雪『[図解]スピードノート』主藤孝司監修より。カインドバス時計

この本には“人より10倍速く成功するための”、というサブタイトルがつけられていた。早くではなく速くとなっていた。つまり本のタイトルにもあるようにスピードがポイントのようだ。

ここでは時間を買うということだが、ある結果を得るために必要な時間を金銭を投資することで節約することだった。これは企業買収を例にとればわかりやすい。お金を払って高い技術力のある企業を買収できれば、そのほうが手っとり早く目的を達成できるという考え方だった。

一般の人にとっては、パソコンで仕事が速く処理できれば目的を達成できる。しかし、そのためには高性能のパソコンに投資するということでもあった。つまりそこでもお金がかかる。

成功者のタイムマネジメントの基本は「時間を買う」という考え方だ。たとえば、「技術習得の労力を買う」→アウトソーシング。「通勤時間を買う」→交通が便利な立地のオフィス。「自分の時間を買う」→アシスタントや秘書の採用。「移動時間を買う」→高いが速い移動手段(新幹線、飛行機)・・・といろいろあった。

昔から言われるのは、「タイム・イズ・マネー」だが、この場合もある意味金で節約する時間を買うにはお金がかかるもの、と考えばいいのだろうな。
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晴れ「ストレスゼロでラクして働く62のテクニック」内藤誼人著より。ストロールワインラーメン

この章のタイトルは「わずらわしい人づきあいのストレスをきれいに解消する心理的アドバイス」とちょっと長ったらしい。その始めのセンテンスは“他人には、そんなに期待しないほうがいい。なぜなら、期待しても、その通りにしてくれないことが多い・・・”となっていた。

まさにその通りだと最近も感じたばかりだった。期待してガッカリすることほど精神的に疲れることはない。結局人に期待した自分が甘かったと反省するしかない。

そして、結果的にはイライラとしてしまう。だったら、初めから他人をあてにしていないほうが、ガッカリすることもないのだろう。どうせならいっそ始めから自分がやってしまったほうがよいかもしれない。

筆者の内藤氏は、基本的には、他人を信用していないという。そう考えていれば、期待を裏切られることもないそうだ。信じられるのは自分の努力と行動だけだと考えるほうが納得できるかも。

ここに氏の名言があった。「もし他人に頼むときには、アテにせず待つのが正しい姿勢」と。大至急の仕事なら、自分が大至急やってしまったほうが早く確実に、期待通りの仕上がりになる。ただし自分の時間があればだろうが。

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曇「ストレスゼロでラクして働く62のテクニック」内藤誼人著より。ストロール学校ダッシュ

勤務時間中は管理された時間のなかにいることになる。しかし、移動時間はかなり自由がある。通勤時間も限定されるが、その時間は自由だからできるだけ楽しく過ごしたい。

ここにちょっと面白い実験データがあった。4週間にわたって好きな音楽をヘッドホンで聴きながら仕事をしたグループとそうでないグループに分けたのだった。すると前者のグループのほうが仕事に自信がもて、生産性も高まったという。

これが上記フレーズの意味合いだった。だからあまり息がつまりそうな職場というもの生産性が悪いということなのだろう。せいぜい、通勤の往復や休憩時間、移動時間には思いきりその限られた時間を有効に楽しみいたいものだな。

いずれにしても、楽しければ仕事もはかどるに違いない。また、サービス業なら、自分が楽しく仕事ができてこそ、それが相手にも伝わるはずだ。ストレスを強く感じるほど仕事の成果は望めないと考えられるし。

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曇「ストレスゼロでラクして働く62のテクニック」内藤誼人著より。ファニーギターデジカメ

たいてい本屋で本を手にするのは、そのタイトルが気になるからだった。この一冊その例外ではなかった。競争すればやはりストレスはたまりやすい。逆に言えば、競争がなければストレスも少なくて済むということになる。

