春は別れと出会いの季節なんだって誰かが言ってた。

3月はFLASH POINTリリース、そしてツアーとツアーファイナル。

お店で買ってくれた人やどれか一カ所でも遊びに来てくれた人。本当にありがとう。


FLASH POINTとは着火点という意味で聞く人にとって何かのきっかけになればいいと思ってるんだけど、これは自分らにもすごく言えることで。


The Doggy Paddleというバンドはなかなかもどかしいバンドで、局地的には「最高の1日」を作ることはできてるんだけど、普通のバンドならたぶんこのあと上るのみの流れが来るはずがなぜかうまくいかなくていつのまにか結局元の位置にもどってるようなそんなバンドなんです。

フェスの出場権をかけたオーディションには受からない、レコード会社にウチからCD出さないかなんて言われない、突然メジャーなアーティストからこいつらすごいから聞いた方がいいよなんてオススメもされない

何度もそんなことを繰り返してるうちに焦りが生まれてきた自分たちは「アレがいけない」「もっとこうした方がいい」とどんどん自分らを追い込んでいった。

いいライブがしたいというその気持ちは大事だからそこはいいんだけど、問題はアレがいけない、コレがいけないと自分たちを否定する気持ちが強くなってきたこと

単純にまず自分たちが楽しむという気持ちが薄れていってた

そのことに気づかせてくれたのが元メンバーっていうのが皮肉な話なんだけど。

それに気づけてからライブすることそのものが楽しくてしょうがなくなった。


人生もバンドもいつ終わるかわからないのならやりたいようにやるべき。


そもそも楽しくないならやめるべき。

そう今は思うようになった。

ツアーファイナルも楽しくて仕方なかった。来てくれた人ありがとう。また遊ぼう!

というわけで今年はやりたいようにやろうと思う、なので「どうしたのドギーパドル⁉︎」みたいなアホなイベントとかもやるかもしれないけど笑

付き合ってくれたらうれしい。

いつ終わっても悔いのないような活動を。