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2012年02月14日(火)

映画「TIME」

テーマ:MOVIE

学生の頃、座右の銘を書いて教室に貼ったもんです。

一番多かったのは「継続は力なり」だった気がします。

原田君が「臥薪嘗胆」っていつも書いてました。

漢方薬みたいな四字熟語だなあと思ってました。

僕は「基礎基本」とか「礎」とか。小さい頃から何事もノリだけで

おおざっぱだったので自分でも危機感を持ってたんでしょう。

僕が当時好きだった女の子が確か「時は金なり」って書いてました。

バレンタインデーなんでついつい学生時代の頃を思い出します。

英語でもモロ直訳の「Time is Money」って言うことをそれから少しして知りました。

今回の映画はまさに「Time is Money」なお話です。

正太のゴリ押し


人類が科学技術の発展によって老化を克服した近未来。

両親だろうが、兄弟、友人、恋人、同僚だろうが全ての人間の成長が25歳で

完全にストップする社会。

貨幣の代わりに「時間」が唯一の通貨。

全ての人間の左腕にjは「ボディ・クロック」なるものが埋め込まれていて

自分の余命が時間でカウントダウンされている。

その残り時間が裕福の差を生み、社会は富裕ゾーンとスラムゾーンに2分化


例えば、スラムゾーンでコーヒーやサンドイッチのお代は4分。

バス運賃が2時間で家賃が36時間。

富裕ゾーンでは高級車が59年だったり高級レストランが8.5週間、

高級ホテルが1泊で2か月・・・

それぞれのボディクロックから差し引かれていく。

スラムゾーンで多くの時間を持っていると奪われて殺されたりするので

基本的に皆、1日分つまり24時間程度の命(時間)しか持ってない。

余命がカウントダウンされるボディクロックがゼロになれば即死亡。

そのためスラムゾーンの人々は睡眠を削り、常に走りながら移動して

日雇い労働などで得るわずかな時間を足したち借時間(金)しながら

なんとか生きながらえているし、毎日のように道端には

時間が足りず亡くなった人々が放置されている。

一方の富裕ゾーンの人々は使いきれない何億、何兆時間という

ほぼ永遠の命を手にしているので

決して急がず、ボディクロックも見ず、眠りたいだけ寝て、遊びたいだけ遊んで

時間をかけてゆっくり食事しながら普段は命(時間)を狙われないよう

多くのボディガードに守られながらダラダラと生活している。


正太のゴリ押し

左がおばあちゃんで真ん中か母親で右端が娘。

全て25歳

あえてこの映画の骨子だけを書きました。

はっきり言ってこのアイデアが生まれディティールまでしっかりと作り上げた時点で

この映画は見る価値があります。

細かいストーリーは知らなくて観て全くかまわないと思います。

それぐらいこのアイデアは近未来系映画の中でも群を抜いた斬新さがありました。

個人的には2010年に公開の映画「レポゼッション・メン」を観たときの興奮に

かなり似ていました。

荒唐無稽な未来映画もいいですが、観ていくうちにどんどんリアリティーが増していく

このタイプの映画がかなり好きです。

人間の平均寿命が伸び続け、昔は助からなかった事例でも今の最先端医療では

助かったり、アンチエイジングと叫ばれて久しい昨今ですが

そんな現代に警鐘をシニカルに鳴らしているような気もしてくる映画です。


主役のジャスティン・ティンバーレイクをはじめ

「アイアムナンバー4」で正義の味方で主役だったアレックス・ペティフォーが

悪役だったり、「カウボーイ&エイリアン」のオリヴィア・ワイルドや

ドラマ「ホワイトカラー」の主役、マット・ボマーなど豪華な出演者にも注目。

お金以上に執着すると恐ろしい時間(命)を懸けた人々の闘いを描いた良作

映画「TIME」は2月17日(金)から全国公開です!!


正太のゴリ押し

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2012年02月09日(木)

映画「キツツキと雨」

テーマ:MOVIE
雑誌であのモデルが載ってるから買う。
音はよく知らないけどジャケに吸い寄せられて買ってみる。
これがいわゆるジャケ買い。
これを映画に当てはめると、ストーリーは良く知らないが
あの俳優さんが出ているからとりあえず観てみようって感じだろう。
僕の中では洋画ではアル・パチーノとかソン・ガンホ
邦画で言うと役所広司がそれにあたる。
出会いは高橋英樹氏、春風亭小朝氏との共演だった時代劇「三匹が斬る」
あの中で役所氏が演じる風来坊で熱くて気分屋な久慈慎之助役が
とても好きだった。それ以来、彼の作品は注視している。
今回はそんな役所広司の最新作「キツツキと雨」のご紹介。