はじめから人とは競合していなければ、気持ちもぐっと楽になる。敵がいないところではいくらでも頑張れるのではないだろうか。人とは異なる特技を磨ければ、またそれで仕事ができるなら楽しめるだろう。

社内なら何かのチームリーダーになるということも考えられるという。そこで自信がつけばしめたものだろう。もし、人が嫌がることや雑用を進んでできるならそんなことでもリーダーになれるという。

意外につまらないことでも、誰よりも熱心にやれればそれも特技ともいえるのかもしれない。ある領域で強みを発揮できるなら仕事も少しは楽しめそうだ。内藤氏は、「誰も勝負したがらないところで勝負しよう」と語っていた。それなら勝てる(=ストレスも感じない)かも。

雨「アイデア革命」齋藤孝著より。ファニーウニ温泉

最近では婦人雑誌に付録としてバッグや化粧品関連の小物などがついてきたりする。雑誌よりもその付録が欲しくて雑誌を買う人も多いことだろう。しかも、それらはオリジナル品だったりすればより購買意欲は増すのかもしれない。

そういえば、私も子どもの頃付録についてくる模型などが欲しくて、雑誌を買った覚えがある。その頃の付録は大した金額ではなかったろうが、今ではむしろ雑誌よりも金額が張ると思われるものもついてくる。

たとえば、定価700円の雑誌に定価1600円の化粧品が付録として付いてくるというものだ。商品のメーカーとしては、読者が使って気に入ればリピーターになってくれる可能性もあるから、宣伝料と考えれば効率的なのかもしれない。

雑誌出版社としては、付録の商品が欲しい人が増えるほど販売部数も増えるのだろう。読者は商品が安く手に入り、雑誌も読める。となれば、出版社、メーカー、読者の3者がみなトクするということになってくる。うまい商法だ。

そうえいば、昨年のクリスマスにはセブンイレブンでクリスマスケーキを予約して買った場合、AKB48のオリジナルCDがついてくるというキャンペーンがあった。これなども、熱狂的なファンにはぜひとも欲しいオリジナルオマケだろう。売りものではなくしかも期間も数量も限定ともなれば、マニアにとっては、やはりより欲しくなる一品に違いない。


はじめからオマケには関心がない人には、本体の商品だけで十分なはず。ある人にとってはゴミのようなものが、オマケが目的の人にはそれが宝とも見えるのだろうな。





晴れ「アイデア革命」齋藤孝著より。ファニーコーヒーはさみ

ここでのタイトルは「“パックワールド化”で別世界をつくる」とあった。食玩と呼ばれるオマケの小さいオモチャが長い間人気があることを引き合いに出していた。

それらは動物、アニメのキャラクター、レトロもの、恐竜などさまざまなものがある。ガチャガチャとよばれるプラスチックのカプセルに入っていたりする。安い割にはリアル感があるものも多い。

そして、リアリティがあるほどその世界にはまりやすいようだ。しかも、それは子どもよりむしろ大人の鑑賞にも耐えるものでもある。コレクターはかなり幅広く存在している。

オモチャを通じて別世界を楽しんでいるということのようだ。タカラでは「ザ・昭和テレビジョン」という昭和30年代の居間の風景をミニチュアで作っていた。しかもそのテレビは実際に映るという。

中高年にとっては郷愁を誘う別世界なのかもしれない。これからは高齢者が増えるにつれて、こんな郷愁を感じさせる商品もアイデアのヒントになるのかもしれないな。

雨「アイデア革命」齋藤孝著より。コムポストダーツ

しばしば、商品を売る場合値段の設定が効力を発揮するものだ。バーゲンだからといって、2割引き程度ではインパクトがなくても、50%、70%offともなればふと足を止めたくなることもある。

それと同じように、時間も限定することで消費意欲がわいてくる。この商法はいろいろな店で行われているタイムセールでもあった。それを幅広く一般の商品に印刷してしまったものが、例えば缶コーヒー「ワンダ・モーニングショット」だった。

