奈良 聖林寺ものがたり

奈良 聖林寺ものがたり

奈良の聖林寺 国宝十一面観音立像の光について
四十年来光背(光)の研究をしています。

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3時間半程の点滴で、抗がん剤は終了しました。
私の細い血管でも、ここの病院では、一度も痛い思いをしないのは、今まででの病院の経験からして、不思議な感じがします。なにか、特別な教育システムでもあるのでしょうか。
ありがたいことです。

過去2回の抗がん剤点滴の際は、お腹の中の状態が悪かったので、点滴による異常はかえって感じなかったのに、今回は、ど〰️んと、お腹に重圧がかかったようで、ほとんど、もうろうと、しておりました。看護婦さんに声をかけられ、やっと、返事をしておりましたが、その後は、心電図にも異常なく、無事、体に着いていたものから解放されました。

お腹の中のドキシルさんも、密やかにしているようです。
今、看護婦さんが、うがい。手足の保湿液を頻ぱんに塗ること。口内炎に気を付けること。等々、注意してくださいました。
前から続く足の裏のしびれが、少し強くなっているようですが、聖子ちゃん先生直伝の足のぐうチョキパー体操でしのいでいます。
先日も、小さな孫に、ぐうチョキパー体操を直伝してきたことが、私の宝です。

明日は、二人の後輩達が、聖林寺の元に集まってくれます。私が、最後の講義をします。
「聖林寺十一面観音立像」がテーマです。

彼等は、私の後をついで、また、次へ伝えてくれることでしょう。

先日、20年以上の、私の大量の研究資料を畑の隅で、ご近所に遠慮しながら、燃やさせてもらいました。
近くに、市営のゴミ処理場があるのですが、そこで、生活のあらゆるゴミが積み重なった中へ、投げ捨てる勇気がでませんでした。
仏様には、炎の中で平等なのに、と、いっていただけるのでしょうが、まだ、私にそこまでの整理、さとりができていません。
畑に作った焼却の為のドラム缶の中で、資料は、三日三晩、燃え続けました。あまりのことに、その次の日に家人が、なんとか、処理してくれて、夕方には、収まって、ホッといたしました。


友人が自宅のお庭で出来た梅を、美味しく梅干しにしてくれましたから、明日、午前中、帰宅したら、一番に、梅番茶にして、ホッと息つくのを楽しみにしています。
まだ、新鮮なリンゴの香りも楽しみです。





まだ、江ノ島の残像が、私にエネルギーを送ってくれます。







今日は、無事に抗がん剤治療の為に天理に入院しました。ベットの上で、ほっとしています。

決死の家出が、素晴らしい出会いと結果で、漢方薬が良く効いて、今は、痛みもほとんどなく、お腹も柔らかくなり、ありがたい状態です。
しかし、ここが、肝心、幸せに酔いしれていると、いつも、地雷を踏んできました。
ここは、慎重に。
少しずつの幸せを噛み締めております。

直ちゃん❤️、二歳半のそらちゃんの手をつないで、歩いていく可愛い後ろ姿を私は、旅館の前の道路に立って、見ていましたよ。バス停に曲がって見えなくなるまで。
よしこさんが、ケータイ忘れていってくれたので、受付のポーイさんが追っかけてくれたでしょ。
まぁちゃんも、二人のおばさんがいる関西へ、来てくれると、言ってくています。周の子供達も大きくなっているので、やっと、皆の叔父さんが残して行った、美しい、ノートを送る時が来ました。私がふと、気付いて、捨てきれずに、長い間、私も忘れて、本箱の中で眠っていたものを私の終活の荷物整理で出てきた、50年前のノートです。
若い頃の叔父さんが、素晴らしい「飛鳥時代の仏教美術」について、お勉強した、真摯な美しい誠心を感じてくれたら、何故か、遺しておいた意味をやっと見つけたきがします。私が必要なものではないので、皆さんで、受け取ってください。あとは、お任せいたします。

