SEEKLET

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バス釣りに纏わる主観的な記録

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20170720
朝:曇天北東風→昼:晴天東風→夕:晴天東風
放水量:50t/s
水位:-15cm
水温:28℃
ランカーハウス20馬力和船

ドレッドノート76FSX+ジリオンJDHL+バススーパーPEライン6号

ドレッドノートBRDC-611MHX+ジリオンJDHL+モンスターブレイブZ14lb.
アディクトC610XH+ジリオンJDHL+モンスターブレイブZ18lb.
エスクワイアEsqC71M+ジリオンJDHL+モンスターブレイブZ14lb.

エンズヴィルC71ML+SS air L+フィネスブレイブ8lb.


スピード違反で免許取り消しになってから、実に一年以上ぶりの琵琶湖釣行。こんな自分でも釣りに誘ってくれる後輩がいる事に感謝しつつ、道具を買い込み釣行に備えた。

 

久しぶりに行く釣具屋で時の流れは感じたものの、良くも悪くも進歩する気持ちや惹かれる商品が無かったので、ラインだけ大量に買い込む。ダイワのブレイブシリーズが新しく「モンスターブレイブZ」なるラインに替わっていたが、元々信頼していたシリーズだったこともあって今回セレクトすることにした。・・・あんな結果を招くとは知らずに・・・


【5:00】
出船。
久しぶりの琵琶湖は、この時期にしてはウィードが少なく、ギルも多くは見当たらない。手始めに、唐崎の岬の延長上2~3.5mラインを流していく。

 

水はかなり濁っていて、リップライザーからクリスタルSスーパースローロール3/4ozにチェンジするもアタリは無かった。


【5:30】
やや強い北風に恵まれたので、かなり早い段階からラバージグを投入する。使うのは勿論パワーグライドジグ3/8oz+デスアダーグラブツインテールだ。流されながら風下に遠投して、ウィードを切り抜けながら縦方向のリフト&フォールで探っていく。

 

すると、2投目でヒット!

 

 

しかし、久しぶりのバスに喜んだのも束の間・・・ここからが最悪だった。

 

結び直して数投後に再びバイトを得るが、フッキング後にノットからブレイク。これまで18lb.でブレイクした事など無かったのに、鈍ってノットミスでもしたのだろう・・・

 

そう思いながら結び直した次のキャストで、先程のフッキングでラインが噛み込んでいたらしく軽いバックラッシュを起こし、ラインを引き出していくとスプールの途中でまさかのブレイク・・・キンクで切れるようなバックラッシュでは無かったし、そもそも18lb.のフロロがこの程度で切れるはずがない。

 

一気にライン(モンスターブレイブZ)への不信感が高まったが、予備のラインも無かったので30m程ラインを捨て、一応は新品状態で戦えるよう組み直すことにした。


【7:00】
北風は若干向きを変えながらも続いており、後輩もデスアダーグラブツインテールのリアクションテキサスで40UPを安定して掛けてきたので、大体の傾向が掴めてきた。

 

今年のバスはプロポーションが良くて歯が鋭い・・・何より、子バスが釣れない。

 

 

ラインを労り完全に巻きアワセでファイトするが、掛りが浅かったり途中で抜けたり散々・・・それでも何とか50cmと49cmをキャッチできた。

 


 

幅の広い重めのリグでウィードを瞬発的に外してフォールさせ、バスが通りそうなポイントを何度も跨ぎ直す事で数を稼いでいく。濁りに強いのかベイトサイズに合っているのか、この日はデスアダーグラブツインテールが本当に強かった。

 

8:00過ぎまでは時合い的な釣れ方が続き、後輩の54cmと53cmをはじめ、40UPも飽きない程度に釣ることができた。


【9:00】
風向きが東に変わり、時折無風の時間が訪れる・・・暑く厳しい時間帯がやってきた。バイトが遠のいたので、ここで初めてオールドモンスターのライトテキサスやカットテール6.5inベイトネコを投入するが、全く釣れない。それなら、とiシャッドテール3.8inの5gダウンショットまでサイズダウンして丁寧に探っても、バイトは得られなかった。

