SHORINの細木です。
本日もご訪問有難うございます。
カーボン製のエアロパーツが高価な訳?
素材が高額と言うのは,あくまで一つの要因!
最大の要因は歩留まり率が低いからでしょうね
ウエット製のカーボン製品は量産方型にポリエステル樹脂を
使用し積層しますが一般的なFRP素材と異なり脱泡作業は
気泡が目視できませんので手探りで感に頼る所が多いので
経験値が大きく作用してきます。
その他に工程上、不具合の発生するものとしては
ピンホールに塗装たれは勿論ブツごみ混入と言った
クリヤー塗装品で不良となる場合もあります。
今回の不具合は
①カーボン素地でのクリヤーゲルにブツごみが
混入しブツごみ除去の補正実施
②その後クリヤー塗装
③クリヤーに塗装ハジキの小さなピンホールが
製品の目立つ箇所に発生し補修は完了するも
クリヤーぶつの除去で#2000の耐水ペーパー
からコンパウンド研磨のバフ掛けでクリヤー厚が
少なかった為下地のゲルコート面が顔をだす。
こうなると再度クリヤー塗装するしか手がありまへん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
このようにハンドレアップでのウエットカーボン品は
良品を得るのにいくつもの難関をくぐり抜けて初めて
品検は合格となるのでございますぞ。