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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

明日は、
一日に
3回DJをします。

野球で喩えるなら、
トリプル・ヘッダーと言った所でしょうか。

まずは
VELOURSで、quasimodeのリリース・パーティー。

その後、
faiで小林径さんのバースデー・パーティー。

そして、
最後は、
2時から
THE ROOMで
2度目のDISCOイベント
"SPIRIT OF THE BOOGIE”に参加。

quasimodeのリリパは
彼らのBLUE NOTEのカバー・アルバムの
お披露目でもあるので、
当然、僕は
BLUE NOTE限定のプレイ???

径さんのお祝いでは、
毎回、その時々のビッグ・チューンを
投入しているので、
最新のTHE ROOM CLASSICSを
faiに持ち込む感じ???

勿論、
"SPIRIT OF THE BOOGIE"では、
DISCOやBOOGIE SOULなんですが、
この日の為に、
オークションで落札した12インチが
全然、届いてないので、
ちょっと不安が・・・(笑)。
大丈夫かな。

今、
日付が変わったばかりですが、
これから
レコードを選びます。

明日、
どこかで
お会いしましょう。


何か
ブログの話題が一週間遅れになってますね。
済みません。

大阪での
『SO ESPECIAL』リリース・パーティー
の話もしたいな、と思って。

大阪と言えば
弟の
シマ
です(笑)。

ここでは、
僕は、
沖野修也という
存在である前に、
好洋の兄という
認識が広く浸透していたりします。

だから、
東京から来たゲストというよりも、
「お兄ちゃん帰ってきはんにゃ」
みたいな受け入れられ方なんですよね。

勿論、
それは全然悪い事ではなく、
むしろ
嬉しい事なんですが、
せっかく
弟が
僕を立ててくれているにも関わらず、
彼のように盛り上げられない事で
凄く
自責の念にかられたりするんですよね。

どういう事かと言うと、
THE ROOMにルームのオリジナル・ヒットがあるように
FREEDOM TIMEにはFREEDOM TIMEのヒットがある訳です。

だから、
大阪のお客さんは、
東京や海外からのゲストに敬意を払いつつも
やはり
好洋の事をリスペクトしているし、
彼のプレイを楽しみにしているんです。

当然、
兄としてのプライドもありますよね(笑)。
昔は、
彼が、
”修也さんの弟”だったから・・・。

でも、
やっぱり
かなわないんですよ。
彼の
実力にも
人気にも。
当たり前ですけど(苦笑)。

だから、
僕にとって
THE ROOMがホームならば、
FREEDOM TIMEはアウェイだったんです、ずっと。

ところが、
先週の
『SO ESPECIAL』のリリパでは
異変が・・・。

最後、
結構お客さんが
残ってくれていたんです。

そして、
何度もアンコールがありました。

僕が
帰ろうとしても、
「もう一曲、聴きたいー!!!」
という声が止みません・・・。

錯覚かもしれませんが、
大阪で
初めて
認められたような気が・・・。

しかも
イベント
終了後に、
「ブログ読んでますよ!」

何人もの人に声をかけてもらいました(イベントの最中もでしたが)。

皆さん
ご存知ないかもしれませんが、
僕、
ブログを始めるの
乗り気じゃなかったんですよ・・・。

スタッフからの
強い要請で、
やむなく
スタートしたんですよね(笑)。

「沖野さん、ブログなんか、常識ですよ」
みたいな感じで。

しかも
大阪では、
もの凄く印象に残る言葉が・・・。

「修也さんの事知らない人でも、
修也さんのブログ読んだら、
修也さんの音楽好きになりますよ!」

音楽家は、
音楽で全てを伝えるべきだっていう考え方もあります。

でも、
僕は
言葉の重要性を信じて、
時に
音楽の素晴らしさを
敢えて
言葉にする事を
選んでもきました。

でも、
それは
あくまで
音楽ありきの話しであって、
装飾や脚色なんかではなく
その魅力が最大限に伝わる為の
イントロダクションとして
言葉を使用するという事が大前提でした。