 

濁って見つけられないとかいう問題ではなく、バスが動いていないのか、嗜好が違うとしか思えない。

 

 

【11:00】

東風が吹くタイミングで再度ジグに持ち替える。エリアは朝と変わらず唐崎前の2~3.5mだったので、「居るか居ないか」よりも「動くか動かないか」が重要なのであれば、同じ釣り方でタイミングを待つのが得策だと思ったからだ。幸い、風が止む気配は無い。

 

アディクトC610XHのバットに手を添え、ただひたすらに捌く。

すると、フォール直後に明確なバイト!

 

しかし、ゆっくり竿を曲げながら巻きアワセでファイトに移行しようとした途端、抵抗が抜けた・・・まるで魚どころかジグが無くなったように軽い。

 

まさかの3回目のブレイク。

高校生の時から釣りを始めて10年、大学時代には年間100日近く釣行してきて、こんな事は一度も無かった。もしやとガイドやレベルワインドに割れや欠けが無いかチェックしたが、全く問題は見当たらない。だとしたら・・・原因は「ノットミス」・「ヘタクソなファイト」・「製品の欠陥」のいずれかという事になる。2回とも、バスのパワーで千切られたと納得できるような切れ方ではない。

 

 

【12:00】

もうパワーグライドジグ3/8ozは2個しかない。

それでも、自分の中で正解が見つかった以上、その光明に縋るだけだ。タックルの不備を理由に他のメソッドに切り替えるのは人の都合で、魚の都合ではない。本当に上手い人(知っている人)は「これで釣りたいから、あそこ行こう!」と言えるが、自分には無理だから。

 

時々、太陽が雲に隠れる。

風は少し東南に向きを変えたが、まだ雰囲気は失せてはいない。

 

 

・・・・・・コツッ・・・

 

 

(・・・きた。)

キャスト直後のフォールでバイトを得る。

遠距離だったので今度はある程度強めにアワセなければ・・・そう思ってフッキングした次の瞬間、4回目のブレイク。しかも、どう見てもジグの数mは手前で切れている・・・

 

自分は、考えるのを止めた。

 

 

【13:00】

あと一つだけのパワーグライドジグ3/8oz。

フルキャストすればスプールの底が見えてしまうリール。

 

「どうせ切れるんでしょ・・・」

何処か違う場所に移動して精神と釣法のリセットを図りたい・・・虚ろな思考でジグを捌いていると、ポツポツと40UPが釣れだした。貫通せずにバレてしまったバスもいたが、明らかに時合いだ。

 

 

奇跡的に52cmをキャッチ。

場所の判断に困ったが、結局この後も夕方まで同様のエリアが完全に沈黙することは無く、調子に乗ってビッグベイトやフリッピングまで試したものの、やはりバイトがあるのはジグだけだった。

 

 

【17:00】

納竿&帰着。

 

自分:50UP×2、40UP×5、30UP×1

後輩:50UP×2、40UP×4、30UP×3(だったかな?)

 

自分は全てアディクトC610XH+ジリオンJDHL+パワーグライドジグ3/8oz(+デスアダーグラブツインテール)の釣果で、改めてこのセッティングの良さを実感した。

 

・・・ただ一つ、ラインのセレクトを除いて。

 

 

今回の釣行記は以上です。

やっぱりラインはクレハ(フロロリミテッド系)とサンライン(シューター系)ですね・・・と言いながら帰り道で東レのエクスレッド(18lb.がこれしか置いてなかったから)も買ってしまいました。東レのラインは昨年使った「ビッグバス」が本当にダメだったのですが、今回は大丈夫でしょうか・・・

 

