雨「座右のニーチェ」齋藤孝著より。困るコム

べつにニーチェについて予備知識がなくてもお気軽に読める。しかも、この本のサブタイトルがちょっとすごい。“突破力が身につく本”となっていたからだ。

さて、ここには「拍手」につての効用には3つあると書かれていた。たとえば、会議などで人のアイデアが自分のよりおもしろかったとする。

そんなときに人は素直に褒めなかったりする。「アイデアはいいが現実的にはむずかしいね」「思いをいうだけなら簡単だけどね」といった感じで。本当はいいと思っても、嫉妬でそう言ってしまったりする(かもしれない)。

そこで、先に拍手してみると、言葉がそれに引きずられるという。「なかなかいいね」「ああ、それはいえてる」などと。つまり肯定から入ることができるというわけだ。

ということで、「拍手」の3つの効用とは、1、場が盛り上がる。空気がにぎやかになる。2、褒められた側が気分がいい。褒めてくれた人に対して自然と好意を持つ。3、拍手をすると嫉妬の泥沼から抜け出すことができる。

ふつう自然には拍手ができないもの。ということは意識的に身体の習慣として覚えておくことが必要そうだ。まずは、素晴らしいブログ(日記)を読んだら練習してみるかな・・・