変数とは | 秀丸マクロ, Word VBA, or the like

変数とは

例えば、人に買い物を頼む時に、

牛乳買ってきて』というように具体的に買ってきて欲しいものを言います。

しかし、上の例で頼んだ『牛乳』という品物を紙に書いて、
その紙を渡しながら『これ買ってきて』とお願いすることもできます。

紙に書くものは別に『牛乳』でなくても、『醤油』でも『米』でも何でもいいです。

またレストランでは、ウェイターが注文票に注文内容を書いて厨房に渡す場合があります。

調理人は、注文票を見て、そこに書かれている物を調理します。

上の例で述べたように、買ってきて欲しい物を書いた紙、又は、注文票が『変数』になります。

なぜこの変数が必要になるのか?

牛乳買ってきて』や『醤油買ってきて』というように、微妙にお願いするときの言葉を変えずに、
何をお願いするにしても、『これ買ってきて』といって紙を渡せば済むからです。

ここの、『これ』というのは、勿論『この紙に書いてある物』を指しているのです。

買い物を頼む人は、買ってきてくれる人が居なくても、紙に書いておいておけばいいのです。
買い物に行く人は、その紙さえあれば買い物に行けます。

同様に、レストランでは、注文票を渡しながら、どのような注文であれ『注文入ります』というフレーズを言うだけでいいです。

そんなフレーズ言わなくてもいいくらいです。

どのタイミングでお客さんから注文が来ても、その注文内容を注文票に書いて、厨房に渡すだけでいいのです。

これが、プログラミングでは非常に重要になってきます。

例えば、文字列(文字の集まり)を使って或る処理を行うプログラムを作るとします。

このプログラムで使われる文字列は決まっておらず、様々な文字列が想定されるとします。

例えば、ユーザーが選択している範囲の文字列を使うとします。

ユーザーがどんな文字列を選択するかわかるわけありません。

なので、注文票(変数)を用意しておきます。

プログラムが実行されると、ユーザーが選択している文字列(注文)をウェイターが取りに行き、

この文字列(注文内容)変数(注文票)に書き込んで処理(調理)に回します。


これが変数のイメージです。