写真は、昨日の日曜の朝、6じ頃の、江ノ島。

私は三回目の抗がん剤にチャレンジです。
私のチャレンジは、寿命まで、続きそうですが、なんだか、ここへ来て、ますます、元気に頑張っていけそうです。

今年、春に腸壁ヘルニアの手術を受けてから、一番元気です。もう、秋ですが、天理の欅の街路樹の紅葉は、今ひとつ、美しくありません。台風などの、影響でしょうか?
それでも、美しい紅葉を期待します。
それから、
春を楽しみにしましょう。





日本漢方は、他の国の漢方と違うことがあるそうです。それは、栄養剤などを、足して考える治療よりも、引き算をして、自然治癒力を引き出すのだとか、聞きかじりました。
それで、サプリメントなどは、薦めないそうです。
北九州の針治療の先生は、大きなお月さまのように、ほっこり素敵な方でした。
横浜の先生は、少し、遠くから、大きなきれいな目で、じっと、観察するようです。聡明にかんじるので、嫌な感じはしません。話ながら、目を、くるくるさせて、さらに遠くを見ているようです。不思議な方にお会いして、また、初めて聞く、内容は、興味深いものでした。

私のお腹は、腸が硬くなり、腫れ上がった状態で、腹膜を押すので痛みが走る。(以前、腸閉塞になった時。医者が、腸が腫れ上がって怒ってますから、ひたすら、収まるまで絶食です。と言われたと、同じでしょう)北九州の先生は、針治療で、帰りには、お腹を柔らかくしてくださいました。
そこで、今度の先生は(長女の通う鍼灸師)は、がん治療とは別に、基本のお腹の調子を調えることが大切です。漢方薬で、悪いものを流して、腸を柔らかくペッタンこにしましょう。とのことです。この漢方薬は、前にも葉子先生に頂いたことがあります。治療の基本は、糖尿病の治療と同じで、乳製品、動物タンパク、白糖は禁止だそうです。
何を食べたら良いですか?と、お尋ねすると、沢山ありますよ🎵と、言われました。基本、貴女の好きなものを辞めると良いです。とのこと。なるほど、病気は本人が呼び寄せているのですね。
これは、抗がん剤の副作用とも考えられる症状のようです。

長女の家には、ムー嬢(猫)が一匹。
私の若いころ、別所のおばあさんが、野良猫に向かって、「自立して生きるんだよ❤️私は餌はあげないからね❗️」と、言い聞かせている処に居あわせ、感心しました。それ以後、私も、野良猫に会ったら、「頑張って❤️生きるんだよ❤️」と、声をかけてきたのですが、私の三人の子供達は、拾ってきたり。もらってきたりして、猫を飼っています。

ムー嬢は、この家出婆さんに、大変興味があるらしく、いつも、私をそっとドアの陰から、遠くから、観察しています。

私の、時々走る、お腹の激痛も、10秒ほどです。痛みの間隔も長くなってきました。

長女の車で、郊外の住宅街を走りますが、大都会の郊外は、奈良ほどではありませんが、樹木も多く、畑もあり、適当にゆったりしています。
私は、過去に東京や、横浜に住んで、ゆったりする思い出はなかったと思っています。
年齢なのでしょうか?

家出婆さんは、せっかくの、孫達との生活を楽しむことにします。
暗がりの中で、朝4時半ころから、目覚ましが鳴り始めます。孫達は、5じ半頃、起床。7じ半には、学校、幼稚園へでかけ、午後は、5じ前に帰宅したら、8じ前に、食事お風呂を済ませ、寝てしまいます。ママも目一杯、動いています。孫達が大好きなパパは、夜遅く帰宅。朝は孫達に朝ですよと、起こされています。お疲れ様です。感謝感謝。
私は猫のムー嬢と、孫達の様子を、布団の上に横になって、眺めているだけです。
テレビをつけない、家なので、短い時間が、ゆったりと、流れます❤️

