■■■現役商社マン/武浪猛の商社マン流人生指南■■■     若き血に燃ゆる者たちへ!

このままじゃ、日本国は滅亡の国家に成り果てる。 世界の中で揉まれてきたオレは、オレ流の武士道というものを育んで来た。オレの言葉が、少しでも君ら若者の心に刺さればと思って、オレはこのサイトを立ち上げた。 さぁ、この国を元気にしようじゃないか。


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今日はつれづれと”商社&商社マンとは何者か”という点についてもう少し具体的に書いていきたい。前にも掲載したがどうやらあの手の話が皆に受けるようだ。反響がすごかった。なので、今日はその第二段的な位置づけだ。

前に商社は”仕組みを作る”会社だということを書いた。変化を捉えて、柔軟に対応し、そして変化し続ける世界の中でビジネスの仕組みを作ることが商社であり、そのミッションを背負うのが商社マンだと。

ここまで言ったところで、”商社が行うTrading業務とはどういう位置づけか?”、”投資銀行化しているが、それは”仕組みつくり”とどう関係するのか?”などという質問を沢山受領した。事業の仕組みを検討する意味において、”コンサルと何が違うのか?”なんてこともよく聞かれる。

なるほど、みんなには分かりにくいのかもしれない。もう少し分かりやすく説明を加えよう。


商社はいろんな分野に様々なネットワークを持っている。そういった業界の中でそれぞれの部署が”リスク”を取っている。このリスクという言葉が大事で、例えば、商社金融などと言われる支払サイトの延期(調整)、投資、融資、人材派遣などなど。MonetaryなリスクからNon-monetaryなものまで幅広い。(例えばオレの同期などは某ペットボトルメーカーに出向しているし、一方で、海外の石油発掘会社にも出向している)いずれにせよ、ポイントは各業界に”Commit”しているという点だ。

Tradingだってモノを安全に運び、使用者まで届ける。その結果口銭を得る。これだって充分にリスクを取った商売形態なのだ。事業投資なんて尚更分かりやすい。完全に事業の成否というリスクをとって、金を投資する。Tradingも事業投資も人材派遣もRisk Takingの一環なのだ。

Riskをとるとそれなりに見合ったReturnが得られるのは経済学の基本。こうしたリスクを取った結果、業界への人脈、業界の動向、こうした情報が随時入手可能になる。ネット、新聞などのpublic domainからは絶対に取れない貴重な情報を得た商社マンたちは、それをFeedbackし、客が抱える悩みへの回答を模索し、客に提案。これがまさに仕組みを作る商売なのだ。

仕組みとは漠然とどうでもいい仕組みを作るわけではなく、戦略的に客が抱える悩みをPickup しながら、仕組みを作り出す。これこそが、ビジネスチャンスを探りだすという本質なのだ。

オレが入社したころ、オレの上司は酒を飲みながら俺に


「商社マンとは他人の家に行って庭先がきたないから掃かせてくれという商売。そいつがいやだと言っても、無理やり掃かせてもらい、その家の庭に立って、周りを見渡すんだ。そうすると季節の変化や生えている草の種類から自分の庭から見たときとは違う視点で周りが見えてくるんだ」


と言った。

オレは未だにこれは名言だと思う。いろんなリスクをとって、相手の庭に入れてもらう。そこから違う立場でモノを見るのだ。(商社マンの本質を突いたかつての上司は今や偉くなってしまい、たまの酒の席でしかお会いできなく、それ以降のカレの名言を聞くチャンスが激減してしまったのは俺にとってはとても痛い)。


具体的に言えば、原料、メーカー、流通、卸、小売、そして我々商事会社と言った全ての視点でモノを捉えることができる(これを戦略的複眼的発想法なんて呼んだ竹橋の商社マンもいたな)。


そして、この複数の視点によって部分最適ではなく、全体最適を前提とした仕組み化が可能になるのだ。



今の世界経済は密接に物事が関連している。

例えば、米国のCornの市場の高騰が東京の砂糖価格に影響している。

これは米国の自動車産業が日本のハイブリッド車に対抗するためにE85というエタノール85%入りのガソリンを使用する車を売り出しているからだ。エタノールを燃焼すると水と酸素しか出ない。従い環境によいというのが売りなのだが、こうしたガソリンに混ぜるエタノールの多くは米国中西部で作られる。


なぜか?

エタノールの原料がとうもころしで、世界の中でもMajorなとうもろこし畑は米国中西部に位置するからだ。
同様砂糖の原料もとうもろこし。従い、需要と供給のバランスから自然と砂糖価格が上がっているのだ。
現に、日本の砂糖メーカーの株価だって上昇している。

こうして、世界経済は密接に関係している時代だからこそ、情報がすぐに入手して次のステップをとるためには商社マンというのは極めて有利な立場にいるのだ。(ふとButterfly Effectという言葉を思い出したが、米国で蝶が羽を羽ばたかせたら、その影響が中国で竜巻として起こるという意味で、物事には種々の関連があるという意味なのだ、複雑系理論によく出てくる話)

何を言いたいのか。”仕組みを作る”ということを前に書いたが、仕組みつくりを可能にするものはリスクをとって各業界にコミットしているからということだ。逆を言えば、リスクをとって、コミットしている間は世界経済が密接に関連している状況下においては、商社はまったくもって安泰ということだろう。

Frm T2 on board a B747-400 to Heathrow

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