くもり「達人に訊け!」ビートたけし著より。かお


ここでの達人は数学者の藤原正彦氏だった。タイトルは、“数学者は美しいのがお好き”、とあった。数学の美しさというのはシンプルさというのが一つの重要な判定条件だという。


なるほど、そう言われれば中学生の時に習った、いろいろな定理や公式というのも分かりやすいものだった。しかも、それに当てはめることでするすると答えが出てきた時は気持ちがいい。美しいものはみんなシンプルだというのが藤原氏の意見だった。


また、数学の天才が生まれた場所に行くと、必ず美しいものがあるという。美の存在、何かにひざまずく心と、役に立たないものを尊ぶ精神の三つが天才の誕生には必要だともいう。おもしろい指摘だ。


逆に役に立つものばかりを追うような国からは天才は出てこないようだ。一見文学、芸術など役に立たないものを尊ぶ国からしか天才は出てこないとも言う。しかし、結果的には、美しい数学がつくられると、宇宙、化学、生物、経済・・・とさまざまなものに役に立っているのも不思議なことだった

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晴れ「そうそう、これが欲しかった!」小阪祐司著より。ニコニコ


(前日のつづき)
お客さんとの接触の機会をつくる一つの方法には、DMがある。しかしここでは、それは単に商品を売るためが目的ではなく、接触機会を作って、人間関係を築くのが目的だった。


そんなDMのことを、セールスのための「セールスレター」と区別して「ニューズレター」と呼んでいるらしい。もし、そうなら、別に紙ではなく個人ブログやホームページでも可能になる。


定期的に発信するニューズレターによって、お客さんとの接触が当たり前になれば、しめたものだろう。あとは、そこに何を載せるかがポイントになりそうだ。


そして、関係性が進んでいくと、質的な変化が起こるという。お客さんとのコミュニケーションが、気持ちよくなるのだった。たとえば、クレームがほとんどなくなる、アポも取りやすくなる。


商談がフレンドリーになるなどは、私自身も経験があるから理解できる。要するに親しみが増してくれば、気持ちも通じやすくなってくるということだろう。

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くもり「そうそう、これが欲しかった!」小阪祐司著より。クローバー


この本のサブタイトルは“感性価値を創るマーケティング”となっていた。売るためには、まずお客さんとの接触機会を創ることが大事だった。


そして、関係性を構築することができるかどうかが結果を左右するとも言える。また関係性が維持できれば、既存のお客さんの流失も防げるということにもなるだろう。


もし企業が無味乾燥なマスによる情報発信だけですまそうと思えば、人のコミュニケーションは図れない。もし人間的なコミュニケーションを図るなら、自分のことを語る、つまり「自己開示」が有効な手段でもあった。またイベントを開くという方法もあるようだ。


つまり、自分の近況などを語るだけでもよかったのだ。やはりお客さんと親しくなるためには個人的なことを知ってもらうことが有効な手段だと思える。誰でも何も知らない人からは買いたいとは思わないものだ。

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くもり「上達の法則」岡本浩一著より。ヒマワリ


得意なものが見つかったら、さらに目標を絞り込んで、とことんそれを追求してみることも有益らしい。ここで挙げている例は日本のクラシック音楽家を多数育てた、桐朋音楽大学の故齋藤秀雄教授による「齋藤メソッド」だった。


齋藤氏は一つのオーケストラ曲を選ぶと、おびただしいエネルギーを注入して、その一曲だけを長い時間をかけて、仕上げていく方法だった。


そのほうが浅く何曲も学ぶよりも、音楽の目を開かせることになったと、多くの人が述懐しているという。あの世界の小沢征爾もその一人だった。


また写真を学ぶ場合、寺社が好きだったら、そればかり撮ったり、人物のスナップが好きならそればかり撮るということだった。確かに漠然と被写体を撮るより、その方が上達が早そうに思える。


くもり「上達の法則」岡本浩一著より。コスモス


ある程度コンスタントに練習するようになった時には、上記のことは必要らしい。茶道などでは、体で覚えなければならないことが多い。また公然とノートをとることは許されないようだ。


しかし、習ったことは、覚えるために、その日のうちにノートに書き留めておくことが必要だった。そして、ほんのわずかずつでも、蓄積されたものを身につけていくには数年かかるそうだ。