しばらく、漢方薬を飲んで、ムー嬢と、留守番しながら、静養です。




昨夜、両足の指先から、強い痺れが来て、これは、抗がん剤の副作用だと、気付きました。
すると。今まで、胃腸の具合が悪く、10日ほど前からは、水を飲み込むのも辛くなり、二度ほど、食べたものを戻してしまうこともあり、胃の周りに、ガンが大きくなったのかしら、腸の方は、前よりは、ましだけれど、ガンが移動したのかな?などと、考えたりしていたのです。が、いやいや、悪いことは考えずに、ひたすら、きれいな、健康な体の良いイメージだけを考えようなど、頑張っていました。
でも、強い痺れのお陰で、
「もしかして、胃のつかえは、抗がん剤の副作用かも」と、思えたのです。
ならば、この不調は、ドキシルさんが頑張っている証拠🎵でしょう。

昨夜は、なんだか、足の痺れに励まされてしまいました。

そして、今日は、血液検査の日でした。
CA-125という、腫瘍マーカーは、通常、35以下です。
私の前の検査の数値は、232。
今日の数値は、88です。
主治医は、いつも穏やかで優しく声をかけてくださる方ですが、「間違いなく、前よりは、数値は半分以下に下がっています。二度の抗がん剤で、この数値なら、抗がん剤の効果があると、考えられます。副作用も大変ですが、このまま、続けて、頑張れますか?」と、言われました。
勿論、よろしくお願いいたしますと、申し上げました。
傍にいた看護婦さん達も、ニコニコしてくださって、本当に、ドキシルさん頑張ってくれていました。
そうして、助けてくれる家人にも、遠くで見守ってくれている、あの人、この人へ、感謝いたします。真心で、感謝しつつ、些細な、ことに、惑わされないよう、ひたすら、感謝いたします。


お隣さんが、私の為に、少しずつ、食べやすい野菜を植えてくれてます。今度、鍋をするときは、お隣さんの畑から、太くなったネギを頂くことになっています。私はネギ好きなので、幸せです。我が家のご馳走です。
胃腸の具合が良くない以外は、特に具合が悪くはありません。今朝、目が覚めても、昨夜よりは、体が軽く感じることに、新鮮な思いがしました。しかし、やはり、食事をすると、負担があります。
沢山の秋の恵みが、届きます。
青森の香り良いリンゴが昨夜届いた時、青森に友人が居たかしら?と、思ったら、差出人は、九州でした。ありがとう。毎日のジュースに使います。

ある日の昼食です。必ず、ジュースを頂きます。

胃に違和感があるので、少し、ジュースも加減しましょう。一週間、絶食しても良いことを何度か経験しました。70年も、食事では、贅沢させていただきました。
まず、両親から感謝です。
先日、妹と、母が作る、沢山の野菜を小さく五ミリ角に切り揃えて炒め、S&Bカレー粉だけの、美味しいカレーライスの思い出を話たことでした。

今日は、縁側から、日がな一日、お寺を眺めながら過ごしました。

家の中は、あちこち、友人の藍染に囲まれて、癒されています。
どんなに、私が贅沢をしているか、長年の付き合いの友人達には、理解してもらえることでしょう。





ご住職からお借りした本を暫く、置いたままにしておりましたが、お返ししなくてはならないので、やっと、読み始めました。
字が見えづらくなっているので、初めは、ハッキリと見えなくて、拡大鏡を手元に置いていたのに、すぐに、本の内容に夢中になっていきました。そして、いつの間にか、字がボンヤリ見えていたのに、全く、気にならなくなり、不思議なことに、確かに、見えていたようです。

