 

相続人の方が海外にいる場合、相続手続は通常よりも複雑になります。

 

特に長女の方はアメリカ国籍を取得されていたのですが、日本の戸籍には日本人として記載が残っており、法務局で相続登記を行う上では問題がありました。

 

そこは司法書士の腕の見せ所です!

 

なんとか二カ月後には、無事に遺産分割協議が成立し不動産の相続登記も完了しました。

(この点は、後日、ブログでお話いたしますね。)

 

 

「インターネットで名前を検索してみる。」

 

みなさんも知り合った人を検索することはよくありますよね。

IT社会の現代でITを使わない手はありません。

こんな当たり前のことから行方不明の方の所在を調べるヒントが見つかることもあります。

 

 

「一つのヒントから行方不明の方に辿り着く」

 

必ずそうなるとは限りませんが、

私の経験が同じケースで悩んでられている方々のお役に立てば嬉しいです。

 

 

◆関連記事はこちらから1)相続人が海外で行方不明
2)海外の行方不明の相続人を探す方法〜①外務省の所在調査

3)海外の行方不明の相続人を探す方法~②現地日本人会などへ問合せ
4)海外の行方不明の相続人を探す方法~③インターネットを活用する

 

 

■家族信託のご相談も受付中!■

司法書士 国本美津子が
一般社団法人家族信託普及協会
「家族信託専門士」を取得しました!
・相続人が既に認知症で将来、遺産分割協議ができないかもしれない
・親の実家を売却し介護施設に入居したいが親が認知症になると売却が困難になるかもしれない
・障がいを持つ子供の将来が親である自分が亡くなると心配。

そんな心配をお持ちの方は、ぜひ「家族信託」を検討してみましょう。
「家族信託」で不安や心配を安心にかえるお手伝いができるはずです。

 

■個別相談のご予約■

電話 078-412-2244
JR摂津本山駅 南へ徒歩1分の事務所で、女性司法書士がゆっくりと丁寧にお話をお聞き致します。まずはお気軽にお電話ください。
約1時間 相談料(相続遺言)5,000円、(家族信託)10,000円(税別)を頂戴しております。

海外にいる相続人と永年連絡が取れない。

行方不明でも相続人には代わりありません。連絡が取れなければ、遺産分割協議をすすめることができません。

 

◆関連記事はこちらから1)相続人が海外で行方不明
2)海外の行方不明の相続人を探す方法〜①外務省の所在調査
3)海外の行方不明の相続人を探す方法~②現地日本人会などへ問合せ
4)海外の行方不明の相続人を探す方法~③インターネットを活用する

 

海外の行方不明の相続人を探す方法として、外務省の所在調査の制度を利用するのも一つですが、次のような方法も一度試してみて下さい。

 

 

現地日本人会などへ問合せ

 

「海外にある現地の日本人会や県人会へ問合せをする」方法です。

 

15年程前、私が実際に担当した相続手続でも、この方法で相続人の方が見つかったことがあります。

 

亡くなった方には夫や子供がおらず、兄、弟、妹が相続人になりました。

ところが、その兄と弟が戦後ブラジルに移住していたのです。

 

日本にいる相続人である妹は、ブラジルに移住した兄と弟とは永年、連絡をとっておらず生死はおろか、所在も知りませんでした。

 

兄と弟の戸籍を確認したところ、戸籍の附票には「住所 ブラジル○○州」とだけ記載されており、最初にブラジルへ移住した際の詳しい住所も判りません。

 

私の記憶では、その当時まだ外務省の所在調査制度はなく(たぶん)、外務省に相続人の所在を調べる手立てはないか、と問合せたところ、参考にして下さい、と現地ブラジルにある日本人会を紹介してもらいました。

 

そこで、相続人である妹さんと相談し、現地の日本人会へ連絡をとり探している相続人の兄と弟や亡くなった方の情報をお伝えしました。

 

 

数か月がたったある日、

日本人会の担当の方からメールで連絡がきました。

 

 

メールの内容は、なんと!

 

「ブラジルに住んでいる日系の方向けに発行している新聞に情報を掲載したところ、探していた兄と弟から連絡がありました!」

 

というものだったんです!!

 

その後、日本にいる妹からブラジルにいる兄と弟へ連絡をとってもらい、無事に遺産分割協議を成立させることができました。

 

こんなこともあるんですね。

担当していた私もビックリしたことを今でも鮮明に覚えています。

 

 

相続人調査はやれるだけやってみる

 

「相続人を探しても所在がわからない、生死も不明だ。」

そのような場合、相続手続を進めて行くため最終的には、

「不在者財産管理人選任」や「失踪宣告」の制度を選択することになりますが、

 

その前提として、

「行方不明の相続人を手を尽くして探してみる」ことが必要です。

 

安易に「連絡がない」からと諦めずに、相続人の調査をやれるだけやってみてください。

 

今回のケースは、ブラジル日本人会の方のご協力で何とか相続人の方と連絡を取ることができました。

随分と以前のケースですので、現在ではこのように取扱をされていないかもしれませんし、他の国の日本人会では対応が難しい場合もあると思います。

 

ですが、色々な方法を試すことで、様々な方のご協力やご縁があって、

みなさんの大切な親族の方が見つかるかもしれません。

 

 

まずは、「海外の行方不明の相続人を探す努力」を一緒にしてみましょう!

