「書家の目線はこう見てる」書家・田坂州代(たさかくによ)

手書きの文字はもちろん、ロゴ、絵、写真、その他なんでも、ついつい目がいってしまうのは書家の性分。「書家の目線はこう見てる」とタネあかし。


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こんにちは。書家の田坂州代(たさかくによ)です。

先日NPO法人日本創造力開発センター等価変換創造学会にて
「書のアピール力をビジネスに還元。書はシンプルで最強の味方。」
というテーマで講演させていただきました。
等価変換学会

耳を傾けてくださった皆様は、
長年にわたり大手企業で開発や創造にかかわるお仕事に従事され、
貴重な経験を豊富に持った方々ばかりでしたので、
沢山のお教えを頂き感謝致しております。

http://kuniyotasaka.jp/blog/講演・等価変換創造学会/
 
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こんにちは、書道の田坂州代(たさかくによ)です。

先日、千葉県香取市にある伊能忠敬旧宅と


伊能忠敬記念館を見学しました。


日本全国の海岸線を測量するという大プロジェクト、
それ自体も偉業ですが、それ以上に私が感銘を受けたのは、
家業を次世代にバトンタッチし、義務を完了して隠居という形をとった上で、
(勤勉勤労倹約で、傾きかけていた養家の資産を3倍増させた養子の鑑!)
俗に人生五十年といわれた当時に、五十歳から新たに本格的な学問やプロジェクトを開始した点です。

館内展示でも、ついつい忠敬の筆跡に目が行きます。

館内撮影禁止(涙)で、ヴィジュアルでお示しできないのが残念ですが、

とある忠敬の直筆メモ、
墨色もやわらかで、字形がやや扁平なため、冷たく尖った感じはまったくありませんが、それでも「四角が好き=やっぱり予想どおり几帳面」という印象を受ける字形でした。行もまっすぐ行間も等間隔。
対するご子息は、ちょっと藤原定家の筆跡を連想させる、横画のぽてっと太い丸みのある線で扁平な字です。
面白いのは忠敬が後年、幕府の役人等と交わした書簡は、公文書の公用書体いわゆる「御家流」で書かれており、上記の私文書の筆跡とはずいぶん違います。

立川志の輔さんが伊能忠敬を題材に創られた新作落語「大河への道~伊能忠敬物語」聞いてみたいのですが未だその機会がなく残念です。きっと聴くぞと心の内。



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心に届く手書き毛筆
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こんにちは、書道の田坂州代(たさかくによ)です。

下記は友人で脚本家の原田佳夏(よしか)さん、俳号は飛豚(ひーとん)さん、の秀句に触発されておもわず即興で書いたもの。

東京都中野区にある井上円了(圓了)ゆかりの哲学堂公園へ吟行にいらして詠まれたものです。
まだ三分咲程度で、枝のすきまから雲がのぞいている気候だったそうです。


三分咲き

三分咲き花の階段(きざはし)空目指し 飛豚


花寒や

花寒や重なる枝に雲の咲く 飛豚

ほんとうは(古典句歌はともかく)近現代作家の作品は漢字仮名の置き換えもNGなのですが、さすがにここに「階段」と入れるといささか字面がごつかったのと、「かいだん」と読まれたくなかったのとでひらがなにしました。

哲学堂公園をつくった哲学者の井上圓了は、後に東洋大学となる哲学館を設立した方で、『妖怪学講義』なども著し「お化け博士」「妖怪博士」などとも呼ばれた方です。私は日大卒業後、東洋大学で書道の教職課程の単位を取得させていただいたので、私にとっても建学の師。

哲学堂公園は、ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」を建設したのがはじまりだそうです。公園の一部は見学したことがあるのですが、園内には到る所に哲学に由来するユニークな名前の坂や橋、いくつもの建物が点在し、井上円了の思想と世界観が表現されているそうなので、さらにゆっくり全体を歩いてみたいと思っています。
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都バスの車内で目を惹かれた「はりがみ」。