読み終わり、少し、時間が経って、本を開いて見ると、やはり、ボンヤリしています。どういうことなのか?気力は、視力にも不思議な奇跡を興すようです。

本は、新薬師寺の香薬師像の右手が、新薬師寺に戻って来たお話です。
20年にも及ぶ、ドキュメンタリーです。この本の存在を今まで知らずにいました。本の発行は、2016年10月です。私のがん宣告は、2015年の1月ですから、新聞も読まず、世間から離れた状態で居たのは確かです。普通なら、私にとっては、大変なニュースなのに、大規模な新薬師寺跡の発掘は知っておりましたが、美しい右手の発見は、今初めて、知ることになりました。

この奇跡を知って、感動をうけました。私の体の奇跡も期待してしまうほどでした。
未来は、奇跡と希望に満ちているだろうと。

本の最終章あたり、メール音が二度鳴りましたか、読み終わって、しばらく、感動の中で、久しぶりに心が、熱く、瞑想の中にいました。

ふと、我にかえり、メールを開けて、また、奇跡と、希望に出会って、涙が溢れてとまりません。

小さな男の子が、心臓の大手術のあと、緊急手術8回に耐えて、ベットに横たわり、つぶらな瞳をしっかり開けて、こちらにしっかりとした、可愛い視線を送る、小さな人のお顔の写真と、彼のおばあ様の便りでした。

すべて、生きとし生けるものの、魂は、奇跡ですね。有り難きもの。
私も今日も、なんとか、無事でした。副作用らしき、皮膚と、胃壁の異常感がありますが、なんとか、やり過ごせそうです。見た目には、分かりません。

小さな、えいと君へ、貴方も今を頑張っているのだから、貴方をお手本に、私も、頑張っていきます。貴方の瞳は、愛しい家族を見つめる、健気な、愛らしい瞳です。

私も。今まで、沢山の愛を受け続けています。
けして、寂しくも、悲しくも感じません。
心、暖かく、感謝の中にいます。
ありがとう。えいと君、同志ですね。
私は、今日は、一日中、横になっていましたが、明日は、起き上がってみましょう。

えいと君、お互い、また。明日、頑張って
愛しい人達と、幸せを交換し会いましょうね。
今日は、お休みなさい。
私と、貴方の



夜空の星が同じ星だと、今、気付いて、幸せに思いました。
目が見えにくいとか。日常生活に支障をきたし、不自由をしていることでしょうね。私も、字が見えず、メガネをかけても、見えないときには、心底がっかりします。すっかり、本を読む気力をなくしたので、どうしたものかと、思案中。
何か、興味があることを再び見つけられたら、それをきっかけに、拡大鏡を使ってでも、ゆっくりでも、読む気になるのでしょうが、今は、卑弥呼の謎も、自分なりに、一段落で、空や、雲や、遠くの緑を見るだけが楽しみです。

貴女が、医者に、「失明はしません」と言われ、とてもがっかりしたと、言った時、正直、驚きました。
「なんとか、見えるように、頑張りましょう」と、励ましてもらいたかったと。

良く考えたなら、貴女の気持ちも分かります。

私は、去年、ガンが再発したとき、医者が「卵巣がんの再発は治りません」と断言されました。私は、うなずくしかありませんでした。「抗がん剤で、叩くしかありませんが、再発から、1年半近く経っているので、同じ抗がん剤を使います」と、言われ、素直に従いました。
ガンが治らないのなら、死ぬまで、ガンと闘うしかないと言うことです。

一応、二どめの抗がん剤も終わりましたが、今年の夏、体調が再び、崩れたので、さらに、別の抗がん剤に挑戦している所です。

新しい抗がん剤は、前のように、ひどい副作用はありませんが、食事の量が過ぎると、お腹が痛むので、重湯を匙に二杯ほど、あと、おかずを二口、ジュース、果物少々。が適当量。
先日、美味しい果物のサンドイッチをあまりの美味しさに二切れ頂いたら、食べ過ぎになったようです。食欲があるのに、食べられないのは、贅沢ですが、残念です🎵

