2丁目の佐藤さん

イケイケではいけない思考変化の今日この頃


テーマ:
少し遅めの昼休憩中のこと。

ワイドショーで自民党総裁選の話題が取り上げられていた。

仕事仲間たちと政治の話になった。


民主党はナシという意見に一同激しく同意した。

自民党もナシだろうという意見には賛否両論あった。

拉致被害者の話に移った。


私は拉致をされた人々の事、またその家族を心から気の毒に思っている。

そのことを素直に言葉に出した。

一同「え゛っーーーーーーっ」



あら?

 あたし何か間違ったこと言ったかしら・・・。



「もうどうでもよくない?」という意見や、

「横田めぐみとかは気の毒だけど、アイツ誰だっけ?
 勝手に儲け話があるからってついてって
被害者ぶってるヤツもいるでしょ。(笑)」

「そうですよ。あんなのどうでもいいっすよ」

「不幸ぶってさあ、家族がウザイ。」

などの声が上がった。

「自分たちが北朝鮮行って取り戻してくればいいじゃんねー。」

「そんなことよりもっと大切なこといっぱいあるのになんで拉致の話で時間割いてんの(怒)」という人もいた。

本当に行きたくないのにさらわれて連れて行かれた人は気の毒だとは思うけど
 税金投じて食い物にされて払ってるこっちはたまったもんじゃないよね。
いつまでも騒いでさぁ、もういいじゃん。
 帰ってきたくない人だっているだろうしさぁ。
聞かされてるこっちがたまんないよ。
 返してくんないんだからそろそろ諦めろっつーの。
いつまで騒いでんのって感じだよねー。(笑)


中には自称“天皇陛下をこよなく愛する”女子も同じように拉致問題はどうでもいいと言う始末。



敵地にいるような、バッシングにも似た空気で私はたじろいだ。
そして私はとても悲しかった。

自分の親や息子や娘が拉致されても同じことを言うのだろうか。

 『うちの家の人は勝手に着いていった。』

 『そうだようちの子のことなんてどうでもいい』

 『うちの親または子より大事なニュースがあるはず』

バカ息子かさぁー、などと自分の子のことを言っている人たちだからそうなのかもしれないけれど私たちの仕事はあくまでも人の命や健康を維持する仕事。

本当にやるせなくなってしまう。

みな、自分は間違っていないと思っている。

人のことはどうでもよく、自分の欲求を満たすばかりの人間が増えているように感じる。

それが成人前の若い世代ならまだしも、30代前半や50代前半など広範囲なので余計悲しい。

吐き気がしてきて私は家に帰りたくなってしまった。


拉致被害者の救済運動を見かければ署名するし募金もするし、もし私の家族が同じ立場だったら拉致されるなんて許せない。

噛み付いたところで何も解決されないので苦笑するしかない自分、力のない自分、タダノヒトな自分が情けない。

私は拉致被害者の人々を一日でも早く日本に帰国させてあげて欲しいと思っている。

家族が生きているうちの早い段階でそろそろ戻してくれないかとジョンウンに期待を抱くきながら、そう思っているだけで自分に何ができるのか分からずこうしている日常がもどかしい。

自分の家族が拉致されてある日突然目の前からいなくなった。

日常から消えた大切な家族や友人が他国で生きているかもしれない。

そうわかった時点でどうでもいいなんて私には思えない。

この国は一体どうしてこうなってしまったのだろう。

何もキレイゴトを言うつもりはない。

ただ、私は悲しいなと思った。それだけ。
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