雨『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。恋の矢

心身の健康にとってベストの状態は、交感神経も副交感神経も高いことだった。そして、副交感神経を高めるカギは「ゆっくり」にあったのだ。

何と男性は30歳、女性は40歳で副交感神経の働きが下がってしまうという。そのままだと自律神経が乱れたままになってしまうらしい。「年のせいだから」とあきらめることはないという。

副交感神経はたとえいくつになっても、鮮やかなリカバリーショットを打つことができるらしい。それが「ゆっくり」だったのだ。

自律神経のバランスを整える上では、「呼吸」が重要だった。自律神経と呼吸はまさにダイレクトでつながっていたのだ。ポイントはゆっくり深い呼吸だった。それが副交感神経の働きを高めてくれるのだった。

ゆっくり動けば、呼吸もゆっくり深くなっているのだそうだ。せかせか動かないように気をつけたいものだ。医学的なメカニズムの説明があった。

さまざまな動作を「ゆっくり」行う。→「自然」と呼吸が深くなる。→副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整う。→血流が良くなり、体のすみずみにまで質のいい血液が流れる。→健康になる。