役所演じる岸は林業で生計を立てている。
妻を亡くし年頃の一人息子とはあまりうまくいっていない。
木と接し自然と触れ合う中で天気の移ろいを独自に感じとったりしながら
平凡ではあるがルーティンワークを堅実に確実にこなしながら生きている。
そんな山奥に見知らぬ人達がやってきた。
どうやら映画の撮影で来たらしい。
スタックしたロケの車を助けたことから岸もロケ地に最適な場所に先導したりと
道案内に任命され映画撮影に巻き込まれていく。
自分の人生とは全く違った映画の世界。
自分達にとって生きる術として接してきた山や川べりで行われる撮影に関わって
行く中で岸は新しい価値観に触れていく。
一方の映画班にとっての大きな事は監督がまだ新米でこれがデビュー作ということ。
小栗旬演じる新人映画監督の田辺と岸の間に生まれる微妙な距離感と接点。
現代っ子丸出しの田辺と触れる事で岸は自分の息子の事もそこに投影しながら
映画作りの現場に魅了されていくのだが・・・・・

「南極料理人」で頭角を表した沖田修一監督のオリジナル脚本による最新作。
全編に渡ってのユーモアと岐阜県の山奥の雄大な自然とのコントラスト
主題歌の星野源の何ともいえない穏やかな歌声とのどかな原風景。
劇中劇と言ってもいい、映画の中で映画の撮影風景を追いかけているのを
一緒に観る楽しみなど見所はかなりある。
役所広司、小栗旬以外にも山崎 努、平田 満、伊武雅刀など
そうそうたるキャストが脇を固めている。
親子の絆だったりなくなりつつある自然だったり
無気力・・と思われがちな若者の今だったりと考えさせるシーンも豊富。
映画を観るととりあえず、味付け海苔を食べたくなったり
将棋をしたくなったりする可能性が梅雨時期の雨予報ぐらい高確率だ。
1月は行く、2月は逃げると
年明け早々からかなり気ぜわしい毎日だが、たまには
こんな映画を観てニヤっと笑って一息つくのもいいかもかも。
こういうタイプの邦画、個人的に結構好き!!
映画「キツツキと雨」 は今週末2月11日~公開


2012年02月05日(日)

映画「はやぶさ 遥かなる帰還」

テーマ:MOVIE

「はやぶさ」という同じ題材で3つの違う映画が一年以内にそれぞれ公開される。

しかもその三作品にちゃんとJAXA宇宙科学研究所が全面協力している。

その第二弾がこの作品だ。

事実は小説よりも奇なり。

あのNASAですら実現できなかった小惑星からのサンプルを持ち帰ることに

成功した「はやぶさ」の全7年間60億キロにも渡る長くて険しい道のりの映画化。

早々と吐露すると前作「はやぶさ/HAYABUSA」と同じく映画中何度も目頭が

熱くなった。

劇中の主人公の恋人が不治の病にかかったり、飼ってるペットが亡くなる設定の

映画の何倍、何十倍も涙腺がゆるんだ。

擬人化してしまうのはナンセンスなのかもしれないがとにかく「はやぶさ」が健気。

最後の最後まで健気でいちいち泣かせる。

この一大プロジェクトを成功させようと開発に心血を注いだ

多くの人々の思いと、汗と、涙と、技術の粋の塊が宇宙に飛び出し、

更にそれをいろんな思惑や考え方は違えど同じチームとして

24時間×365日×7年間見つめてきた宇宙研+民間企業の人々。

更に発射前は一部の天体ファンだけの注目だったのが

宇宙で様々なハプニングに直面したのを知りやがて雪だるま式に増えていった

応援したり声援を送った人々。

この一連の図式に僕は、

僕ら日本人が大好きなお正月の箱根駅伝に代表される

一本のタスキに思いを馳せ、そこに様々なドラマが内包されているのを汲み取り

感動を毎回覚えるあの感覚に極めて近いのでは?と感じた。

(チームで言うと『関東学連選抜』に近い?)

世界で活躍する渡辺謙が主役はもちろん宣伝までの責任も持つ

プロジェクトマネージャーまで兼任するほど惚れ込んだこの作品。

昨年からの日本を支えるキーワード「絆」

この言葉をここまで噛みしめ、思い起こさせる出来事はスポーツ界以外では

極めて珍しいと思う。

適材適所団結すれば+αの力が発揮されたことをリアルに証明した稀有な事象

人智を尽くした結果引き寄せることができた奇跡のオンパレードだった

「はやぶさ」の全行程を改めて大きなスクリーンで堪能することをオススメしたい。

観終わった後、何に対してかはおぼろげだけど誇りに思える。

映画「はやぶさ 遥かなる帰還」 は2月11日(土)から全国公開

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