人の願いは、それぞれ、私が、貴女の医者に言われた「失明はしません」にがっかりしたことに、少し驚いたことを、貴女はきっと、私に分かってもらえなかったと、がっかりしたのでは?と、心配になりました。お互いに、歳をとって、病気になった友人どおし、許してくださいね。
お互いに、くれぐれも、足元にきをつけましょうね。私は、転ばないようにゆっくりと歩いていますよ。

今日も、お隣の畑から、間引いた若々しいほうれん草を頂いたので、食べ過ぎにならないように気をつけて、スープにして頂きました❤️

明日、また、1日、頑張れますように。

今日は、今まで溜め込んだ、資料や書類を整理しました。肝心の探している書類が見つかりません。また、明日🎵
妹が一日中、片付けを手伝ってくれました。
三年前も、私が病気で倒れた時、家の片付けを熱心にしてくれる、妹に向かって、五歳位だった孫が、「なんで、そんなに、ばあばの為に働いてくれるの?」と、不思議そうに聞いたとか。
家族や友人達に、感謝をしきれません。





今日の聖林寺の空は晴れています。これから、九州では雨風が強いかもしれません。どうぞ、災難がありませんように。

退院しましたが、今まで、春から体調が悪くなり、夏はイレウスになりかけて辛い思いもしましたが、一番辛い時を10としたら、今は1位です。不思議な気分です。良くなることを想像していませんでした。

「あしきをはらいて、たすけたまえ」と、祈って下さる、病室で、天理教の大向さんが、教祖様の当時の人々の記憶を記録した本を貸してくださいました。当時の雰囲気が読み取れて、興味深いものでした。やはり、教祖様の言葉にありました。「お社、仏にあったなら、その称名をとなえ、最後には、なむてんりおうのみことと、祈れば良い。お社、仏は、指一本だが、てんりおうのみことは、5本そろう。」と言う主旨の言葉がありました。
欲深い、迷い多い、人間に、かれもこれもの神様を教えるのは、かえって迷いの元です。
だから、どちらの教祖も、これ唯ひとつと、示されます。

私は、釈迦の言われる、「仏」は、天理の「天」のこと、「法」は天理の「理」のことと、感じました。
厳しい大地の釈迦は、「僧」修行する人に、「仏と法を守り、森を歩むサイ角の如く、唯一人歩め」と、厳しくさとしました。
災難にあっても、時と共に再生を繰り還してきた、大和の国の教祖様は、「みな、仲良く、助け合って、楽しめ、楽しめ、先は、結構やで」と、励まし励ましされました。

釈迦の言われることも、頭では分かりますが、私は、やはり、大和人の遺伝子を持っているようです。それぞれ、立場に寄って、私の感情に賛成されない方もおられましょうが、
今は苦しくとも、噛み締め噛み締め、今を楽しめ楽しめ、先はかならず、結構やで、と、胸に染み込ませ、一心に、天の法を見詰めて、暮らしたいと思っています。

恩師西村公朝先生は、「なむ、ぶつ」で良いと言われました。釈迦の理、法に納得しております。

大向さんは、「なむ〰️、てんりおうのみこ〰️
と〰️」と、祈ってくださいます。二人であれこれ、話しをしている中、「拝み信心は良くないこと」という話になりました。「私も、拝むだけの信心になっていないかと、日頃、気にかかることもあります。」と、言うと、彼女は私の顔をじっ〰️と、覗き込まれて、「貴女は、大丈夫ですよ」と言われました。
たった、一人でも、大丈夫といってくださるなら、なんと嬉しいことかと、感謝です。



