雨「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。音譜

これはアントニオ猪木の言葉だった。齋藤氏は、めったに人をうらやましいと思わないという。しかし、北原照久さんの白亜の邸宅をテレビでみた時は一瞬羨望を覚えてしまったという。雑誌でもみたことがあるが、海に面している元皇族の別荘は素晴らしいものだった。

北原氏がブリキのおもちゃのコレクションを始めたころは、ただの勤め人だったらしい。しかし、その道を究めていくと誰も成し遂げなかったレベルのコレクションになったのだ。数年前にデパートの展示会でちょっとだけ話をしたが、腰の低い人だった。

邸宅の載っている雑誌の切り抜きを持って、「いつかこの家に住む」と語り続けたという。そして有言実行してしまったのはスゴイ。夢を諦めなかったことで実現してしまったのだ。執念というべきだろう。

 

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『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。

 

だからこそ朝の過ごし方は重要だという。その日のパフォーマンスや精神状態を大きく左右するのだった。

 

ここでカギとなるのは「ゆっくり」だったのだ。とくにゆっくり呼吸は意識してやるといいのだろう。

 

また毎日やっていることを意識してやることも必要だった。早めに起きてゆっくり朝食をとる。ゆっくり新聞を読む。ゆっくり葉を磨く。

 

これだけで、その日の自律神経はうまくいく方向に向かうというのだから無視できない。

 

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雨『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。ドキドキ

よく肩の力を抜くといいともいわれるが、むしろ手を開く方がもっと効果があるらしい。

頑張ろうと思えば、握りこぶしに力が入ってしまうそうだが、それでは緊張は解きほぐれないようだ。血流をよくするためには、手を開くのがよかったのだ。

意識して手をパッと開き親指の力を抜くのが正解だった。また筆者は1:2(ワンツー)呼吸法をすすめている。これは1で吸って、二倍の長さで吐くことだった。吐くときはゆっくりというのがポイントだった。これで自律神経も整うらしい。

 

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雨『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。ほっこり

これは筆者が何か起こったときに、いったん座ってすることだった。つまりこれは自律神経のバランスを整える秘策であり究極の危機管理でもあったのだ。

仕事以外でもこれは応用できることだった。起こりうることのシミュレーションとその対応策を書きだせば、頭の中でごちゃごちゃ考えていたときよりは、不安な気持ちも軽減されるという。

これは気持ちよく生きるためのノウハウだという。これができれば仕事もでき、人生の達人にもなれると筆者は述べている。日ごろからそんな訓練をしておくべきなのだろう。

 

くもり『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。ショボーン

これは一日を快適にスタートするポイントらしい。しかもその日一日の成功、不成功さえ左右してしまうというから気をつけねば。

まず、背筋を伸ばして肩の力を抜くことだった。そして頭の中心がまっすぐ空につながっているような意識で首を伸ばす。また脚ではなく、おへそから前に出すような気持でゆっくり一定のリズムで歩くのが理想らしい。

その結果、呼吸も自然にゆっくり深くなり、副交感神経の働きが上がって、自律神経のバランスが整い、血流もよくなり気持ちまで落ち着くという。試してみたいものだ。

調子が悪い時ほど、この理想的な歩き方を意識するのがいいらしい。

 

雨『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。おーっ!

ゆっくり、いい話し方をマスターするには、勉強も大事という。そのためには、自分の感性を刺激し、心を豊かにしてくれる本を読むことらしい。

そして、本物の知識を得た人には余裕が生まれるようだ。その結果として、自律神経も安定するから、ネガティブなことも余計なこともペラペラしゃべらなくなるという。

これはほんのちょっとした心がけだろうと思える。グチでストレス発散はネガティブなスパイラルにはまる原因になることが多いという。ネガティブな感情はすべて副交感神経の働きをガクンと下げて、自律神経のバランスを乱す作用があるのだった。気をつけねば。

 

くもり「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。ニコニコ

それはプロスポーツ選手にも似ていた。成績がいくら悪くても、体調や家庭のせいにはできない。そのパフォーマンスを楽しもうとしているのは、一般の人たちだ。そんな人たちの前では、その人個人の事情などまったく関係がない。

実力や期待に応えられなければ、契約はしてもらえない。実に厳しい世界だ。サラリーマンのリストラも似たようなものだろう。

エピソードがあった。三菱財閥を起こした岩崎弥太郎は、土佐藩の浪人の子として生まれ、若い時に罪もないのに投獄されるという経験をしていた。牢のなかで、腕一本で生きている職人や知恵一つで世を渡る商人の話を聞き、武士へのこだわりを捨てたそうだ。そして商人になる決意をしたことが後の大出世の元となったそうだ。

自分の価値は自分で決めるということができる人は強いのだろう。

 

「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。

これは齋藤氏がおすすめしていることだった。すぐに思いつくのは、仕事の顔と家庭人としての顔だった。あとの一つは、社会的役割から離れたもう一つの「自分の顔」だった。

その顔とは趣味を楽しむことでもあった。そういえば家では妻は楽器を仲間と演奏することを楽しみ、私はガーデニングやSNSを楽しんでいる。

齋藤氏は、あくまで自分の好きなことをやる顔に限定するそうだ。大事なことは、没頭できるものをどれだけたくさんもっているか、ということだった。

それが多ければ多いほど、人生は好きなことに満ち、たくさん楽しめるのだった。たくさん楽しんだ人ほど、豊かな人生を送ったことになると齋藤氏は述べている。なるほどと思える。

 

そのために必要なのは健康と金だろうと思える。安心感がなければ何事も楽しめない。

 

くもり「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。UMAくん

確かに物事はスピーディーに処理することも大事なことだった。また物事によってはじっくりと時間をかけて考えることも必要なこともある。

ここに一つのエピソードがあった。自動車メーカーのクライスラーの創業者ウォルター・クライスターは、問題が発生すると紙に書き、緊急事態は別として、一週間後に見て、本当に悩むべきかどうか決めていたという。

凡人にはできないことかもしれない。実際は考えても、何も進捗しないことも多いものだ。だから、むしろ一呼吸おいて眺めたほうが、答えが自然と浮かび上がってくることが珍しくないらしい。急がば回れと同じことのようだ。

そう言えば、かつて読んだ「老い駆けろ!人生」(草野仁著)を読んだ時に「考えても仕方ないことは考えない!」とあったのを思い出した。この精神でいきたいものだ。

 

雨「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。ポーン

楽しみの種をたくさんもっていると、何歳になっても駆り立てられるものにこと欠かないようだ。行動する気力、楽しむ心も決して涸れることはないからだった。

楽しみの種には当然ながら好奇心も入るだろう。健康状態を保っているからこそ楽しみも体験できるともいえる。

すべてを忘れて没頭できることがあれば、充実した時間を過ごしていると言えるだろう。そんな時間をできるだけ多く持ちたいものだ。