それと、これだけ子バスが釣れないと来年からの釣果も不安です。多分ですが、来年・再来年は更に2極化が進むのではないでしょうか。

※必ず、「はじめに」の記事を読んでからお進みください。
※本記事をお読みになる前に、
「張り・粘り・パワー・トルクとは何か」
「タックル一覧」
「なぜダイコーなのか」
をお読み頂くことを推奨します。

このロッドインプレッションでは、手持ちの竿をメインに自分の感じた事を1本ずつ記事にしていきます。これまでの記事以上に自分の感覚や経験に頼る評価になりますので、その点に留意してお読みください。今回はダイコー:アディクトC610XHです。

↓↓↓アディクトC610XHのスペックはこちら↓↓↓

http://www.f-daiko.com/lure/product/addict/spec_price.html

 


♦︎主な用途♦︎
ジリオンJDHL+18lb.フロロ
・ヘッドウェイト3/8~1/2ozのラバージグ


♦︎紹介♦︎

琵琶湖でラバージグに凝りだしてから、自分の中で「ジグロッド」の定義は大きく変わった。

「ヘビー系バーサタイルロッドでやるメソッドの一つ」では無く、そのためだけに1タックル積む価値のある威力が、ラバージグにはある・・・だから、本当に特化した専用竿が必要になるのは自然な事だった。

 

自分がジグロッドに求めたのは、

①ウィードエリアで容赦なくリアクションラバージグができる張りと剛性

②ファイトとキャストの安定感を担保する素直なベンドカーブ

③ストラクチャーを極力動かさず丁寧に解し回避できるだけの繊細な操作性(バランス・軽量感)と高感度

この3点。

 

しかし、市場に溢れる所謂「ジグロッド」に、それが実現できているロッドが殆ど無い事に気付くまでそう時間は掛からなかった。ダイコーが「ジグロッドの最高傑作」と謳うエンズヴィルENC71MHでさえこの用途には弱すぎたし、エスクワイアEsqC73XHではやや雑になる。他メーカーを探してもパワー不足かティップペナペナバットガチガチの駄竿ばかり・・・①だけでも満たしていれば良い方で、そんな竿がXHクラスのジグロッドに多いのも事実だろう。結局、スーパーボーダーを買い戻したりブレインを追加するまでは食指が動かず、EsqC73XHを使う日々が続いた。

 

そんな中、ダイコーから松本太郎さんが退職され、翌2014年にはダイコー自体が釣具事業から撤退してしまう。末期に発売されたドルーグを触って、自分は「松本太郎が作るダイコーの竿」が好きだったのだと気付かされた。釣りが大好きな一流デザイナーが確かな技術を以って鍛える一振り一振りに、自分は惚れていたのだ。

 

今回紹介するアディクトC610XHは、その最期の光から生まれた至高の太刀。

自分の要求を全て超越し破綻なく内包した、唯一無二のジグロッドだ。

こんなロッドが何故市場に現れ、そして何故売れなかったのか・・・そのどちらも、自分には解らない。



♦︎評価♦︎
【硬さで掛けてアクションで獲るジグロッド】

アクションで掛けて硬さで獲るジグロッドや、硬さで掛けて硬さで獲るジグロッドは世に溢れているが、「硬さで掛けてアクションで獲る」XHジグロッドはこのアディクトC610XHしかない。

 

その秘密は、超高弾性厚巻き×レギュラースローアクション。

スーパーボーダーやブレインより硬いティップから始まる驚異的な張りと剛性感が、負荷に順応して漲る強反発でウィードを切りバスを掛けていく。リールシートがTCSなのも素晴らしい。

 

使用感はとにかく軽快で、ウィードの切断も回避もジグのリフトも正に意のまま。ダルさが一切無い直結した操作感はもはや真っ当な釣竿のそれではないが、バスを掛けた瞬間に淀みなく曲がり浮かせるその業は他メーカーのジグロッドには絶対に無い味だ。また感度も凄まじく、バランスの良い細身のブランクスの軽量感と相まって、恰も自分の手で直接ジグを摘み上げているかのような錯覚に陥る。

