沖野修也 オフィシャルブログ

Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

沖野修也 オフィシャルブログ

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昨日は
Kyoto Jazz Massive Presents
Especial Records Sessionsに
お越し頂きありがとうございました。

成田で危機一髪?でしたが、
なんとか最後の二曲だけ
Back To Backに間に合いました(汗)。
他人のプレイをちゃんと聴くDJが集まったので
質の高いイベントになったと思います。

昨夜改めて思ったのは、
クラブ
(The Roomはタマリバ宣言しましたが)

大きなメリットの一つに
「人が混ざること」があるなぁと。
特定の座席に案内されることがないので、
バーやカフェ、レストランのように、
個人で来て個人で帰る
或は
グループで来てグループで帰るのではなく、
人が自由に混在するのが
クラブの特徴なんですよね。

勿論、
バーでマスターが
人を紹介してくれたりする事がない訳ではないし、
クラブでも心を閉ざしていると
孤独にはなる可能性はあります。
しかし、基本、音楽好きが集まる店では、
DJが流す曲が媒介になって
人が出会い、繋がって行きます。
職業も年齢も国籍も性別も地位も名誉も超越して。
それって素晴らしくないですか?

この特殊性こそが、
クラブの魅力であり、
クリエイティヴィティーを活性化する
一つの側面だと思うんです。
特にThe Roomは国内外を問わず、
そこで流れている曲を作ったり、
その曲で歌ったり演奏している人が
店内をウロウロしているし、
クリエーター同士が邂逅したり、
作り手が普通にリスナーと
隣接することの出来る貴重な空間。

これからも人が溜まり、
混ざり、
出会い、
繋がって行くんだろうなぁ、
そして、彼らは何かを感じ、
何かを生み出して行くんだろうなぁと
感慨深い気持ちになりました。

法律が変わって
許可を取れば
この国で朝までダンスする事は
合法になるとの事ですが、
お酒と大音量の音楽の組み合わせは
犯罪を誘発するから引き続き規制の対象にする、
なんて国家権力の見解は
ナンセンスだと思うなぁ。

多分彼らは、
僕達が楽しむ"自由"を
恐れているんじゃないですかね。

深読みし過ぎかな。
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京都で
長屋風の町家に住んでいると
近隣関係には
とても気を使う。

隣人は
祖父母の代から
お付き合いのある方なのだが
今も卓球教室に通われる
元気なお婆さんである。

今住んでいる家は
僕が
引っ越して来るまで
訳あって25年も空き家だった。

だから、
そのお婆さんが
僕の家の玄関前を
25年間掃除してくれていたことになる。

厳密には
母や叔母が月に一度は
空気の入れ替えや
家の様子を見に行っていたから
掃いたりしていたんだろうけど、
家の前にある
椿は
花と葉が落ちるシーズンには
結構大変なことになるので
隣りのお婆さんは
掃除をずっと続けていたのだ。

引っ越して
挨拶に行った時こそ
何も言われなかったけれど、
初めての梅雨の季節に
垂れ下がって行く手を阻んででしまう
南天の木を
切って欲しいと頼まれた。

細い路地を通って彼女が家に辿り着くには
椿と南天の木の前を
通り過ぎなければならない。

25年間
彼女は
椿の枯れ落ちた花びらと葉を
掃き続け
雨の日は
南天の木をかいくぐっていたのかと思うと
申し訳ない気持ちで一杯になった。

3メートル近く伸びた
南天の木は
祖母のお気に入りで、
野鳥が実を食べに来るということもあって
大切に育てていた。

しかし、
長年
文句も言わずに
路地の掃き掃除を続けて下さった
隣人の
ささいな願いを受け入れない訳にはいかない。

僕は
雨の日に垂れ下がる部分の枝を
バッサリと切断した。
10本以上あった南天の木を
それでも半分以上は残したから
印象はさほど変わっていない。
お婆さんにも感謝され、
揉め事の芽を摘んだ事だし
本来はこれで一件落着の筈だったが、
祖母のお気に入りを部分的にであれ
切り落としたことに少し心が痛んだ・・・。

