晴れ「道楽のススメ」中谷彰宏著より。困るお札最低

中谷氏の経験からは、たとえ年収が増えても、態度や発想は変わらないという。問題は年収が増え、使うお金も増えた段階で、態度や発想が変わってくるようだ。

現実は、タイトルにあげたように、貯金が増えるほど態度や発想は貧しくなっていくものらしい。つまり貯金が増え始めると、さらに増やしたくなるからだった。確かにためようと思えば、日々使うお金は少なくなる筈。

態度や発想が最も変わるのは、お金に対しての考え方が変わった時だった。逆に考えて、態度や発想を豊かにしたいと思えば、お金を使うことだということになりそうだ。

銀行に入れっぱなしでは、お金はそこで行き止まり、というのも何となくわかる。それは豊かな発想の行き止まりでもあるのかな。使うためには、ある程度はためることも必要だし、そこのところがうまくいくかどうか・・・。
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晴れ「道楽のススメ」中谷彰宏著より。退屈お金お札

まずは、道楽という言葉自体ふだんはほとんど使ったことはない。その言葉について、中谷氏は次のような解説をしていた。「どんなことでも、みずから楽しむ生き方。面白くない人生を、面白く生きる才能」と。

これは手元の辞書では、「本職以外のことに楽しみふけること」とあった。また、ウェブの国語辞典には、「1 本業以外のことに熱中して楽しむこと。趣味として楽しむこと。また、その楽しみ。「食い―」「着―」 2 酒色・ばくちなどにふけること。」ともある。

人生を面白く生きるためには、道楽は持っていたほうがいいようだ。趣味も何も持っていなければ退屈でしょうがないことだろう。この本の約半分は“お金道楽になろう”というテーマだった。それだけお金の使い方は難しいということかもしれない。

中谷氏は「使いたいモノが見つかったから使う」というのでは道楽ではないという。それはたんに商品の購入だった。道楽とは使うことが目的だったのだ。絵を描くことが好きな人は、描きたいものが見つかってから描くのではなく、その前に描きたいということが先にきていた。

中谷氏が本を書くのもそれが道楽だからだという。お金は使いたいモノが見つかったから使うのではなく、使うことを大前提にできれば、それが道楽ともなるのだった。
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晴れ「朝日新聞」2010.8.6付けより。泣く汗グー

“私の視点”というコーナーでちょっと興味深い意見があったので気になった次第。そこでのタイトルは「セールス専門職に重点を」というものだった。確かにマーケティングの理論を知ったところでモノが売れるわけではない。

浜松大非常勤講師(経営情報)の金子重芳氏はまず、大学生の就職の厳しい現状について触れていた。それはマスコミでしばしば報道されていることからも分かる。また企業側から見れば、学生を採用したとしても、コスト削減のため、研修や社内教育を満足に実施できないのが現状らしい。

金子氏の試算によれば、日本でセールス専門職に従事しているのは約1200万人だという。ところがその人材育成を考えると各企業とも先輩から後輩への指導やOJTに頼っているのが現状だった。

そこで、むしろこれまで日本の大学が関心を持ってこなかったセールス専門講座を設けるべきだと主張している。つまりある程度大学が企業内研修の肩代わりをすることも、学生の就職支援にもつながると考えているようだ。

そのなかで面白いのは、スポーツ活動に力を入れている学生は、セールス専門職向きだと語っている部分だった。なぜなら、彼らは意欲、元気さ、行動力、チームワーク、ねばり強さがあり、それらはセールス専門職にとって重要な条件だと語っている。

確かにセールスにはへこたれないタフさが要求されるのだろう。さらに、創意工夫、アイデア・発想力、企画力、コピーライティング力などが加わればなおいいのだろうが。
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晴れ「朝日新聞」2010.8.6付けより。すっぱいイギリスアメリカ

経済面での小さい記事があり、そこでの表題は「楽天、英語で決算発表」とあった。三木谷社長は、2010年6月中間連結決算の発表を英語で行っていた。

約1時間の会見を英語のスピーチで行い、同時通訳が日本語に訳したという。しかも、記者も英語で質問したというからすごいものだ。まるで海外のようでもあるな。

英語を使うのはグローバル化が重要な施策だからと考えているからだ。しかも、日本語だと玉虫色の表現になりやすいことも、英語だとそれは許されないからではないだろうか。

イエスかノーを明確に表現せねばならないのは当然でもあろうが、同時に厳しさも伝わってくる。2012年3月までにグループ内の公用語を英語にする方針だという。

そういえば、かなり前にユニクロもそんな方針だという記事も観た覚えがあるな。そんな企業に就職する第一条件は英語が嫌いでないことか、またはチャレンジ精神が旺盛なことかな。
晴れ「朝日新聞」2010.8.5付けより。驚きテニスOK

“オピニオン・声”面で「リレーおぴにおん」というコーナーがあった。テーマは「いいのか学校英語」となっていた。語っていたのは元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんだった。

世界を舞台に活躍したいと願うなら英語への勉強も必須なようだ。確かにプロゴルフの石川遼選手も上手い英語でインタビューに答えていた。

杉山さんは、世界各地で開かれるテニスのツアー大会では、試合前後のインタビューや記者会見は英語で話すのが常識らしい。ごくたまに受けた個人レッスン以外は、ほとんど独力で英語を身に付けたという。