ところが、
僕のブログを好きになった人が
僕の音楽を好きになるって事があるかもしれない
と知った事は驚きだったんです。

基本的には
僕の音楽を好きな人が
読むと思っていたし、
僕の音楽に興味のない人にとっては
どうでもいいに違いないと思ってましたから。

勿論、
ブログは読むけど、
音楽はね・・・って人がいてもいいんですよ(笑)。

でも、
ブログを気に入ってもらった事で
僕が作った音楽や僕が信じる音楽に接してもらえる可能性が
あるなら、

やっぱり
ブログって重要!!!
なんて事を
改めて感じた訳です。

ブログを始め
2年半も経って言うのは何ですが・・・(汗)。

今回の
大阪、
僕にとって
凄く収穫のある滞在になりました。

『SO ESPECIAL』のリリース・パーティーに
来てくれた皆さん。

ありがとうございました。

true-FREEDOM TIME
ROOT SOULこと
池田憲一のMCは
ホントに
凄いんです。

彼、
普段は
かなり
痛快系。

ダミ声の
笑いが
トレード・マーク
だったりするんです。

ところが
一度
ステージに立つと
もの凄いカリスマ性を発揮。

人格が変わるんでしょうね。
スイッチが入るというか・・・。

DJ KAWASAKIは
政治家になれるって言ってました。

街頭演説なんかさせたら最高でしょうね。

「僕達はー、
これからもー、
皆さんをー、
楽しませる為にー、
ファンキーでー、
ソウルフルなー、
音楽をー、
絶対にー、
作り続けて行きますー!!!」


なんか、
決意表明っぽいんですよね。
言ってる事は
結構まっとうなんですけど、
その
ボリュームと
間合いに
感動させられちゃうんです。

ただし、
時々、
とんでもない発言をするのが
玉にきず・・・。

先週のLIVE、
「ジャズ・マッスグ」
だけじゃなかったんです・・・。

「それでは、
今日のメンバーを紹介します!!!
キーボード、SWING-O!!!
パーカッション、ヒデロー!!!
ヴォーカル、オリビア!!!、
そして、







































ポン出しDJ、
YUKARI BB!!!


ポ、ポン出しDJって・・・。

実は
この日、
フル・バンドで演奏が出来なかったので
ドラムとホーン・セクションが入った
バッキング・トラックを
DJのYUKARI BBが出してくれてたんです。

で、
実際に
トラックをかける事を
ポン出し(ポンッと出すからでしょうね)って
言うんですよね。
クラブの業界用語的には。

でも、
メンバー紹介で、
「ポン出しDJ」
はないでしょう(涙)。

YUKARI BBこと
馬場ゆかりも
「えっ、何?」
って紹介直後に
DJブースで
動揺してましたよ。

この場をお借りして
業務連絡。
池田君、
YUKARI BBに謝罪しないさい(苦笑)。

実は、
ライブの後のDJをやる事になっていたので
トラックを
僕が出すって話しだったんです。
直前まで。

「ポン出しディージェー!!!
おきのーっ!!!
しゅううやーーーぁっっっ!!!」


って
紹介されてたら
卒倒してましたね。
多分。

えっ?
彼のライブに触れてない??

そうでしたね。

ライブは凄く盛り上がりました。
編成も小さかったし、
メンバーのコンディションも完璧じゃなかったので
決して満足できる内容では
ありませんでしたが、
それでも、
あのオーラは尋常じゃない。

ベースを弾く
池田憲一は、
最高に格好良かった。

パトリック・フォージも
観に来てくれていたんですが、
絶賛してましたよ。

「日本人離れしている・・・」と。

ゲットー・ファッションに
身を包み、
数々のゲストが参加した
高揚感溢れる楽曲で
彼が
もうすぐ
世界に羽ばたきます。

true-ROOT SOUL

今年、
彼に
絶対
注目です。

勿論、
その
MCにも(笑)。
これ、
事件です・・・。

一昨日の
"SO ESPECIAL"リリース・パーティー@The Room
での出来事。

ROOT SOULこと、
ベーシスト
池田憲一が
ライヴの後、
僕を紹介してくれたんですが・・・。

「そして、続いてのDJは、
キョートー!!!
ジャズゥー!!!









































マッスグー!!!