それから
4年の月日が流れた。
南天は
新しい枝を増やし
再び
玄関前の存在感を取り戻していた。

しかし、
生い茂る枝を見て
僕は
隣人に懇願される前に
自ら
枝を再度切るべきであることに気付いていた。

梅雨でもないのに
雨の日は
枝が大きく傾いている。

相手を不快な気分にさせてから
対処するのと
その前に手を打つのでは
随分印象が違う筈だ。

ある朝の事。
僕は
思い立って
南天の枝を切り始めた。

一日違うだけで
彼女の感情は明暗を分けるかもしれない。

僕はこれで自分の配慮が
評価されると思い込んだ。

しかし、
それは誤算であった。

彼女は
もっと切って欲しいと言って来た。

日当りも良くなるし、
またどうせ生えて来るからと。

僕は、
あの時の気持ちを二度と味わいたくなかったが、
祖母はもうこの世にいない。

やはり隣人を大切にすべきだと
自分に言い聞かせた。

25年
僕の家族の不十分な対応に耐え、
その
4年後に
たった2度目の切断を
提案する権利は、
彼女に
ある。

僕は
近隣の方にも手伝って頂き
南天の茂みを
ものの見事に裁断していった。

最後に
一本だけ枝と若い実の付いた
木を残したのだけれど
お婆さんは
「思い切ってそれも切っちゃってくれない?
どうせ生えてくるんだから」

笑顔で僕の背中を押した。

その時、
僕は
枝を残す意味を考えたりしなかった。

彼女の気がそれで済むなら
伐採を完了してあげないと・・・。

きっとその残った1本が
彼女の悪い記憶を
呼び戻すかもしれないのだから。

彼女は
一面に散乱する枝葉を全部片付けてくれて
ゴみ袋にいれて処分してくれた。

僕は深々と頭を下げて
お礼を言った。

これで
もう
彼女を不快にさせる事はないだろう。

椿から目を離さなければ・・・。

僕が重大な過ちに気付いたのは
翌日の朝の事だ。

全ての枝を切り落とされ
まるで
ひからびた牛蒡が
断面を晒して
地面に突き刺さっているかのような
無様な南天の姿を見て
僕は
激しい罪悪感に苛まれた。

葉がなくては
光合成ができないではないか。

4年前
南天の木を切った時は
それぞれの幹の下の方に生えていた
枝は残した。

だから
新しい
枝が伸びて来たのだ。

しかし、
今回は
葉が残っていない。

日の光を吸収する事ができなければ
復活のパワーを獲得する事は
できなくなってしまう。

僕は、
祖母が大切にしていた
南天を台無しにしただけでなく、
植物とはいえ、
命を殺めたことを
激しく後悔した。

難を転じると読めることから
幸福を呼ぶと言い伝えられている
南天。

枯らすと不幸が訪れるという迷信もあるが、
僕は
道徳的な
犯罪行為に
手を染め、
自ら
不幸を招いていた。

それから数日が過ぎた。

添え木も考えた。
でも、忙しかったこともあり
実行しなかった。

帰宅する度に
牛蒡の群れが
朽ち果てて行く様子を目にするのが辛かった。

日当りは良くなったかもしれないが、
僕の心には暗い影が差していた。

その内
祖母が夢枕に現れてもおかしくない。
いや、
誰かに腕を切り落とされる夢に
悩まされるかもしれない。

でも、
床に活けたり、
枕の下にいれると
悪い夢を見ないと言われる
南天の葉はもうないのだ・・・。

それから数日後。

梅雨が来る気配など一向にない
五月下旬の
ある晴れた日の午後のこと。

僕は
思わぬ発見をすることになる。

衰弱した牛蒡の
水気のない固い皮膚の裂け目から
赤い小さな芽が吹き出しているではないか!

それも一つや
二つではない。

合計6個。

10本ある木の半分以上が
再生の兆しを見せ始めたのだ。

僕は
生命の力に驚かされた。

そして、
自分の弱さを思い知らされた。

過去や慣習に捕われ、
自分の主張を放棄し、
諦め、
保身に走る
自分の弱さを。

枝も葉も切り落とされた
南天の木は
それでも
命を吹き返したのだ。

折れ易い僕の心は
自然の驚異に今
励まされている。

切り取られても
再生するべきものは何か?

それを僕は
もう一度考えてみたいと思う。

切り落とした枝をしばらく
自宅に活けていたのだが
葉も落ち
実は赤くなることはなかった。

僕は
枯れた南天を眺めながら
枝を切る前より
少しだけ勇気を獲得していた事を知った。

いつになったら
南天をもう一度
活ける事ができるのだろうか?

