雨 「R25」2008.3.19号より。ダッシュ スニーカー

これはマラソンのペースメーカーのことを指していた。彼らのミッションは、参加選手が牽制し合ってスローペースにならないように、主に30キロまでレースを作ることだった。一定のペースでレースを先導することで、選手の負担を減らし、風よけにもなるという。

ここに“豆知識”があった。今ではメジャーなマラソンレースには必ずといっていいほど存在するようだ。エージェントから3人1セットで派遣され、30キロまでレースを作る、などだった。

そういえば、今年の2月17日東京マラソンをスタートから約1キロ地点で観戦したが、その際も先頭を走ってきたのは4,5人の黒人選手だった。招待選手だろうかと勘違いしていた。

5人のうち3人はフルマラソンで2時間8~9分台のタイムを持つほどの実力者だったのだ。彼らは選手としてよりも、確実にギャラを手にできる仕事をしていたのだ。

海外ではペースメーカーとしての実力さえあれば、1レースで2万ドル(約210万円)以上も稼げるという。実に限られた陰の仕事人ではあるが、できる年齢は限られそうだな。
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雨 「メトロポリターナ」2008.3.16日発行より。ハート目

こう語っているのは昨年『おひとりさまの老後』というちょっとドキッとするようなタイトルの本を書いた上野千鶴子さんだ。半年間で60万部を超える大ベストセラーのようだ。この方は東大大学院教授で社会学者だった。

かなり以前流行った言葉に「負け犬」というのがあったがこれは『負け犬の遠吠え』(酒井順子著)からのものだった。要するに「夫なし、子なし、30代」の女性をさしていた。(私は決してそうは思わないが)

上野さんはこの立場の人がそのままず~っとシングルのままなら「おひとりさま」になるという。また結婚しても、50代、60代になれば離婚や死別でシングル・アゲイン(この言い方も面白いが)になる人も増えてくるという。

おふたりさま、だって不安がないわけでもないだろう。おひとりさまだけの特権だって多いはず。何と言っても拘束のない自由がある。「おひとりさま」と「おふたりさま」のどちらがいいかなんて条件次第でコロコロ変わりそうな気もするが。

20代、30代から結婚生活をスタートしたとしても、人生そうそうすんなりとは進めるとは限らないだろう。子供が素直に育つとは限らないし、家族が増えるほど心配は増えるかもしれない。責任も負担もひとりに比べれば数倍大きくなってくるし。

筆者の上野さんは中高年の女性を読者に想定して書いたらしいが、20代、30代のシングル女性にも多くの読者がいるという。この本を読んでますますシングルであることに自信をつけるのだろうか・・・
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曇 「スピード顧客満足」中谷彰宏著より。桜

(これも、前日の続きとなる)
かなりインパクトのある表現だったので気になった。「サービス」と「袋叩き」が一緒になっているところが面白い。もちろん比喩だ。

中谷氏はサービスをケンカにたとえている。ケンカで相手をやっと倒したからと言ってそれでやめても勝ったことにはならないという。

体への打撃で倒れていても精神的には倒れていないから、さらに戦意を喪失させるダメ押しが必要だという大阪人らしい発想だった。

「うわっ、強い」と相手に思わせるほど精神的ダメージを与えよということだ。それをサービスに置き換えている。相手が「うわっ、うれしい」と言った後からが勝負だという。

これでもか、これでもかと素晴らしいサービスが提供できれば、それが「サービスの袋叩き」ということになるのだろう。

お金に見合っただけの、そこそこ(まあまあ)のサービスだけでは、お客さんは大した満足感は得てないだろう。

徹底的だと思えるサービスを繰り返していくことで、リピーターにつながるんだな・・・(それも押しつけがましくなく)←これが難しいところだろうが。
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曇 「スピード顧客満足」中谷彰宏著より。パスタ

お店や施設でなにかサービスされて、「まあまあかな」と感じることはある。でもそれでは本当の満足を得られたわけでもない。レストランで食事をしても、味がまあまあ、だと感じるのはその価格ならその程度でもしょうがないな、というあきらめも含まれていそうだ。

しかし、本当の満足はこの程度の(安い)価格でもすごいと思えるサービスをしてもらった時ではないだろうか。コンビニだから、ファミレスだからこの程度でいい、と思っていたらきっとサービスはもっと低下するだろう。

やはりサービスがいいと感じられればリピーターは増えるもの。ディズニーリゾートはリピーターに来てもらたいからさまざまなサービスや工夫をしているのだろう。

先日、家族で地元のファミレスにランチに行った時のこと。喫煙席なら空いていたが、娘が特に煙が嫌いなので禁煙席を希望して待つことにした。しばらくするとウェイトレスが次のように言った。

