特別養護老人ホーム蕉夢苑の玄関を入ってすぐに2階への階段があります。階段の上りを折り返して振り返れば、そこに絵画が掛けてあります。アートバンク宇城と契約しておりまして、宇城市内で活躍する絵描きさんの作品を展示しているのです。
蕉夢苑ではケアハウス入居者の皆さんと一緒に宇城市立不知火美術館で開催される秋の文化祭やその他絵画の展示会に出かけまして
「あ～、これいいなぁ」
とあらかじめ目星をつけておきます。
アートバンク宇城のＹＷさんが絵画の写真ファイルを持って来られたとき、その中から気に入った作品を選びまして、
「この作品を蕉夢苑に展示させてもらいたい」
と申し出ます。
そして蕉夢苑に搬入、展示されるのです。
今は杉悦子さんの作品です。絵画を撮った写真では絵画の良さが伝わらないかもしれませんが、まるで航空写真で見るように山の上から港と街並みを俯瞰してみた構図になっています。構図や色合いに作者の独特の感性が表現されます。
ふっと目にする絵画もまた一瞬の癒しになっているでしょうか。