「速度域が違う」「後の先を制す」・・・抽象的なカタログ文章の意図は、実際に手に取った者だけが直感できる真実。このジグロッドに追随できるのはブラッカートB4-69くらいだが、それでもまだ弱いと感じた。本当に数が無いロッドだが、もし目にすることがあれば是非とも手に取ってみて欲しい。

20160628
朝:雨→昼:晴れ→夕:曇天北風
放水量:300t/s
水位:-17cm
水温:22~24℃
ランカーハウス20馬力和船

エスクワイアEsqC73XH+ジリオンJDHL+モンスターブレイブ20lb.
エスクワイアEsqC71M+ジリオンJDHL+フロロリミテッドハード14lb.
ドレッドノートBRDC-611MHX+ジリオンJDHL+フロロリミテッドハード14lb.
アディクトC610XH+ジリオンJDHL+目探shooterグリーン20lb.


本当に色々な事があった。
転職、免取りの危機、今の職場のあれこれ・・・釣りに行く金と時間が無い事に最初は戸惑ったが、すぐに慣れて仕事に没頭する日々。そんな時に高校時代の友人がふと訪ねてきたのは、自分にとって救いだったかもしれない。

高校時代の友人(友人A)は、自分に初めてバス釣りを教えてくれた人。そんな彼と再び釣りに行ける僥倖に、消えかけていた心は否応無しに昂ぶった。聞けば、彼もバス釣り自体かなり久しぶりらしい。


【5:30】
出船。
放水量からみて、ボディウォーターより内側に入ったウィードエリアが手堅いと判断。西岸は藻狩りされたのかウィードが乏しかったので、事前情報で調子が良いと聞いていた東岸の志那エリアに入る。確かに、地形変化とエビ藻パッチが混在して釣れそうな雰囲気だ。烏丸半島の先端とゴルフ場のネットがクロスするポイントから、北風に乗ってサーチしていく。


【7:00】
雨はまだ降り続いている。魚探にベイトは映るものの、ジャークベイトやペンシルでの反応は薄く、釣れても単発のチビばかり。

(コンディションは最高なのに、何故・・・?)

問いを投げ続けても答えは返ってこない。
そこで、もう一つの事前情報に縋る事にした。


【8:00】
それは、ハネラバ。
エリアは大きく変えず流し直し、パワーグライドジグ3/8oz+デスアダーグラブツインテールを捌いていくと、裏付けるようにバイトが連発した。


45cm


55cm


45cm

推測だが、自分が釣ったバスは足の速いベイトではなくザリガニかギルをメインベイトにしていたのだろう。ギルが浮き始めたタイミングとバイトが重なったのも、偶然とは思えない。


【9:00】
先程までの雨がパタッと止み、蒸し暑い晴間がきた。ジグへのバイトは遠のき、友人Aのライトリグに安定してバイトが出だした。彼は高校時代のパワー厨から一転して、今やアジングやメバリングも楽しむほど釣りの幅が広がっていたので、特にアンカーを下してからの集中力は凄かった。

ここで自分はドライブクロー4inのライトテキサスにシフト。もちろん先ほどのメインベイトの推測を確かめる為だが、ちゃんと飽きない程度に30cm前後が釣れたのは嬉しかった。一度ラインブレイクしてしまったのが悔やまれる・・・


【12:00】
この時間帯は六本柱北のエビ藻パッチを巡回しながら残っているバスを釣っていく方法で時間を潰したが、バスが動いている感じはせず、あるエリアを一通り釣り尽くしたらまた小移動というパターンで攻めるしかなかった。釣れはするが、正解とは思えない。


【16:00】
曇って北風が吹き始めたタイミングで、朝一のポイントに戻る。
しかし、何かが違うようで思ったような反応は得られず、結局ジンクスミニスーパーブレードで30cmをキャッチしただけで終了。ランカーハウスから大分離れていたので、余裕をもって帰投した。



