2016/03/30 journal | 陣内俊 Prayer Letter -ONLINE-

2016/03/30 journal

 

■タイトル:

 

祝福は構造化されている。

 

 

■聖書箇所:

 

創世記28章14節 

 

地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。

 

 

 

ヤコブは、父イサクの命と母リベカの画策により、

母の故郷に行き、母の兄ラバンの娘のなかから

嫁をもらってくる旅に出る。

 

 

 

ハーレーの聖書ハンドブックによると、

このときヤコブは77歳、ヤコブの結婚は84歳である。

 

 

 

また、目指す場所ハランは出発地カナンの640キロ北東にあり、

本州の半分の距離(東京から青森以上の距離)の旅である。

 

 

 

どれほど心細かったことだろう。

 

 

 

ベテル(神の家)で、ヤコブは石を枕にして寝る。

 

 

 

人生で最も暗い夜だったかもしれない。

 

 

 

彼はそこで、天から地上にかけられた「はしごの幻」を見る。

 

 

 

ヨハネ1章51節で、イエスはご自分が「それ」だと宣言される。

 

 

 

最も暗い夜に、イエスはヤコブの枕元に現れ、

そしてアブラハムとの祝福の約束を再確認され、

ヤコブを励まされる。

 

 

 

私も誰かにとってそのような存在でありたい。

エンパワーメントをする者でありたい。

 

 

 

その「祝福」の内容に、今日は新たな発見があった。

 

 

 

神の祝福は、「他者を祝福すると言うことが祝福」

というふうに構造化されているということである。

 

 

 

ヤコブにとって祝福とは、

自分と子孫によって地上のすべての民族が祝福される、

ということであった。

 

 

 

リック・ウォレン牧師がよく言うのは、

「幸せ」を目的として追い求めても、

決して幸せにはなれない、

ということである。

 

 

幸せとは神に従ったことによって、

結果的に感じられるものである、と。

 

 

私たちの祝福とは、

「私たちを通して神が誰かを祝福してくださる」

ということである。

 

 

そして私たちを通して祝福された誰かの祝福もまた、

その人を通して次の誰かが祝福される、

という種類の祝福である。

 

 

このように神からの祝福というのは、

次へ次へと手渡されるように構造化されている。

 

 

 

私を通して誰かの内にキリストが形作られると、

その誰かの内におられるキリストは

次の誰かの内にキリストを形作る。

 

 

 

これは祝福の最たるものである。

 

 

 

他者を祝福できますように、

他者を祝福できるという祝福を、

私が得ることができますように。

アーメン。