「お願いです!」という乗務員さん達の切実な気持が伝わってきます。

そうかあ、乗務員さん達は私たち乗客の行動に、
内心ハラハラしながら運転していらしたのですね。



2枚の張り紙は、筆跡から異なる人物が書いたと思われますが、どちらもあい通ずる訴求力を感じます。

そして、これをワープロ処理せず、
「毛筆で手書きにしよう、しなくちゃ」という心理がはたらいた
という点にも感慨を覚えます。

訴えたい気持の強さがワープロ文字では支えきれなかったのです。

IT全盛の現代であっても毛筆文化圏のDNAが脈々と生きている証拠です。

正直、お習字的目線から見れば、つっこみどころはいくつもあります。
例えば点画の組み合わせ方がいびつであったり、
「しっかり」が「しっかソ」のような形だったり等々。
でも、
それを上まわる「訴え感」に溢れた張り紙です。

誰が書いたのかなあ、
ひょっとして、わざと子どもに書かせたものかも。
しかし、それにしては線の太さが細いまま安定しているし、
文字の大きさや中心線がほぼ揃っています。
ハネやハライがちゃんとしている部分もあります。
やはり大人の人かしら。
などと想像が広がります。

なによりも
「上手下手以前に、気持が伝わってくることの大切さ」

私たち玄人は、こうした筆跡を拝見することで
あらためてこのことを肝に銘じるのです。

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作家50人の直筆原稿

昨年の思い出のひとつ
新宿区歴史博物館で行われた展覧会を観に参りました。

田辺茂一生誕110年
「作家50人の直筆原稿 雑誌『風景』より」
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/0221/89862/

阿川弘之 有馬頼義 有吉佐和子 石原慎太郎 五木寛之 井上靖 茨木のり子 井伏鱒二 宇野千代 江藤淳 遠藤周作 大江健三郎 大岡信 岡本太郎 海音寺潮五郎 川端康成 北原武夫 草野心平 黒岩重吾 幸田文 佐多稲子 里見弴 司馬遼太郎 子母沢寛 瀬戸内晴美 高見順 立原正秋 立松和平 田辺聖子 田辺茂一 谷川俊太郎 田村泰次郎 壺井栄 中上健次 中村光夫 埴谷雄高 舟橋聖一 星新一 堀田善衞 松本清張 三島由紀夫 武者小路実篤 村上元三 村山知義 森茉莉 八木義德 山崎豊子 吉屋信子 吉行淳之介 渡辺淳一(50音順)

生原稿を観るのは書家としてもとても興味をそそられるものです。
鉛筆派
万年筆派
書きぶりもいろいろです。

面白いのは多作人気作家の原稿の文字粒が皆さん総じて小さめなこと。
おそらく「速く沢山書かねば=導線短縮」の結果だと思います。
同じ人気作家でもショートショートの雄、星新一の原稿はマス目一杯に大きな文字。
上記の田坂の仮説がまんざら的外れでもないひとつの裏付けになるかもしれません。

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こんにちは
書家の田坂州代(たさかくによ)です。

お友達にすすめられたのがきっかけで
新宿の柿傳ギャラリーさんで開催中の


「長坂 ビショップ 大山 游刻展」へ伺いました。
http://www.kakiden.com/gallery/

頓智が効いていて楽しく洒落たデザインの印の数々を拝見しました。
8/10が最終日とのことですので、間に合う方はぜひお運びを。

■略歴
昭和28年 父と祖母は声楽家、母と祖父は画家という長坂家に生まれる
昭和45年 舞台美術家・朝倉摂氏に師事
昭和48年 桑沢デザイン研究所 インダストリアルデザイン研究科卒業
上洛。株式会社ワコール中央研究所人間工学課に勤務
昭和50年 株式会社婦人画報社入社
平成23年 アシェット婦人画報社(旧婦人画報社)退職
平成24年 株式会社ビショップ設立
多様な業務のほかに游刻家(石アーティスト)としても活動
手彫りのパーソナル・ロゴマークで各方面とコラボレーションを展開