今日ご紹介した方法を一つの選択肢としてぜひ試してみてくださいね。

 

 

次回は、昨年担当した相続手続で、別の方法で相続人の方がみつかった事例をご紹介いたします!

 

私の経験がみなさんの相続遺言のお役にたてますように。

 

◆関連記事はこちらから1)相続人が海外で行方不明
2)海外の行方不明の相続人を探す方法〜①外務省の所在調査
3)海外の行方不明の相続人を探す方法~②現地日本人会などへ問合せ
4)海外の行方不明の相続人を探す方法~③インターネットを活用する

 

 

■家族信託のご相談も受付中!■

司法書士 国本美津子が
一般社団法人家族信託普及協会
「家族信託専門士」を取得しました!
・相続人が既に認知症で将来、遺産分割協議ができないかもしれない
・親の実家を売却し介護施設に入居したいが親が認知症になると売却が困難になるかもしれない
・障がいを持つ子供の将来が親である自分が亡くなると心配。

そんな心配をお持ちの方は、ぜひ「家族信託」を検討してみましょう。
「家族信託」で不安や心配を安心にかえるお手伝いができるはずです。

 

■個別相談のご予約■

電話 078-412-2244
JR摂津本山駅 南へ徒歩1分の事務所で、女性司法書士がゆっくりと丁寧にお話をお聞き致します。まずはお気軽にお電話ください。
約1時間 相談料(相続遺言)5,000円、(家族信託)10,000円(税別)を頂戴しております。

相続人の一人が海外で音信不通。

 

行方不明であっても相続人には代わりありません。

連絡を取って相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。

 

◆関連記事はこちらから1)相続人が海外で行方不明
2)海外の行方不明の相続人を探す方法〜①外務省の所在調査
3)海外の行方不明の相続人を探す方法~②現地日本人会などへ問合せ
4)海外の行方不明の相続人を探す方法~③インターネットを活用する

 

 

海外の相続人を探す方法①外務省の所在調査

 

海外にいる音信不通の相続人を探す方法をご紹介します。

 

まずは、公的な手段として「外務省が実施する所在調査」があります。

 

外務省のHPによると

三親等内の親族や、裁判所、弁護士会、官公署からの依頼により、海外に在留している可能性が高く、長期にわたってその所在が確認されていない日本人の住所、連絡先などを、海外にある日本公館が保有している資料をもとに調べる制度

とのことです。

 

利用目的も

行政、裁判上の情報収集だけでなく、遺産相続や消息調査のため

でも可能です。

 

 

遺産相続のため、同じ相続人から外務省に所在調査の依頼を行うことで、

行方不明の相続人が在留している海外の日本大使館や領事館に本人の住所や連絡先を届けていれば、その情報を外務省が知らせてくれます。

 

 

海外で長く音信不通になっている相続人がいる場合は、まずはこの制度を利用することを検討してみてください。

 

 

必ず相続人が見つかるとは限りません。

 

ただし、外務省が行方不明や音信不通の相続人を必ず探し出して見つけてくれる制度ではありません。

 

・帰化で日本国籍を喪失している場合は利用できない。

・海外の日本大使館や領事館に本人が住所や連絡先の届出を行っている

 

ことが必要ですので必ず見つかるとは限りません。

 

ですが、相続人が見つかるきっかけになるかもしれません。

ぜひ該当される方は一度、外務省に届出をしてみてはいかがでしょうか。

 

私も近々、この外務省の所在調査の届出を行う予定です。

行方不明の相続人の方が見つかるかしら。。。。

 

このブログがみなさんの相続遺言のお役に立てますように。

 

◆関連記事はこちらから1)相続人が海外で行方不明
2)海外の行方不明の相続人を探す方法〜①外務省の所在調査
3)海外の行方不明の相続人を探す方法~②現地日本人会などへ問合せ
4)海外の行方不明の相続人を探す方法~③インターネットを活用する

 

 

■家族信託のご相談も受付中!■

司法書士 国本美津子が
一般社団法人家族信託普及協会
「家族信託専門士」を取得しました!
・相続人が既に認知症で将来、遺産分割協議ができないかもしれない
・親の実家を売却し介護施設に入居したいが親が認知症になると売却が困難になるかもしれない
・障がいを持つ子供の将来が親である自分が亡くなると心配。

そんな心配をお持ちの方は、ぜひ「家族信託」を検討してみましょう。
「家族信託」で不安や心配を安心にかえるお手伝いができるはずです。

 

■個別相談のご予約■

電話 078-412-2244
JR摂津本山駅 南へ徒歩1分の事務所で、女性司法書士がゆっくりと丁寧にお話をお聞き致します。まずはお気軽にお電話ください。
約1時間 相談料(相続遺言)5,000円、(家族信託)10,000円(税別)を頂戴しております。