花見で一杯、月見で一杯 | 望月六郎的日記『中年勃起』

花見で一杯、月見で一杯

3月25日

この頃は超アナログなカードゲーム、花札などする人はいないかな。

 

子供の頃の正月は、おばあちゃんがどこからか取り出す花札で盛り上がった。

 

バカっ花…というゲームで遊ぶのだが、単なる点数稼ぎのようでそうでもなかった。

 

三光、雨入り四光、四光、五光、赤タン、青タン等々の札技があって、

結果として参加者から点数を巻き上げることができる。

 

フケ、という技があり集めた点数が20点…30点だったっけな…

それ以下だとみんなから30点貰える。 

 

などと、トランプとは違ってなんだか妖しいゲームなのは、単に絵柄のせいだけじゃなかった。

 

いろいろな技の中で非常に効率的な技があって

 

それが月見で一杯、花見で一杯だった。

 

花は、桜の20点、月は、月の20点

 

それに菊の10点、杯を集めると、それぞれが花見で一杯、月見で一杯になる。

 

もう少し丁寧に説明すると、たった2枚で技が成立するわけで

 

三枚が揃うと、菊の杯が2枚分の活躍をして、点数も倍になる。

 

それゆえ菊の杯は大変魅力的な札でもあるわけです。

 

酒と花(桜)と月…大切だよね。

 

すごい月夜だと僕は妻と外を少し歩く。

 

僕が始めた習慣だが、最近は妻の方からもお誘いがあって二人で月を仰ぐ。

 

月は、太陽と並んで命の源だ。

 

月の満ち欠けで地球にリズムが生まれた。

 

珊瑚もだし、人間だって生き物だから月の影響で命を育む。

 

一人で見ても、ああすごい月だな、と思うだけだが

 

二人で見上げると 「すごい月だね」と話すこともできる。

 

お互い頷き合える。

 

二人きりの関係に、月とか海とか富士山とかが絡むと、そこには素晴らしい三角関数が生まれる。

 

花見もそのためにあるに違いない。

 

正直、今回のドガドガマチネ、花見をやってみないか、と思ったのは苦肉の策だった。

 

誰も歌ってくれなそうだったので、それじゃあ花見かな、と思ったのが本当です。

 

しかし、急遽、奈津子が来てくれることになって、花見どうしようか…という気持ちにもなりました。

 

それでもインフォメーションしたし、季節外れの雪を見ながら迷っていたのは事実です。

 

しかし、昨日、そして今日と見事な天気です。

 

桜もいよいよ満開。

 

やっぱり気持ちがウキウキする。

 

来週は天気が続くそうで、来週末まで花が持つか微妙だそうです。

 

つまり、今年の桜は今日に限るのかもしれません。

 

奈津子の歌聞いて、桜を見る。

 

そこまでメニューが進むかわからないけど、皆さん、一緒に桜の下で一杯やりませんか。

 

誰もいなくれも、僕は今日桜の下で一杯やるつもりです。

 

それじゃあ、待ってます。