「禁煙席が空きましたが、すぐ隣が喫煙席ですがどうされますか?」(その店は別に喫煙、禁煙のコーナーが壁で仕切られてはいなかった)ただ禁煙席が空いたからといって無造作に案内したわけではなかった。そのうち喫煙席にもお客さんが減ってきたので、そこに座ることにした。そしてオーダーをして待っていた。

料理がまだ運ばれる前に、ウェイトレスは「あちらの方が空きましたのでいかがですか?」と言って、より喫煙席から離れた席を案内してくれたのだ。実に気を利かせたサービスだと思えた次第。これは、確かに“まあまあ”のサービスではなかったな。
曇 「朝日新聞、日曜版」2008.3.16付けより。びっくり2 バツ

今月半ばに新聞で見かけた“心体観測”というコラムのなかにあった、上記フレーズがなぜか気になっていた。今まであまり“思い出が危機に陥る”なんて考えたこともなかった。

パソコンをはじめとするデジタル機器はどんどん進化し続けている。デジカメにしても10年前のものと比べると価格は安くなっているのに、高性能、高機能になっている。

デジカメやケータイについているデジカメはすべて印刷する必要もないので、お気楽にいくらでも撮れてしまう。だから、ファイルがどんどんたまってしまって、その整理をしようという気にもならなくなてしまった。

それがいいのか悪いのか。その時はパソコンの画面で画像を見られるのはいいが、きちっと仕分け、整理するとなるとかなり億劫だ。また、動画なら8ミリビデオ、VHS、DVDに残したものも、10年先、20年先には同じ形式で見られる保証はない。せっかくの思い出として撮りためたものが、見られなくなる可能性もある。

むしろ思い出を確認するなら、昔子どもの頃や学生時代に撮りアルバムに貼った写真を眺めるのが手っ取り早い。今では普通のカメラで写真を撮りアルバムに整理するという習慣がなくなったので、将来ますます思い出に浸ることは難しくなりそうだ。

初めてデジカメを買ったのはもう10年以上前だが、かなりの量がファイルのまま残っている。それらはパソコンのハードディスク、フロッピーディスク、CD-ROM、USBスティック、SDカードなどにばらばらに保存されているだけだ。それらを今さら見直す気にもならない。見返して確認する時間ももったいないし。

自分だけの貴重な思い出は決して人任せにはできない。今後とも残そうと思えば、結局自分で判断しなければならない。最新のものはお手軽に見られても、今後10年、20年先になるほど思い出は危うくなるかな~~
桜 桜 「週刊東洋経済」2008.3.8号より。桜 桜

これはそのまま本のタイトルで、この本を書いたのは石井直方さん(東大大学院教授)だった。石井さんのインタビュー記事があった。氏は学生時代ボディビル選手をしていたが、81年、83年にはミスター日本のタイトルを獲得している。

こういう人の言っていることは、メタボで太った医師が言うより説得力があって信用できそうだ。氏はウェイトトレーニングをして体に筋肉をつけなければならないことを強調している。食事制限で体重を減らすと、筋肉がより多く減ってしまうという。

だから、体に筋肉をつけることが、体重を減らす必要な条件になってくる。その中でもスロートレーニングがいいようだ。それは筋肉をゆっくり動かすことで、より大きな負荷をかけることになるからだ。こんなことが筋肉をつける方法だという。

石井さんは運動生理学、トレーニング科学の教授で、日本における筋肉研究の第一人者だった。そういえば、少し前に何かのテレビ番組で見かけたことはあったな。理屈は分かったとしても、もちろん大事なのは筋トレの継続だろうが・・・

また、すでに十分太ってしまった人がやせて均整のとれた体になるためにはどうすればいいのかも、この本の中触れているのだろうか・・・それもちょっと気になるところ。
晴れ 「週刊東洋経済」2008.3.8号より。キョロ

(これも前日の関連になる)
2006年に日本に上陸オープンしたクリスピー・クリーム・ドーナッツのお店はどこも大繁盛している。時どき新宿南口店の前を通るが、常に100人から200人が長蛇の列を作っている。

その会社のリヴァンプ代表パートナーの澤田貴司氏が「地頭力とはなにか?」という質問に対して答えたのが上記のフレーズだった。

もし仕事が単調でつまらないと思えるなら、それは仕事のせいではなく仕事を深掘りしてない自分に責任があると述べている。深堀りするとは、どうすればもっと強力な商品を作れるか、どうやれば競合企業に勝てるか、などを考えることらしい。