真っ直ぐって・・・(苦笑)。
今夜、
THE ROOMのゲストDJは、
パトリック・フォージ。

ジャイルス・ピーターソンと並ぶ、
クラブ・ジャズ・シーン、最重要人物の一人。

いや、
この二人こそが、
クラブ・ジャズの最高峰ではないでしょうか。

僕の著書、
『クラブ・ジャズ入門』にも書きましたが、
ジャイルスとパトリックが
カムデンのディングウォールズで
約20年前に始めたサンデー・アフタヌーン・パーティーが、
クラブ・ジャズの概念を産み出したのです。

そこでは、
ダンサー向けのジャズ・セットがあり、
ライブ・ゲストが登場し、
ハウスやヒップ・ホップといった現代のダンス・ミュージックが
かかる時間帯もあったのです。

つまり、
「踊れるジャズとジャズの影響を受けたダンス・ミュージックの混在」が
そこで提唱され、
DJと
ミュージシャンの邂逅が
実現したのです。

それ以前にも
ジャズがかかるパーティーはあったでしょうし、
ゲスト・ライブがなかった訳ではありません。

ただ、
あらゆるダンス・ミュージックの中からジャズの影響を持つ音楽を抽出し、
しかも、
踊れるジャズと意識的に並列し、
オーディエンスだけでなく
ミュージシャンにも影響を与えたセッションであるが故に
伝説のパーティーとして
今も語り継がれている訳なんです。

だから、
ジャイルスとパトリックの出会いが
クラブ・ジャズの起源であると考えられるのです。

それに、
某書籍のインタビューで、
ジャイルスは、
パトトリックから
ジャズの知識を授かった事があると語っています。

あの、ジャイルスがですよ!

パトリックが凄いのはそれだけではありません。
ヒップ・ホップにおけるジャズとの互換性/親和性を
いち早く検索し、
傑作コンピ、
『REBIRTH OF COOL』を監修したのも
彼でした。

今、流行の???
ジャジー・ヒップ・ホップ・コンピは
全てパトリックの偉大なる発見の影響下にあると言えるでしょう。

まだまだあります。

彼のプロジェクト、
DA LATAがACID JAZZが鎮静した後に
爆発的なブラジル・ブームを決定的なものにしました。

しかも、
大ヒット、「PRA MANHA」は、
NYのハウスDJ達にもヘビー・プレイされ、
ロフト/ガラージの支持者達にも受け入れられたのです。

こんなエピソードがあります。
2004年の事なんですが、
年末にパトリックが来日し、
THE ROOMでプレイした時の事です。

ふらりと遊びに来た
ルイ・ベガが、
パトリックのDJに大興奮で
朝まで踊りまくりの呑みまくり。
何と
無償で
パトリックの為に
自ら照明係を買って出てくれたんです。

あの、ルイ・ベガがですよ!

そして、ルイ・ベガは
この時のTHE ROOMでのパトリックのプレイを
2004年のベスト・パーティーと評したのです。

クラブ・ジャズの創始者であり、
ブラジル・ブームの立役者であり、
ハウスDJをも唸らせる男、パトリック・フォージ。

そんな彼が
今夜、
THE ROOMでプレイしてくれるというのに、
僕、
大阪なんです(涙)。

だから、
皆さん、
僕の替わりに
パトリックのDJ、
思う存分
楽しんで下さい。

関西の人は、
大阪に来て下さい(笑)。

おっと、
忘れてた、もう一つ。

何と、
SLEEP WALKERの名曲、
「愛の河」のヴォーカル・ヴァージョン、
「REVER OF LOVE」の作詞は、
パトリックによるものなんですよ。

絶対
行くしかないでしょ、
今夜!!!