20170720
朝:曇天北東風→昼:晴天東風→夕:晴天東風
放水量:50t/s
水位:-15cm
水温:28℃
ランカーハウス20馬力和船
ドレッドノート76FSX+ジリオンJDHL+バススーパーPEライン6号
ドレッドノートBRDC-611MHX+ジリオンJDHL+モンスターブレイブZ14lb.
アディクトC610XH+ジリオンJDHL+モンスターブレイブZ18lb.
エスクワイアEsqC71M+ジリオンJDHL+モンスターブレイブZ14lb.
エンズヴィルC71ML+SS air L+フィネスブレイブ8lb.
スピード違反で免許取り消しになってから、実に一年以上ぶりの琵琶湖釣行。こんな自分でも釣りに誘ってくれる後輩がいる事に感謝しつつ、道具を買い込み釣行に備えた。
久しぶりに行く釣具屋で時の流れは感じたものの、良くも悪くも進歩する気持ちや惹かれる商品が無かったので、ラインだけ大量に買い込む。ダイワのブレイブシリーズが新しく「モンスターブレイブZ」なるラインに替わっていたが、元々信頼していたシリーズだったこともあって今回セレクトすることにした。・・・あんな結果を招くとは知らずに・・・
【5:00】
出船。
久しぶりの琵琶湖は、この時期にしてはウィードが少なく、ギルも多くは見当たらない。手始めに、唐崎の岬の延長上2~3.5mラインを流していく。
水はかなり濁っていて、リップライザーからクリスタルSスーパースローロール3/4ozにチェンジするもアタリは無かった。
【5:30】
やや強い北風に恵まれたので、かなり早い段階からラバージグを投入する。使うのは勿論パワーグライドジグ3/8oz+デスアダーグラブツインテールだ。流されながら風下に遠投して、ウィードを切り抜けながら縦方向のリフト&フォールで探っていく。
すると、2投目でヒット!
しかし、久しぶりのバスに喜んだのも束の間・・・ここからが最悪だった。
結び直して数投後に再びバイトを得るが、フッキング後にノットからブレイク。これまで18lb.でブレイクした事など無かったのに、鈍ってノットミスでもしたのだろう・・・
そう思いながら結び直した次のキャストで、先程のフッキングでラインが噛み込んでいたらしく軽いバックラッシュを起こし、ラインを引き出していくとスプールの途中でまさかのブレイク・・・キンクで切れるようなバックラッシュでは無かったし、そもそも18lb.のフロロがこの程度で切れるはずがない。
一気にライン(モンスターブレイブZ)への不信感が高まったが、予備のラインも無かったので30m程ラインを捨て、一応は新品状態で戦えるよう組み直すことにした。
【7:00】
北風は若干向きを変えながらも続いており、後輩もデスアダーグラブツインテールのリアクションテキサスで40UPを安定して掛けてきたので、大体の傾向が掴めてきた。
今年のバスはプロポーションが良くて歯が鋭い・・・何より、子バスが釣れない。
ラインを労り完全に巻きアワセでファイトするが、掛りが浅かったり途中で抜けたり散々・・・それでも何とか50cmと49cmをキャッチできた。
幅の広い重めのリグでウィードを瞬発的に外してフォールさせ、バスが通りそうなポイントを何度も跨ぎ直す事で数を稼いでいく。濁りに強いのかベイトサイズに合っているのか、この日はデスアダーグラブツインテールが本当に強かった。
8:00過ぎまでは時合い的な釣れ方が続き、後輩の54cmと53cmをはじめ、40UPも飽きない程度に釣ることができた。
【9:00】
風向きが東に変わり、時折無風の時間が訪れる・・・暑く厳しい時間帯がやってきた。バイトが遠のいたので、ここで初めてオールドモンスターのライトテキサスやカットテール6.5inベイトネコを投入するが、全く釣れない。それなら、とiシャッドテール3.8inの5gダウンショットまでサイズダウンして丁寧に探っても、バイトは得られなかった。
濁って見つけられないとかいう問題ではなく、バスが動いていないのか、嗜好が違うとしか思えない。
【11:00】
東風が吹くタイミングで再度ジグに持ち替える。エリアは朝と変わらず唐崎前の2~3.5mだったので、「居るか居ないか」よりも「動くか動かないか」が重要なのであれば、同じ釣り方でタイミングを待つのが得策だと思ったからだ。幸い、風が止む気配は無い。
アディクトC610XHのバットに手を添え、ただひたすらに捌く。
すると、フォール直後に明確なバイト!
しかし、ゆっくり竿を曲げながら巻きアワセでファイトに移行しようとした途端、抵抗が抜けた・・・まるで魚どころかジグが無くなったように軽い。
まさかの3回目のブレイク。
高校生の時から釣りを始めて10年、大学時代には年間100日近く釣行してきて、こんな事は一度も無かった。もしやとガイドやレベルワインドに割れや欠けが無いかチェックしたが、全く問題は見当たらない。だとしたら・・・原因は「ノットミス」・「ヘタクソなファイト」・「製品の欠陥」のいずれかという事になる。2回とも、バスのパワーで千切られたと納得できるような切れ方ではない。
【12:00】
もうパワーグライドジグ3/8ozは2個しかない。
それでも、自分の中で正解が見つかった以上、その光明に縋るだけだ。タックルの不備を理由に他のメソッドに切り替えるのは人の都合で、魚の都合ではない。本当に上手い人(知っている人)は「これで釣りたいから、あそこ行こう!」と言えるが、自分には無理だから。
時々、太陽が雲に隠れる。
風は少し東南に向きを変えたが、まだ雰囲気は失せてはいない。
・・・・・・コツッ・・・
(・・・きた。)
キャスト直後のフォールでバイトを得る。
遠距離だったので今度はある程度強めにアワセなければ・・・そう思ってフッキングした次の瞬間、4回目のブレイク。しかも、どう見てもジグの数mは手前で切れている・・・
自分は、考えるのを止めた。
【13:00】
あと一つだけのパワーグライドジグ3/8oz。
フルキャストすればスプールの底が見えてしまうリール。
「どうせ切れるんでしょ・・・」
何処か違う場所に移動して精神と釣法のリセットを図りたい・・・虚ろな思考でジグを捌いていると、ポツポツと40UPが釣れだした。貫通せずにバレてしまったバスもいたが、明らかに時合いだ。
奇跡的に52cmをキャッチ。
場所の判断に困ったが、結局この後も夕方まで同様のエリアが完全に沈黙することは無く、調子に乗ってビッグベイトやフリッピングまで試したものの、やはりバイトがあるのはジグだけだった。
【17:00】
納竿&帰着。
自分:50UP×2、40UP×5、30UP×1
後輩:50UP×2、40UP×4、30UP×3(だったかな?)
自分は全てアディクトC610XH+ジリオンJDHL+パワーグライドジグ3/8oz(+デスアダーグラブツインテール)の釣果で、改めてこのセッティングの良さを実感した。
・・・ただ一つ、ラインのセレクトを除いて。
今回の釣行記は以上です。
やっぱりラインはクレハ(フロロリミテッド系)とサンライン(シューター系)ですね・・・と言いながら帰り道で東レのエクスレッド(18lb.がこれしか置いてなかったから)も買ってしまいました。東レのラインは昨年使った「ビッグバス」が本当にダメだったのですが、今回は大丈夫でしょうか・・・
それと、これだけ子バスが釣れないと来年からの釣果も不安です。多分ですが、来年・再来年は更に2極化が進むのではないでしょうか。