先日、父に誘われ、
2歳児の息子と妻も引き連れ
昨年、初めて開放された
走水水源地の桜を観にいきました。
国道16号線を観音崎方面にむけ、車を走らせました。
ちょっと南国チックになった馬堀海岸を抜け走水へ行くと、
じきにきれいな桜が観えて来ました。
水源地の中には満開の桜、目の前には海。
少々、海風が冷たいが桜を愛でるには
なかなかのスポットだなぁ~、
なんて感慨にふけって海岸の方へ足をむけると・・・
「あっら~、いやだぁ~」
と声をあげているおばちゃんがいました。
「どうしたんですか」
なんて声をかけてみると、
「海がね、去年よりも押し寄せてきてるのよ」
「えっ、そうなんですか?」
「私は毎年来てるからわかるのよ。
来年はここの桜、みれなくなっちゃうんじゃない?」
冗談とも本気ともつかぬ言葉を残し、
おばちゃんは立ち去って行きました。
僕はしばらくボーっと海を眺めていました。
塀が建てられてあるすぐ近くまで波が押し寄せるのを見ていると
さっきのおばちゃんが言ったことって、
まんざら嘘じゃないかもって思えてきました。
きれいな桜を楽しめましたが、同時に考えさせられる花見になりました。
・走水水源地
http://www.water.yokosuka.kanagawa.jp/event/sakura.html
・県のたより(海岸侵食のとりくみについて掲載されいます)