言葉にならないことを、自分なりの言葉で表現して書いていくことも効果があるという。ものごとのコツは、ほんのちょっとしたことである場合が多い。


また、ノートがあることによって、反復練習も可能になる。技能や知識のなかには、ノートがなければ、復習ができないものが少ないないという。


ここには「一の量を経験しても、それを二の量、三の量にするように工夫するのが上達の要諦である」ともあった。それを可能にしてくれるのがノートだったのだ。

くもり「上達の法則」岡本浩一著より。ヒマワリ


この章のタイトルは「上達の方法論ー―ー中級者から上級者になるステップ」と題されていた。筆者は、上級者とは、中級者が一度脱皮したものだという表現をしている。


誰も上達を目指すからには、上級者になりたいと思うものだろうが、その一つのステップとして、得意なものにこだわることもメリットがあるという。


はじめからバランスよく、あれもこれもと欲張らないというところがポイントのように思える。とりあえず一つをとことん時間をかけてやってみることで、その他もうまくいくようだ。


たとえば、パソコンソフトでも、あれこれと手を広げずに、まずワードをある程度習熟することで、エクセルやパワーポイントも習得しやすくなるということだった。これは納得できることだ。


くもり「上達の法則」岡本浩一著より。黄色い花


この一冊は実に読み応えのある本だと思える。実に多くの筆者の経験を通した上達者のことについて触れられている。それは茶道、将棋、英語、ピアノ、スポーツなど実に幅広い。


ここでは、ピアノについて触れられていた。そこには「一日練習を怠ると、自分にそれがわかる。二日怠ると、先生にわかる。三日怠ると、聴衆にわかる」とあった。


プロであるほど厳しく長い練習時間が費やされているということだった。それはスポーツの世界でも、将棋や囲碁や勝負など多くの世界では同じことが言えるのだろう。


だから、上級の域に達した人は、その道のプロや名人級の人には、敬意を持っているらしい。むしろ中レベルの人ほど、人のことを批判的な言葉で表現するようだ。

くもり「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。ヒマワリ


ここでの小タイトルは“98万円の指輪が、ラジオで売れる”となっていた。ラジオでは商品は見えないのに、高額品でも売れてしまうのは驚きだ。ラジオ通販の時間は5分程度で、98万円の指輪が152個も売れたという。返品率はたった0.5%だったそうだ。


ラジオでパーソナリティーが「これはいい!」といえば、聴いている人は、それを信じて買うことを決めてしまうのだ。それは、この人がいうなら間違いないと信じられているからだろう。


6万9,800のエアコンが5分間のおすすめで、451台売れたという。売上高は3200万円だったそうだ。また6000円のお茶は、3295個で、売上高は約2000万円だったという。


ニッポン放送のラジオショッピングの年間売上高は50億円(もう10年以上前のデータ)だというから驚いてしまう。商品もいいのだろうが、それを紹介する(おすすめする)人の信頼感が高いことがうかがえる。


何を売るかよりも、「誰が」「いかに」それを売るかが大事だったのだ。ものを売ろうとする時は、お客様から選ばれる(=信用される)ことが、スタートラインに立つことだと思えた次第。そこからが本当の勝負なのだろう・・・な。

くもり「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。ヒマワリ


一般に、雑貨というと安いモノというイメージがあるが、そんなものばかりではなかった。雑貨の「雑」はバリエーションだ、というのも面白い。それはライフスタイルのバリエーションだった。


単なる実用品には、付加価値はない。しかし、ドキドキがあれば、それは付加価値ともいえるようだ。Tシャツ一つをとっても、数百円のものもあれば、数万円のものまである。ブランドもののデザインは、やはりそれなりの価値があるのだろう。


身につけても満足感がまるで違ってくるものだろう。傘も100円ショップでもあるが、五千円、一万円のものは進んで持ちたくなるものだ。


それを身につけると気持ちがいいものを持ちたいものだ。オンリーワンのモノなら、なお満足感があるのだろうな。

くもり「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。ヒマワリ


ここでいうライフを売るとは、生活必需品を売ることを意味していた。これからは、むしろライフスタイルを売っていく時代だということだった。


お客様自身も何が欲しいかわからない状態でお店に入っていくことが多い。しかし、そこに行くと何か新しいものがあると思うと楽しくなるものだ。


それはある意味ドキドキする体験でもあった。つまり新商品でなくてもいいことになる。お客様にとって、初めて見る商品ならよかったのだ。


今まで炎天下で、男である私は日傘をささなかったが、今年初めて購入してさし始めると快適だと気づいて嬉しくなったものだ。


これもちょっとしたライフスタイルの変化かもしれないと思った次第。暑い日でも出掛けるのが少し楽になると思えば楽しいものだ。