『憲法と認めているとの誤解を生む名称』


元々その呼称を個人的に「偽憲法」とし、「占領規則」と更にその呼び名を最近改めることとした俗称「占領憲法」(日本國憲法)についての名称問題は、前にも論じましたが、「占領憲法無効論」という論説名称について今回は論述しようと思う。

「ラーメン大学」という屋号のラーメン屋があるが、これは大学ではなく、ラーメン屋です。

世間がいくら誤認していて、日本人の殆どがこれを大学だと勘違いしている現状が実際にあったとしても、開店以来ずっと大学であると広く認知され、法的にも大学であると承認されていようが、ラーメン屋の名称に大学と付いているから「大学なのだ」では、まるでバカ田大学なのだ。

では、誤認されている「ラーメン大学」は大学ではないのだといった意味で、「ラーメン大学無効論」なるその論説の論説名称は、それでよいと言えるのか。

「偽大学無効論」「違法ラーメン店無法論」などが妥当な論説名称なのではないでしょうか。

「ラーメン大学無効論」では、“大学であるラーメン大学は今や最早大学であるとは言えない”といったような主旨であるとの印象を拭えない。

また、「ラーメン屋は大学として無効である」もおかしな日本語だと言わざるを得ない。

「占領憲法無効論」という名称についても全く同じことが言えるのです。

「占領憲法」は憲法ではないので憲法と付いているのはおかしいし、憲法ではない偽憲法を無効と証明する論説名称は、「ラーメン大学無効論」の陳名と同じく「占領憲法無効論」ではどうもしっくりしない。

「偽憲法は憲法として無効である」もまた同じ。



『占領規則無法論』


「占領規則無法」であれば、誤解が生じにくい。

「占領規則」とは何なのか。

「日本國憲法」と称されている偽憲法のことである。

こう説明すればよいだけである。

「占領憲法無効論」と呼ばれてきた法学説は、その無法規則を一体何であるとするのかを著した解釈論であるとも言えるのですから、これで全く問題はないはずである。

「無法」である「占領規則」は当然「無効」なのですから、「占領規則無法論」です。