ということは、どんな仕事も創意工夫次第で面白くすることもできるということだろう。実際仕事そのものもそうだが、その周辺に解決すべき課題が見つかるかもしれない。

それが見えてきて解決できれば仕事はやりがいもあるし楽しいだろうな。<自分で課題を見つける>→<それに対して自分なりの回答を導き出す>←実に地頭力が必要そうだ!
はてな 雨 「週刊東洋経済」2008.3.8号より。曇 OK

(前日のつづき)
結局これも、「地頭力」で答えを出す問題になっている。ここに「考える力」の全体像の図があった。それらを簡単にまとめてみよう。

1.全体から考える。・・・問題点を見つめる視点を、知識や経験など自分の身近な範囲ではなく、上空から全体を客観的に見る。(フレームワーク力)

2.単純に考える。・・・具体的な問題を一段上の抽象レベルへ引き上げて別のケースへと応用する。(抽象化思考力)

3.結論から考える。・・・少ない情報からでも意図的に仮の「結論」を思い込む。(仮設思考力)

さらに、それらを支えるベース能力として、「論理思考力」「直観力」「知的好奇心」が必要になってくる。ここまででも、実に多くの「力」が出てきた。こんな力の総合力で問題にあたるわけだが、かなり疲れそうだな。

北京オリンピックの視聴方法には、直接、ネット、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などいろいろあるが、そのなかでテレビ普及率を70%と考えている。そして、60億人の世界人口の7割とすれば、42億人となる。なお、前回のアテネのテレビ視聴率数は全世界で39億人だったようだ。

普段から何かを見たら仮説を立てることを習慣化する必要がありそうだ。もっとも、知識だってまったくゼロでは答えもでないだろうが。(ある程度の基礎知識はなければな~)
びっくり2 びっくり1 「週刊東洋経済」2008.3.8号より。困る

この号の特集は「地頭力」ということだった。この言葉から連想するのははるか昔、学生時代に聞いたことがある「泣く子と地頭(じとう)には勝てぬ 」(ききわけのない子供や横暴な権力者の無理には従うほかはない。道理を尽くしても、理の通じない者には勝ち目がないことにいう。)だった。

この場合、「じとう」と読んでいた。また「じがしら」と読めば、能楽用語で「(1)地謡(じうたい)の統率者。(2)大鼓・小鼓の手配りの名称。舞い事・働き事の中でテンポを速めるはたらきをする特殊な手配り」を指していた。また「じあたま」と読んで「鬘(かつら)などをつけていない、そのままの頭」も意味していた。

今回取り上げた「地頭」も「じあたま」と読ませるが、力が入ることで、まったく意味が異なることを指していた。それは、“素手”で考える力のことだった。知識も経験も方法論もあらゆる武器も持たずにゼロベースで考える力だという。

もし、新しいビジネスを生み出そうと思うなら、「1から100を応用できる人材よりも、0から1を作れる人材」のほうが重要だという。そのためには、あらゆる問題解決のベースを持つ人、=「地頭力」がある人のほうが有利だということになる。

ふだんから、すでにある情報に過度に依存してしまうとそんな力は鍛えられないようだ。ネット検索中毒になっている自分に気がついた・・・な。
晴れ 「R25」2008.3.13号より。パー

(前日のつづき)
氏の主張は、趣味でも何でもいろいろなことに夢中になることが大事だと述べている。本気になって趣味をやるとそこから何かが生まれてくると信じている。それは自身の経験が強く言わせるのだろう。これは手垢のついた言葉で言うなら、「一芸に秀でたものは・・・」という意味合いだろう。

自分では一流のスポーツマニアだというが、選手としては二流だったようだ。その中ではヨットに関しては一流ではないかと考えている。それはたくさんの選手が死んだレースでも無事に生き伸びたからのようだ。

東京大マラソンを2回成功に導いてはいるだけに、新銀行東京の失敗(?)は残念に思える・・・な。(まだ400億円の追加融資についての結論は出ていないが。)

2016年の東京五輪の招致運動は盛んだが、どうなるのだろう・・・その頃の都知事は石原さんではないだろうが。とはいえ、人間としての石原慎太郎はまだまだスタミナが続いていることだろう。

氏の本業は”石原慎太郎”であるという。自身「職業は、強いて言うなら“人生家”。何にでも夢中になることが大事だね。・・・」と述べている。実にスケールの大きさを感じさせる表現だ。(少なくともこのインタビューの中では元気だったな。腕組みして苦悩の表情の写真も掲載されてはいたが)