悪い夢を避ける為に
枝を切る事は
きっとないと思うけれど。
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遂に明日です!

KYOTO JAZZ SEXTETの
東京でのデビュー公演
@ビルボード・ライブ。

これまでの五日間、
カウントダウン・ブログで
メンバーを紹介して来たんですが、
最終日の今日は、
スペシャルなゲストを
ご紹介したいなと。

皆さん
既にご存知かと思いますが、
改めて。

ゲスト・サックスは、
菊地成孔さん!

KYOTO JAZZ SEXTETの
レコーディングにも参加して頂き、
明日の
ビルボードでも
2曲
演奏をお願いしています。

菊地さんと言えば、

奇才!

とか

トリックスター!

とか

カリスマ

等々
様々な呼称で
その存在を知られる
日本を代表するサックス奏者。

勿論、
その音楽家としての
才能のみならず、
勢力的なリリースと
多岐に渡る活動には
常日頃から
最大限の敬意を払っています。

クールで
スタイリシュにして
デカダンな
印象の強い菊地さんですが、
実は
僕にとっては
熱い方。

新木場のageHaで
DJ20周年記念パーティーを行なった際も
駆けつけて頂き
ギャラ等度外視して
熱演して頂きました。

奇しくも
僕は
菊地さんと同じ
(レベルが違うんで
恐れ多いんですが)
音楽家にして
執筆家にして
ラジオ・パーソナリティー。

菊地さんは
僕にとって
先輩であるだけでなく
心の
アニキ。

ファッションの世界には
祐真朋樹さんという
アニキがいるんですが、
言うなれば
菊地さんは
音楽界の
アニキ。

祐真さんも
菊地さんも
なんかショーケン(萩原健一)
っぽいんですよね。

『Degustation a Jazz』
のジャケなんか
完全に
『傷だらけの天使』じゃないですか?

The Roomの元従業員が
菊地さんの
教え子だったりしたこともあって
昔から
その存在を存知あげてましたし
勝手に
繋がってるなぁ
と思ってたんですが、
この度
一緒に
音楽を作る事ができただけでなく
自分が仲間と一緒に書いた
「Eclipse」の
セルフ・カバーで
吹いてもらう事ができて
光栄です。

明日、
菊地さんと
トークで
絡みたいなと思いつつ、
やはり
ここは
演奏で
来場者の皆さんを
虜に
して頂きたいなと。

沖野修也と
菊地成孔の
音源での
邂逅、
しかも
その再現
いや
その実演にして
発展って
ちょっとした
事件じゃないですか?

ビルボード・ライブで
ジャズと
クラブ・ジャズの
真の融合を目指します。

後悔させませんよ。

アニキと
僕の
激突?
いや
共演!

決して
見逃さないで下さい。

ビルボード・ライブで
お逢いしましょう!
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いよいよ
あと2日となりました。

Kyoto Jazz Sextetの
東京でのデビュー公演。

ジャズ版
オキノ・ジャパンの守護神は
藤井伸昭。

レコーディングでも大活躍した
オリジナル・メンバーの
天倉正敬のスケジュールがどうしても
確保できず、
今回は
元SLEEP WALKERのメンバーで
KYOTO JAZZ MASSIVEでも
度々お世話になっている
藤井伸昭を招集しました。

でも
日本代表で言えば
川島の替わりに
西川を抜擢するようなもんですから
ご安心下さい。

いや、キャリア的に喩えが逆か?
西川が選ばれてたけど、
川島を呼び戻した・・・みたいな。

ま、そんな事はどうでもいいですね。

レコーディングでは
天倉正敬の演奏が
KJSに
非常に
現代性をもたらしていた訳ですが、
藤井伸昭は
どちらかというと
より
ジャズ度を向上させるでしょう。

言ってみれば
異なるドラマーを起用する事で
KJSはまた新たな能力を獲得する。

藤井伸昭と言えば、
SLEEP WALKER時代に
あの
ファラオ・サンダースと
レコーディングと
ライブの両方で共演している
実力派。

しかも
ロンドンのJAZZ CAFEという
コンサート会場では
マッコイ・タイナーの
オープニング・アクトとして
4日間の演奏を許可されています。

実は、
その時まで
マッコイ・タイナーが
JAZZ CAFEでライブを行なう際には
いかなるアーティストにも
前座をやらせなかったそうなんです。

それが
SLEEP WALKERだけは
OKだったという
逸話が残っています。

ファラオと共演した上で
マッコイに許可されたドラマーは
日本には
彼しかいないのではないでしょうか?

