2014-02-16 11:18:12

室井さん、ありがとう

テーマ:ブログ

2月16日


今日で三日目の休み。

体調は急激によくなっている。

が、薬が効いてるだけってこともある。



安心しちゃいけないけれど、お日様も出て気持ちが良い一日です。

解熱剤のせいで熱は出ない。

が一日一回驚くほど汗かきます。


深夜もう布団に入れない感じなので、お布団上げて書き物したりしてます。

朝方布団敷き直して、寝直します。

そんななってる布団や毛布を干せるのだから、お天と様はありがたい。

予告通り、室井さんの文章載せます。

結構ボリュウムありますので、先に言いたい事サクッと云わせてください。

今までも僕は室井さんに何度か文章、お願いしたことがある。

基本快諾ですけど

初回以外はその裏で『また僕なの?』とか『僕じゃない方がいいんじゃない?』

とか、やり取りがあった。

で、僕が横国で映画塾毎年やってる縁もあって、最後には粘り勝っていた・・・

これが正直なところです。アハハハハ。

そんなですから


僕は『望月さん』って存在で室井さんの文章に登場した。


『俺、友人なんですよ、頼まれちゃって』

という雰囲気を感じたことが無くもないんです。


でも今回は俺、『望月』及び『望月六郎』になっていました。

友人関係であるのは勿論だけど、

僕を一人の演劇人として認めてくれて

その上で批評家として向かい合ってくれたのかなかと・・・



そんな風に感じています。



望月版『ロミオとジュリエッタ』の見所!

劇団ドガドガプラス応援団/横浜国立大学教授 室井 尚

 劇団ドガドガプラスの公演を初めてみたのは、立ち上げから1年後の2007年のことである。あれからもう7年も経つ。その間、この劇団と望月六郎はものすごい勢いで進化してきた。日本中見渡してもこんなにオリジナルな劇団は見当たらない。作家性とエンターテイメント性、さらには歴史に対するしたたかな批評意識を併せ持っているだけではなく、そこにレヴュー形式の華やかな歌とダンスシーンまでが加わる。終わった後には爽快な解放感と沈殿する深い悲しみの両方が胸に残る、そんな不思議な演劇なのだ。

 今回の望月版『ロミオとジュリエッタ』は劇団ドガドガプラスのこれまでやってきたことの集大成と言っていい傑作である!心して楽しんで頂きたい。

 今回の舞台は元禄時代の吉原/浅草。そこには赤穂浪士を含めた支配階級たる武士たちと、吉原を仕切る亡八者や花魁・女郎達、中国人、河原乞食=芸能者たちといった様々な階級と集団が登場する。それぞれがぬぐいきれない宿業を背負っており、とても魅力的な群衆劇に仕上がっている。ゆうき梨菜、前田寛之、そして劇団唐組からの客演・赤松由美、岡田悟一がしっかり脇を固め、ほかの客演陣、若手たちもみんな力一杯演じていて気持ちがいい。 

 人間は本来的にただの生身の生き物である。本能が少しばかり壊れてしまってはいるが獣(けもの)であることにかわりはない。文化とか制度とかいうものは、その皮膚の上っ面に張りついた薄っぺらな構造物にすぎない。それなのに、人はいつもしきたりや金の方がリアルで、恋や性愛は一瞬の幻想、まやかしだと思いたがる。国家とか社会とか経済という自分たちで勝手に作り上げたフェイクの世界にのめり込み、みんなそれに押しつぶされてしまう。もっともっと、ぼくたちは生き物として輝かなくてはいけないんじゃないだろうか?

 望月六郎の作品では、いつも「女」と「性愛」こそが、こうした「地獄」から脱け出すための唯一の「媒体」装置となっている。言うまでもなく性愛こそは「交わり=交通」の場であり、本当にリアルなものであり、人間のしきたりや経済や歴史を垂直に切り裂き、渦巻きのように上昇する旋風なのだ。ああ、生まれてきて良かった、と思わず口に出してしまうのはそんな時だ。普通には「倒錯」と呼ばれるこのような非時間的な性愛こそが本当のもので、人がリアルだと思い込んでいる制度や社会の仕組みの方が実は倒錯なのだと望月は言おうとしている。

 この『ロミオとジュリエッタ』ではそうした人間社会から逸脱した二人の男女が描かれている。主君の仇討ちで死ぬためだけに生きている赤穂浪士・毛利小平太(別名・狼の目を持つ男「狼眼男」)と、亡八者の組織を継がなくてはならない宿命を持つ犬神一家の一人娘「樹里恵」である。最後に二人はさまざまなしがらみをすべて断ち切って『犬』と化して情愛の嵐を作り上げていく。

 この二人を演じている丸山正吾と中田有紀が凄い!犬のように吠え、獣のように互いの体臭を嗅ぎ合いながら二人が繰り広げる果てしない道行きの場面は、たとえようもなく美しい!何度でも見たいし、皆さんにも何度も見て頂きたいと思うほどに素晴らしい。

 シェークスピアの『ロミオとジュリエット』という今では紋切り型と化した戯曲が望月六郎の魔術によって現代に蘇り、ロマンティックな純愛劇を遥に超えた、美しい二匹の犬の「性愛の暴風雨」を引き起こす。それは見る者すべてを巻き込み、頭を痺れさせ、上方へと連れ去り、上空から人の世の不自由さと卑小さを改めて見せてくれることだろう。

 そして、最後に(近松)門左衛門が登場する。虚構の中の美しい結晶として二人はいつまでも生き続けていくーそして、それが望月六郎の選んだ「演劇」の永遠なのだ。

 さて、それではもうそろそろ幕が開きます。お楽しみはこれからだ!




今日は床屋にでも行ってみるか。それじゃあ。



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