その一つの効果的方法は、同じ恋愛映画を100回ぐらい観たことだという。日常生活が出てくる映画は、実際に生かせる会話を覚えることができると話している。

役に立ったのは「プリティー・ウーマン」だったというが、それにしても、100回も観たとはすごい時間をかけたことになる。やはりしっかりした目的意識を持って時間をかけることが大事なのだろうな。さすが世界を転戦したプロはすごい!
晴れ「朝日新聞」2010.8.5付けより。グー野球

“オピニオン・声”面の「記者有論」というコーナーで目にしたフレーズだった。編集委員の西村欣也氏が、8年前の2002年に高校野球甲子園での決勝戦を観戦した時に、長嶋茂雄氏が語ったことだった。ここでの表題は「ただ1度の敗戦で得るもの」となっていた。

しかも、これは甲子園に出場したチームだけに言えることではなく、地方大会の1回戦で敗れた選手にも1度の敗戦が野球の神様から配られるという。実に面白い表現だった。

この記事の2日後(7日)から全国4028チームが参加した、甲子園での選手権大会が始まっていた。1チーム以外がただ一度の挫折を味わうために開催される、というのは長嶋氏の経験から自然と出たものだろう。

挫折することの重要さを長嶋氏は、自信の経験から語っていた。氏の野球人生はすべて三振から始まっていたという。巨人に入団して最初の試合、金田投手に四打席四三振をしていた。さらに小学生、中学生、高校時代の最初の打席は三振だったそうだ。

しかし、その後大学、プロではスーパースターになっている。だからこそ、挫折は若者にとって本当に糧になると語るのだ。つまり負け、ミス、失敗から何をどう学んでいくかでその後の成長があるのだろう。
晴れ「1分で大切なことを伝える技術」齋藤孝著より。ショック唇OK

(前日のつづき)
ここでの、タイトルは「一日三分の“褒め時間”をつくれ」となっていた。ほとんど誰でも、人に褒められて嫌だと思う人はいないだろう。

当然ながら、うまくいっている人なら、既に誰かに褒められているかもしれない。だから、通り一遍の言葉ではその人の心には届かない。

ということは、それなりにその人のいいところを見つけ言葉にすることだ。そう考えると、褒めることはそうそうた易いことではないのかもしれない。しっかり見るべきところを見つけられるか。

齋藤氏は面白いことを提案している。一日に三人ずつ、最低でも1分だけ褒める時間を作ったらどうかという。実力を判断するというより、最初からこの人を褒めると決めてかかるのだった。

ということで、「一日三分の褒め時間」となっていたのだ。まだ人が気付かないところを褒めるというのもポイントのようだ。対象は褒められ慣れていない人などもいいようだ。

具体的には、褒めるところをメモしておいて、まだ開花していなくても、その人の持つ芽や種を見つけ出して、「いい花が咲きそうだ」でもいいらしい。とにかく褒めることを習慣づけねば。
晴れ「1分で大切なことを伝える技術」齋藤孝著より。いっぷくレター初心者

もし職場で、減点主義ばかりがあからさまだとすれば、積極的に仕事に向かおうという意識は薄れてしまうに違いない。たしかに、人の行いを見ていると、その人のいい点よりは悪いところのほうが目につきやすかったりもすものだ。

思いきってチャレンジしようと思っても、もし失敗して減点されるのでは、と考えると気持ちもなえてしまうものだ。かつては特にそんな傾向が強かったようだ。今でもそうかもしれないが。

しかし、最近ではそんな減点主義ばかりだと特に若者はつぶれてしまいやすいらしい。むしろ、「もっと励ましてもらいたい」、とか「やさしくコーチしてほしい」という思いのほうが圧倒的に強いという。

そういえば、最近ではコンプライアンスということもかなり強く言われているためか、ある枠内でしか、またかなり注意を配りながら仕事をせざるを得なくなっている。

なんだか、知らないうちにがんじがらめのなかで仕事をしている感じもするが。やはりやる気が出るのは、ちょっとでも褒められてその気になったときだろうなぁ・・・。減点主義から生まれることって少ないかも。
晴れ「1分で大切なことを伝える技術」齋藤孝著より。怒り青りんごクリップ

(前回のつづき)
こんなことは、意外になされていない。むしろ相談する方は部下、目下の者と相場は決まっているようだ。実際は相談はしにくかったりするものだ。

ところが、もし相談するほうが上司だったりすれば、部下は自分は信頼されている、期待に応えたいという意識から、いいアイデアが生まれることもあるという。

もし、結果を求めるなら上司としてのプライドなど捨てたほうがいい、とまでいう。本当にこれができる上司は有能だと言えるのかもしれないな。

上司、部下もあらかじめ相談することのリストを作っておくこともいいのだろう。相談のクセをつけられるかどうかがカギだそうだが。
晴れ「1分で大切なことを伝える技術」齋藤孝著より。笑顔携帯庭

いいコミュニケーションをするための一つの答えがこれのようだ。上司部下との関係も、相談をきっかけに円滑に進むこともある。

もし、部下から何らかの相談を持ちかけられれば、上司も何らかの形で力になろうと思うものだ。別に会社に限らず、友人どうしや家族内でも同じようなことが言えそうだ。

話すことで、また話を聞いてくれる人がいることで安心できることも多い。やや異なるかもしれないが、クレームなどもしっかりと聞いてくれる人がいることで不満の半分は解消できそうだ。

筆者はコミュニケーションの最強のツールは「相談」だとも言っている。要するにそれで心が通い合えばいいのだ。その具体的な方法について、齋藤氏は話をしながら紙に書いていくのがいいという。

話の内容を図化するのは有効だろう。要するにそれで両者がイメージを共有できるからだった。混沌としたものも目に見える形にすることが大事なのだ。