これまで
Kyoto Jazz Massiveでは
天倉正敬、
MABANUAと海外遠征を行い、
今後は
更なる若手や
海外の才能の抜擢も
予定されているこのポジション。

はっきり言って
激戦パートですよね?

そんな中
クラブのヴァイブスを理解した
ジャズ・ドラムの
世界的な先駆者でもある
藤井伸昭への
注目は高まるばかりです。

吉澤はじめ作曲の
「愛の河」がなければ、
quasimodeも
Soil&"Pimp"Sessionsも
海外での評価は
違ったものになっていたでしょう。

そして、
Build An Arkや
Kamasi Wahingtonが
受け入れられる土壌も
「愛の河」が切り開いた
と言えなくもないんです。

そんな
歴史的な名曲で
ドラムを叩いた
藤井伸昭は、
僕の考える
"現代だからこそやるべきJAZZ"

一体
どう解釈し、
どう色づけしてくれるのか?

それは、
個人的にと言うだけでなく、
クラブ・ジャズの、
ひいては
国産ジャズのファンにとっての
関心事にもなるのではないでしょうか?


ファンクも
ハウスも
ブロークン・ビーツも
ドラムン・ベースも
消化した
4ビートは、

独自の
表現なのだと思います。
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ジャズ版オキノ・ジャパンの
ツー・トップは、
トランペッター類家心平と
サックスの栗原健。

栗原君は
セントラル

マウンテン・モカ・キリマンジャロ
加入
という経歴の持ち主なので
所謂
ジャズ・シーンで
その名は
まだ浸透していないかもしれない。

しかし!
侮ることなかれ。

彼こそは
上昇気流に乗る男。

今から4年前、
JAZZ COLLECTIVEのライブで
演奏する栗原君を観て
何かが
彼の中で
起こっている事を発見した。

それまでも、
Kyoto Jazz Massive Live Setで
ホーン・セクションに
参加してもらっていたはいたけれど
ジャズマン
というよりも
サックス担当
という感じで起用していたのだ。

ところが
その日のライブでは
JAZZ COLLECTIVEを
乗っ取る位の勢いで吹きまくっていた。

何が
彼にあったのかは知る由はないが、
終演後、
彼は僕に
「ちゃんと
ジャズ
やりたいんですよね」

と言った。

その2年後、
僕は
パナマから
カルロス・ガーネットという
サックス・プレーヤーを
Tokyo Crossover/Jazz Festivalに
出演してもらう為に
日本に招聘した。

ファラオ・サンダースの
"You've Got To Have Freedom"、
ロニー・リストン・スミスの
"Expansions"と並ぶ、
クラブ・ジャズ3大名曲の内の一つ
"Mother Of The Furture"の
作曲者でもある
カルロス・ガーネット。

しかも、
マイルス・デイビス

アート・ブレイキー
との共演でも
知られる伝説的存在。

栗原君は
その
カルロス・ガーネットから
直接
個人レッスン

受けている。


僕の自伝にも書いたけれど、
The Roomで行なわれた
TCJFのアフター・パーティーでの
ジャムセッションの最中に、
遊びに来て頂いたカルロスが
ファンと歓談していたにも関わらず
栗原君が奏でる音をするや否や

「これは
俺が教えた
奏法
じゃないか!」

と立ち上がり

「クリーッ!
クリーッ!!」



叫びながら
人混みを掻き分け
フロアーに飛び込んでいったことが
忘れられない。

現在は
栗原健カルテットという
自己のグループでも
積極的な活動を繰り広げている
彼は、
ひょっとすると
マイルスの
そして、
アート・ブレイキーの、
勿論、
カルロス・ガーネットの
DNAを
継承している!

かもしれないのだ。

Kyoto Jazz Sextetのライブでは
菊地成孔さんと
曲によっては
ツイン・テナーで
吹いてもらう事も考えている。

いずれにせよ、
彼の真価が
来週月曜のビルボードで
問われる事になるだろう。
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