1月21日(水)の19時から福岡市天神北の書斎りーぶるさんで「第10回ボードゲームで楽しもう!津村修二のハートフルタイム」を開催しました。







今回の参加者は過去最多の12名。うち9名が初参加という、新しい方の多い回となりました。

最初に私の自己紹介代わりに「福岡市大すごろく」を見てもらいました。こちらは私が小学6年生の時に作った、福岡市を舞台にした巨大すごろくです。大きさは畳2つ分くらい。その大きさに、細かさに驚かれていたようでした。いつもお見せしながら思うのはちゃんと保管しておいて良かったなということ。子どもだった当時から、私には何でも保管する癖があって、それはきっと自分の作ったものを好きだと思う気持ちと、いつか将来こんな機会があるのではないかと期待する気持ちから生まれたのだと思います。





次に「カタルタ」(コミュニケーション型のカードゲーム。「実は」「たとえば」「しかし」などの接続詞、副詞がカードに書かれており、それを使うことで思わぬ本音や核心が飛び出す、大変優れたツール)を使っての自己紹介。大人数でしたので、カードを1枚づつ引いて自己紹介してもらいました。





続いて、テーマである「ドイツ年間ゲーム大賞」についてテキストとともに解説した後、2014年度の受賞ゲーム「キャメルアップ」で遊びました。









12名でしたので、2人一組となって6チーム。それに私が加わった7組で対戦しました。そうです、このゲームは最大8組までプレイできるパーティーゲームなんです。

キャメルアップは砂漠を舞台にしたラクダのレースゲームなのですが、賭けの要素を含んだ一風変わったレースゲーム。レグと呼ばれる区間において、賭けが途中途中で行なわれ、そうしてお金を稼いでいき、最終的に一番お金持ちのプレイヤーの勝ちです。

レースゲームと聞くと、つい自分の決まったラクダを動かすものだと考えてしまいますが、そういうわけではなく、ラクダはあくまでもゲームを白熱させる存在であって、誰のものでもありません。どのラクダが動くか、何マス進むかはサイコロでランダムに決まり、その分からない展開を賭けで楽しむというのがこのゲームの醍醐味と言えるでしょう。

昨日は皆さんそれぞれチームで真剣に相談をしながら策を練っていました。この、大人が真剣に遊んでいる感覚、たまりません。真剣に遊ぶことって楽しいし大事だし、大人になると忘れがちになってしまう感覚なんですよね。

結果、皆さんに大変楽しんで頂けたようで良かったです。

さて、第11回となる次回の開催日は2月18日(水)。「アブストラクトゲーム」と題し、完全実力勝負の対戦型盤ゲームを色々とご紹介します。また今回、「DiXit(ディクシット)」のオリジナル拡張版である「TsuMuSiT(ツムシット)」で遊ぶ予定ではありましたが、時間的理由で遊ぶことが出来ませんでしたので、次回こそこちらで遊びたいと考えています。皆さんのご参加をお待ちしています。


~おまけ~


ダントツで遅れている、のろまの黄ラクダ。もうお手上げ(笑)



◆過去のイベントレポート

・第9回「視覚に訴えるゲームの世界」(2014年12月17日)

・第8回「ヨーロッパのボードゲーム」(2014年11月19日)

・第7回「世界の伝統ゲーム」(2014年10月15日)

・第6回「すごろく」(2014年9月17日)

・第5回「かるた」(2014年8月20日)

・第4回「ヨーロッパのボードゲーム」(2014年7月16日)

・第3回「世界の伝統ゲーム」(2014年6月18日)

・第2回「すごろく」(2014年5月21日)

・第1回「かるた」(2014年4月16日)