昨夜、遅い夕食を食べながら日本アカデミー賞授賞式を観た。
今日はとっても辛口に書きたい。
TV画面から伝わってくる会場の雰囲気が、終わりに近づくにつれて熱気を失っていく感じがしたのは私だけだろうか。今ひとつ、盛り上がりに欠けたし、日本アカデミー賞の価値が昔思っていたほど栄誉あるものに見えなかった。サプライズゲストの登場には、もはや言葉もない。
観ていない映画をいかにも観たかのように批評したり、評価したりすることは、会ってもない人の噂話をしたり憶測でものを言っているのと同等だ。
だから…私は日本アカデミー賞にノミネートされた映画を全部観たわけではないので、どうこう言える立場ではないが、一般ピープル目線で言わせてもらうなら、今、「映画館でいち早く観たい!」と多くの人に思わせる魅力ある映画が少ないのは事実だと思う。そして、テレビの普及から始まりDVDが浸透した今、わざわざ映画館へ足を運んで観る映画に、期待を抱いている人は少なくなっているのではないか。
私自身、最近、「私は映画好きではないのかもしれない」と思うことがある。映画館まで足を運んで観たいと思う映画が、見つけられなくなっているのだ。私の観る目が変わってしまったのか、どうなのか…。
「これは絶対にTVでは放送できない」という映画が観てみたい。
だって映画は、映画館で観るために作られ、映画館で上映されるから「映画」なのだ。いつかTVで放送することを考えた上で作られた映画は、「テレビ用映画」と呼びたいくらい。
話題の小説や漫画を原作とした映画が大はやりだが、オリジナル映画ももっと観たい。その点で『ディア・ドクター』は、無から作り上げようとする精神に満ち溢れていて、すばらしかったと思う。
西川監督の若さや容姿と絡め合わせて映画を批評する人も多く、それを耳にするたびに辟易したけれど、これから出てくる映画製作者(特に女子!)たちは、そんなどうでも良い批評を鼻で笑えるくらい、強くたくましく、本当におもしろい映画を作っていってほしいと願う。そんな熱を感じる映画ならば、私は何度でも映画館に足を運びたい。
仕事でも恋でも趣味でも、上を目指して貪欲に突き進む感じが人間くさくて、すごく魅力的に見えて、今は韓国の映画やドラマを観る機会の方が多い、今日この頃。