晴れ「雑談力」百田尚樹著より。ウシシ

時どき「これ知ってる?」などといわれることもあるが、ただその知識があるだけでは大した面白味もない。やはりそこにはそれなりのストーリーがあって納得できる。

人に話す場合も、そこにエピソードをくわえて膨らませるとより人を楽しませることができるということだった。

ここには葛飾北斎の例があった。いつか別の本で引っ越しがかなり多かったということを読んだ覚えがある。88歳まで生きた北斎は生涯に93回引っ越しをしたそうだ。しかも一日に3回引っ越したこともあるというから驚きだ。

人生の最後の13年間で37回も引っ越していた。ホテル感覚というのも頷ける。住所不定だったそうだ。引っ越しの理由は部屋が汚れても掃除を一切しなかったので、引っ越しのほうが楽だったようだ。それでも名作を数多く残したのだからスゴイ。

さらに描いた作品は自分が決めた値段でしか売らなかったという。貧しくても決して値引きはしなかったそうだ。芸術家の誇りを持っていたのだ。それだけ自分の作品に自信があったのだ。

 

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