近衛邸跡付近の緑

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京都御所内の北部に位置する近衛邸跡
付近は糸桜がとても綺麗に咲きます。
先日朝、ここに来てみました。糸桜や
楓など、木々の緑が美しく目にしみました。

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前回アップした御絵伝(18)は、篤信者の
常陸国大部オオブの平太郎ヘイタロウが主人に従って
熊野権現に参詣することの是非を尋ねようと、
当時、五条西洞院ニシノトウインに居住されていた
親鸞聖人を訪ねる場面でした。
.
その居住の場所が現在の松原通西洞院東北角、
光圓寺(真宗大谷派)と云われます。

光圓寺正面横の石碑に「親鸞聖人御入滅之地」
とあります。

寺門横の説明板には「親鸞聖人洛中寓居グウキョ跡
(光圓寺)」とあります。
.
尚、説明板には「光圓寺の寺伝では、この地で
聖人が亡くなられ、ご遺骸は事情があって、
善法院に移されたと伝えられています。」と
記されていました。

この27日に四条河原町から本願寺へ歩いて
行く途中、偶然に光圓寺前を通ったのです。
嬉しいご縁がありました。

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帰洛後の聖人が五条西洞院ニシノトウインに居住の折、
聖人を敬信する常陸国大部郷オオブノゴウの住民、
平太郎ヘイタロウが聖人を来訪し、職務上とはいえ
熊野権現に参詣することの悩みを打ち明け、
念仏者として参詣する心得を尋ねたのでした。
.
聖人は、平太郎自身の発願で熊野に参詣
するのではなく、立場上でのお参りであれば、
阿弥陀如来の垂迹スイジャク(仮の姿で現れる)の
縁であろう。念仏者としての心を忘れず、職務を
つとめれば良いと、お経や釈文を引用しながら、
詳しくお示しになられたのです。
.
第四幅の一番下、第一図の左部分

拡大図
①親鸞聖人を訪れた②平太郎が
悩みを打ち明けている場面。
縁側の墨袈裟の僧はお弟子の③蓮位坊。

これを受け、平太郎は熊野へ道すがらも、
特段に精進ショウジン潔斎ケッサイに心を留める
ことなく、普段通り念仏者としての有り様を
通して熊野に到着したのです。

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