病院から、家にもどると、玄関で、可愛いカエル二匹、出迎えてくれました❤️
看護婦さん達が付ききりで見てくださり、無事二回目の抗がん剤が終わりました。

今のところ、何の障りもありません。かえって、一番体が軽く感じます。少し前まで、廊下をソロリとゆっくり歩いていましたが、かなり、普通に近く歩いているようです。

抗がん剤の前には、ご近所のいつも草刈りなど大変お世話になり、頼りにしているお家の美味しい栗の実を頂いたところです。あまりにも美味しく上手に焼けているので、家人は、作り方を教わりたいと言っています。
抗がん剤の後には、美味しく葡萄を頂きました。甲斐路という、葡萄、私達夫婦の大切な恩人が好きだった葡萄、「頑張ってね」と励まして頂いていると感謝しながら、頬張りました。

秋の恵みを有り難く、ありがとうございます。

封書も届きました❤️
建築家、安藤忠雄氏と宮本亜門氏の対談です。
二人共に、過酷な人生ですが、直感の素晴らしさと、その努力は、辛さを吹き飛ばすエネルギーで輝いているようです。
安藤氏は、胆嚢、胆管、十二指腸、膵臓、脾臓を摘出して、四年経つけれど、苦しいとか痛いとかは一回もないと言われます。驚異です。

お二人のような、エネルギーは特別なものと思います。しかし、希望は希望、一人一人に許された、大切なものを、私も、頂いて、1日が過ぎました。

天理教の方が数日に一度みえます。今日も、抗がん剤治療中に初めての方が、私のお腹に手を当てて、「あしきをはろうて、たすけたまえ、天理王のみこと」と、お祈りしていただき、ありがたく、私もお祈りしました。人にしていただく心地よさは、気功を受けるときと同じ、何ともいえない幸福感です。
人のご縁で、天理王のみことであったり、阿弥陀であったり、様々、その土地の神様だったり、教祖であったりするのでしょう。私には、すべて、一点、言葉が違うだけのように感じます。観音様のように、手を合わせる人のご縁に応じて、現れる。唯一大切は、一心であることだと。


秋の恵みを目の前に、初めてのごとくに、夢のように美しく、感じます。初めてのように美味しく感じ、頂きました。ありがとうございます。








もう、正倉院展を待つ季節になりました。
写真は、月刊大和路ならら、10月号に載っている正倉院の聖武天皇遺愛の鏡、中国の唐製だそうです。
ぎっしりと、隙間を文様で埋めていますが、その色使い、気持ちの良い、気の抜け感が、爽やかです。まさに、天平。よくぞ、日本の地で、大切に保存されたものです。ご先祖の叡智に感謝いたします。

由起子❤️さすが、「扇の一線をひくごとく」に生きるとは。いつも、貴女の日本舞踊で学んだ教養には感心させられるし、誇りに思います。もう少しは、私も学びたかった。残念ですが、ほんの数回のお稽古で、扇の一線が、少しは理解できます。多分、太極拳とも、つながる動きだからでしょう。体は無理なく、柔らかな曲線を描きながら、視線の先にある、手刀や扇の描く線は、真っ直ぐです。
なんとも、清々しく、カッコいい🎵
人知れず、一人、舞うごとく、生きたいです。

抗がん剤治療が、来週に延びました。血液のカリュウムが高いので、抗がん剤との兼ね合いが怖いと、主治医の留守を受けた若い医者が、用心してくださいました。月曜日、主治医がもどって来られるので、また、何なりと、進むでしょう。心配はいりません。
お任せしていますから、ノンビリ、休んでおります。
ベットの上の楽器のライアーに、興味を示してくれる、看護婦さんや薬剤師のお嬢さん達、これは、なんですか?と、聞いてくれる人は、やはり、皆さん楽器を触る人達です。でも、初めて見ると言われます🎵
今日は、大阪でライアーの教室があると、教えてくださる看護婦さんに会いました❤️

友人から、金澤翔子さんのカレンダーが届きました。ありがとう🎵
「雨忘」とは、過去も未来も忘れて生きる意味だとか、きっぱりと、良いですね❤️

小さな人へ、それは、「今」を大切に生きるということですよ❤️今日も1日、頑張りましたね🎵