この時間を朝に限定したというアイデアで大ヒット商品になったのだった。実際自動販売機に並んでいる商品は膨大な商品から勝ち抜いてきたごく一部の商品だ。そこに常に入ることは実に大変なことになる。

たとえ、その商品の時間が限定されていようが、いつ飲んでも味が変わるわけではない。しかし、缶コーヒーがもっとも売れるのは午前中の時間帯だったらしい。そこに注目して、モーニングという設定にしたようだ。

いずれにしても、激戦を勝ち抜いてきた商品には、他との差別化で成功したという結果でもあるのだろう。「朝専用」とあれば、やはり朝に飲む人が多ければ、その商品に手を出してしまいそうだ。

で、紅茶は午後に飲む人が多いから「午後の紅茶」となっているのだろうか。たまに一般的にはアフタヌーンティーなどという言葉も聞くことはある。若い頃は喫茶店のモーニングサービスという時間帯に行ったものだったが。

曇「アイデア革命」齋藤孝著より。イージー角帽!?

このフレーズ自体かなりインパクトがありそうだ。まるで何かの商品のキャッチコピーのようでもある。このあとに、そのメーカーが宣伝したい商品の写真でも載せればいろいろと応用が効きそうな気もする。

さて、本当に人生は退屈なものだろうか。日々生活に追われているうちは、退屈という言葉さえも忘れてしまいそうだ。またもし、さまざまな趣味を持って、それに没頭できるような人なら、退屈とは無縁のようにさえ思えるが。

しかし、多くの人はたとえ物質的に満たされても、何もやることが見つからなければやはり退屈なのかもしれない。休日に特別何も予定がない時などは、どうやって時間をつぶそうかと考えることはあるものだ。

齋藤氏は、もし退屈ということを感じるならプロの技を極めると思えば、退屈とは無縁になるはずだという。ある意味充実した時間を過ごそうと思えば、その頂上に向かって楽しめればいいのだろう。

そこで何ごとも上達に必要なのは身体感覚の蓄積だった。これは齋藤氏の根本となる主張だった。そこでその技が習得しやすすくするための夢のようなマシンがあれば、と語っていた。こんな奇抜な考え方もアイデア発想には有効だとも思える。

晴れ「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。イージー注意テニス

ここでのタイトルは「人生のビジョンを立てる」となっていた。普段あまりビジョンということを意識することはなかった。ここでは人生の目標というような意味合いがあった。

筆者の日野原氏はそれを父から学んだという。そして、父である善輔氏は“3つのV”ということを述べていた。それは三つ目のVであるビクトリー(勝利)があると信じて、一つ目のVであるビジョン(将来に対する展望)を描いて二つ目のVベンチャー(勇気ある行動)を実行したという。

だからこそまず、第一のV(ビジョン)を立てることが大事だと言う。日野原氏は若い頃から常にビジョンを持つように心がけてきている。たとえば30年以上前に、習慣病という言葉をつくったが、それを浸透させるためには四半世紀の努力が必要だったと語る。

そういえば、森村誠一の作品の題名にも「ビジョン」というのがあった。そこには次のようにあった。「生きている者はそれぞれの人生にビジョンを描いている」と。それはああなりたい、とかああなりたくない、というような志という意味でもあった。

晴れ「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。ビー初心者OK

しばしば、希望や願望というような言葉を耳にすることはあるが、それらの言葉の違いについてあまり考えたことはなった。

たとえば、出世したい、有名になりたい、金持ちになりたい、大きな家に住みたいなどは希望ではなく、欲望だったのだ。地位、名声、財産を求めることは外に向かっての願望を持つことだった。つまり何を持つかという「having」だった。

それに対して希望は内なるものだという。それはどうありたいかという「being」になる。こんな考え方を初めて知るとわかりやすい。どういう人になりたいか、どんな人生を過ごしたいかというような、意味合いだった。

ここには、希望について次のような表現もあった。「・・・自分を見つめ、自分の内側に求める未知なる能力」と。実に味わい深い言葉にも思えた次第。