今回の釣行記は以上です。
釣果が8~9時の間に集中してあとは尻すぼみになってしまいましたが、仕事を忘れて旧友と釣りができただけでも楽しかったです。今週末も琵琶湖いきます。
※必ず、「はじめに」の記事を読んでからお進みください。


遅くなりましたが、フィッシングショー大阪に行った時に気になった(気にしていた)製品について感じた事を簡単に書いていきます。


◆シマノ:ヴァンキッシュ
とても良い。今年のフィッシングショーで一番興味を惹かれた製品。


◆シマノ:16'アルデバランBFS
良い。ベイトフィネスらしいベイトフィネスをしない自分にとっても、この軽さと剛性感は欲しくなる。


◆ダイワ:16'セルテート
エアローターの軽量化と形状変更は良い。新旧巻き比べても「止めたいときに止まる」ダイワスピニングの良さは進化している。それでもシマノの進化に比べたらマイナーチェンジの域を出ない。


◆ダイワ:16'スティーズSV TW
いつかこんなリールが出ると思っていたが、頭打ち感が半端ない。
「使ってみなきゃ分からんだろ!」
と言われるかもしれないが、「買ってみよう、使ってみよう」と思わせない製品では仕方がない。


◆シマノ:バンタム
カス。展示されている全機種を触ったが、274M以外はファイナルディメンションから何も変わっていない。良いと思える274Mもロボ奥田のスタイルをコピーできないなら使い所に困る一本だし、シマノは何を思ってバンタムシリーズをこんな仕上がりにしたのだろう。せめてアンリミのフィーリングが欲しかった。


◆シマノ:ポイズングロリアス
新しくなって軽くなり、デザインも良くなった。グリップ周りの造形とカッチリ感はとても完成度が高く、他社には無いシマノの強みだと思う。ただ、このブランクの方向性は好きじゃない。263L-Sは使いやすそうで良いかなと思うが、どれも買うことはない。


◆シマノ:ポイズンアルティマ264/66SUL-S
馬鹿か。


◆ダイワ:スティーズ ファイアウルフ
普通。バーサタイルを謳いクランクとジグが一本で出来るような説明だが、それは無理だ。特にジグはかなり無理しないとできないだろう。また、ティップを自分で持って曲げてもらうと嫌な軋み感があって、こんな展示品で大丈夫かと思った。


◆ダイワ:クロノス
酷い。これでゾディアス対抗とか笑わせる。グリップ周り特にEVAの質が最悪だし、ブランクもどこかで見たことあるようなもの。曲げた感じもペラペラでゾディアスには遠く及ばない。


◆エバーグリーン:コンバットスティック フェイズ
エバも金が無いのかな。軽量高剛性のリールが溢れる昨今、グリップに重心を持たせるのは新しい試みかもしれないが、ブランクが3世代くらい前の出来だ。酷い。オリムの現行ヴィゴーレの方が魅力的。


◆エバーグリーン:シナジー
スーパートライアンフとスーパーマグナムを触ったが、ダルくて硬くて曲がらない究極の駄竿。


◆エバーグリーン:グランドコブラ
値段を気にしなければ、オカッパリで使い易い竿だと思う。イマカツはアマフリとかこういう竿を監修するのが向いていると感じる。


◆ノリーズ:ロードランナーLTT
かなりシャープになり、今のルーミスに近いフィールになったと感じる。
ただ、個人的にはブースでの対応が不快で残念だった。
自分「ダイコーを使っていて・・・」
スタッフ「あぁ全然違うでしょ!?」
ダイコーより良いと思えば買い換えますから。ちゃんとドレッドノート以降のダイコーロッドを触ってから言え。


◆Gルーミス:NRX,GLX,IMX
やっぱりルーミスのベイトロッドは良い。IMXはかなり日本的になっているが、それでもティップからの入りが素晴らしい。ヘビー系の竿を曲げ比べた感想はNRX>GLX>IMXの順に良いと思ったが、パワーが落ちるほどにIMXも良いなと思えてくる。店頭なりでじっくり触れる機会がないのが残念でならない。


◆がまかつ:S60ULリミテッド
ATSの中でこれだけカーボンテープが巻いてあるが、振って曲げた印象は普通。やりたい事は良く分かるが、福島さんや小森さんの竿が出揃ってから出されても出遅れ感しかない。


以上です。
アブもメガバスも出展が無く、デプスもノボリだけ・・・ジャッカルは真鯛水槽になっていたし、バス業界の元気の無さが如実に伝わってきたフィッシングショーでした。
20151024
朝:晴天微風→昼:晴天風向変動→夕:曇天北風
放水量:20t/s
水位:-44cm
水温:19.4~20.8℃
ランカーハウス20馬力和船

エスクワイアEsqC73XH+ジリオンJDHL+モンスターブレイブ20lb.
エスクワイアEsqC71M+ジリオンJDHL+G7バルクライン14lb.
ドレッドノートBRDC-611MHX+ジリオンJDHL+G7バルクライン14lb.
ファンタジスタFSS-60MLS+05'イグジスト2506+R18フロロリミテッド5lb.


水位が-40cm超えとかなり減水気味で、放水量も少ない・・・
釣果情報や天気予報を見てもかなり渋そうな感じだったので、今回は久しぶりにスピニング出動。


【6:00】
出船。今回は大学の後輩(TSR)と同船釣行となった。
ランカーハウスのおっちゃん情報では、
・減水でシャローはダメ
・岬周りの水深3~4mラインが安定
とのことだったので、出船後は速攻で唐崎の岬を目指す。

岬に沿って沖に出ると、水深3.5~4mあたりでウィードが疎らに縦に残っているエリアになった。しかも、縦に伸びるウィードが目視できるのにボトム付近のウィードは少なかった。最近藻刈りが入ったらしいので、もしかしたらその刈り残しかもしれない。

太陽は霞に覆われてまだ薄暗く、風向きは北寄りの極微風。
そして気温の寒さとは反対に、水面からは緩さが伝わってくる。

ここで自分が選んだのは、ケイテック・モデルⅢ1/4oz+スイングインパクトファット4.8inの組み合わせ。これをBRDC-611MHXにセットし、縦に残るウィードの腹から下を掠める様にゆっくり巻いてくる。



・・・・・・ゴッ・・・

明確に浮くラインのショックは、それだけである程度のサイズを期待させた。
一呼吸おいてから確実にフッキングを決める。フッキングの重量感と首振りの幅で50UPを確信し内心焦るが、611MHXはファイトの下手な自分を十分にフォローしてくれた。蛇神王のサブネームは伊達ではない。


57cm!!

今回使ったケイテック・モデルⅢはウィードエリアには最高のスイムジグで、特にウィードに絡めてトロ巻きする時に抜群の使い勝手を発揮する。トレーラーは推奨通りスイングインパクトファット4.8in、カラーはゴールドフラッシュミノーが個人的に鉄板で、ラインを弛ませながら巻くのがキモ。


【6:30】
開始30分足らずでランカーをキャッチしたものの、その後は沈黙。
8:00頃になると日差しが強くなり、魚探に映るベイトの反応も少なくなってきたので、思い切って六本柱まで移動した。


【8:00】
六本柱に到着。
北風が吹いていたので南へ流されながらライトリグを試すと、サイズは選べないが数はそこそこ釣ることができた。全体的にギルのバイトが多いものの、特に六本柱の西側から縦ウィードが残るエリアを流すとバスも含めバイトが多かった印象だ。

このエリアを撃っている間は風向きが頻繁に変わり、東風が吹いた時は六本柱の南東側→南西側へと流されながら釣っていったが、やはり釣果が伸びたのは西側だった。

そしてバイトが出るのは殆どフォールか横捌き(ミドスト)だったので、
「おそらくバスは浮いていて、縦横関係なくアクションさせるのが正解だろう」
と予測を立てられたのも大きかった。このエリアでは後輩が45cmを釣り、自分も飽きない程度にバイトを得られたので、狙いと場所が上手くマッチしたと思う。


【10:00】
数を釣りながら良型を混ぜるのもアリか?と思っていた矢先、風向きが急変して強い南風が吹き始めた。

「なんだこれは・・・たまげたなあ」

この変化によってバイトが全く無くなったため、安パイだと思っていた六本柱周辺にも見切りをつけることにした。


【11:00】
下阪本の赤鳥居に到着。その後すぐに南風が止み北風が吹き出したのは本当にラッキーだった。

岬状に伸びている地形の3.5~4mラインをジンクスミニスーパーブレード1/2ozで探っていくとギルバイトが連発したので、可能性を感じながら巻き続けると・・・


42cm

ジンクスミニスーパーブレードはとても優秀なスピナーベイトで、自分が信頼する数少ないイマカツ製品の一つだ。コンパクトで良く飛び浮き上がり難い点は勿論、極薄のブレードが生み出す高回転でハイピッチなアクションがとても気に入っている。


【13:00】
赤鳥居の周辺を一通り探った後、大宮川の河口まで移動。
しかしこの場所は不発だったようで、ギルバイトは連発したがバスの反応は得られなかった。


【14:00】
北風がまだ吹いているタイミングで六本柱に入り直す・・・つもりが、到着直後に風向きが東風になったり南風になったり。この日の昼間は本当に風向きが安定しなかった。

結局、目ぼしい釣果が無いまま帰着1時間前を迎えてしまい、朝一やった唐崎のポイントまで戻ることにした。


【15:00】
ポイントに着く頃には、風は強い北風に変わっていた。
太陽には雲がかかり、雲間から差す金色の光が鈍色の水面を照らしている。

(・・・これで釣れなきゃ終わりだぞ・・・)

朝と同様、唐崎の岬の延長上3.5~4mラインを探る。このポイントは岬の延長上から少しでも南にズレると急にウィードの質が悪くなるので、何度も跨いで流し直すしかない。

一度目はスピナベで流したが無反応だったので、二度目はハネラバにシフト。使うのは勿論、パワーグライドジグ3/8oz+デスアダーグラブツインテールだ。


EsqC73XHにラバージグを結び、ラインのクセを取るつもりでキャストした一投目。最初の3段シャクリ後にいきなりバイト!


45cm

この組み合わせは本当に裏切らない。

最近のティムコは端から見ていると心配なくらいだが、せめてこのパワーグライドジグだけは廃盤にしないで欲しい。


【15:40】
時間が無いので、最後のトレースはTDバイブレーションHLC(キンクロ)をブン投げて巻きまくる。ジグからバイブにシフトした理由は、この時はまだ「より速くより広く探りたい」ただそれだけだった。しかし・・・

「ギルがアタり始めました」

風が弱くなったタイミングで、後輩の流すライトリグにギルバイトが出始めたらしい。

(先程から流しているエリアは殆ど変わっていないのに、ギルバイトが出始めた・・・つまり、強風で沈んでいた魚が、このタイミングで浮き出した?)

そう考えればジグで喰ったのも合点が行くし、そこからバイブに切り替えた選択も間違いではない・・・そしてその答えはラストキャストで返ってきた。

リーリングしていた手が鈍り、BRDC-611MHXのティップが絞り込まれる。一瞬ウィードを疑ったが、歯にラインが擦れる嫌な手応えは間違いなくバスのそれだった。


51cm!

オフセットタイプのスイムジグで掛けにいけるパワーと、バイブレーションの高速巻きで乗せにいける柔軟性。BRDC-611MHXは本当に素晴らしいロッドだと思う。



今回の釣行記は以上です。
こんなにちゃんとハマったゲームは久しぶりでした・・・京都の貴船神社で買った豊漁御守りのお陰かもしれません(笑)