お作品を拝見しつつ、
これまでのお仕事や、多方面との交流が
豊かな発想に結びついていらっしゃるのだと感じました。
初めてお目にかかりましたが、ご本人もとても素敵な方です。


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閑吟集(全311首)を毎日ひとつづつアップしてます
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こんにちは。書家の田坂州代(たさかくによ)です。

「演劇ユニット ゆかいな仲間たち+」さんの公演
「思ったこと」(2015年6月20-21日)
の題字を担当させて頂きました。(詳細)

写真はチラシ、チケット、ポスターです。
当日配布用パンフは後日アップします。

思ったことチラシ

題字を書く前には台本も全部拝読してから取り組みました。
チラシ等を通じて、題字からもお芝居の雰囲気が
目にする皆様に伝わると嬉しいなあと願っています。

こういった題字を担当する場合、ただきれいに整った文字を書けば良いという訳ではなく
「こんなお芝居ですから観に来てください」
というメッセージが伝わらなくてはなりません。

脚本家さんは
「両親の13回忌を明日に、失踪した妻(姉)が、戻ってくるか、結婚と生活を巡るビターな物語となっております。タイトルの思ったことは後藤楢根という童謡作家(大分出身)
の『思ったこと』という詩からとりました」
とおっしゃています。

が、ビターといってもサスペンスではなく、家族の物語。
脚本にはどこかほんわかとした空気やそれゆえのもの哀しさが描かれていました。

ご依頼くださった演出家さんから

「本当に素敵な題字をありがとうございました。
文字でこの芝居の世界観を感じ、みんな、とても喜んでいます」

と過分なお言葉を頂きました。

思ったことチケット

思ったことポスター

演劇ユニット ゆかいな仲間たち+

演劇公演『思ったこと』
【脚本】 原田佳夏
【演出】 清末典子(大分県民演劇制作協議会)
【日時】
 平成27年6月20日(土) 開場18:00、開演18:30
 平成27年6月21日(日) 開場13:30、開演14:00
【場所】由布市立挾間公民館 はさま未来館 文化ホール
http://www.city.yufu.oita.jp/…/syougaig…/kouminkan/miraikan/
【前売りチケット】
一般 2,000円、高校生以下 1,000円(当日 500円増し)
【キャスト】
森正剛、小野目依、岩﨑大輔、蒼井りんご、貴船ゆい


【制作】 吉元栄治(劇団水中花)
【スタッフ】 大野高子
【詩引用】 後藤楢根
【E-mail】yukaina.nakamatachi.plus@gmail.com


【アクセス】
・JR:大分駅から久大本線 約20分
「向之原駅」下車、徒歩 約5分
・車:大分中心地より約30分
 大道経由、県道207号線を進み、大分大学医学部を通過、
 挾間三差路を右折し、県道210号線を300m直進、
 挾間郵便局交差点を左折すぐ
*駐車場には限りがありますので、公共交通機関の
 ご利用をご検討ください。

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こんにちは、書家の田坂州代(たさかくによ)です。

先日、マーケティングの勉強会のゲスト講師としてお話させて頂きました。

講演テーマ
「書のアピール力を活かしたブランディング 書はシンプルで最強の味方」



「書は、一目でその商品、その企業、その人の魅力を伝える、シンプルで最強のツールです」という私の話に、広告やマーケティングの分野でお仕事をなさる方々が熱心に耳を傾けてくださって嬉しかったです。

おかげさまで皆様から、実例を多く示しながらのセミナー内容が、楽しく興味深く聞けたとおっしゃっていただいてほっとしました。

たとえばグラフィックデザイナーの方からは

ロゴに関するお話は、全くその通りで
私もお客様にお伝えする時に困っていたところでもございました。
田坂様のように笑い話も取り入れながら
わかりやすくご説明されているのを拝見させていただき、
伝える、伝わる会話の大切さ、
そのために田坂様がご用意されたであろう
資料への細やかなお心遣いを
感じさせていただきました。

とおっしゃっていただき、

広告代理店の方からは

お着物姿での書のお話、とても参考になりました。
「字は人なり」とは、よく言ったものですね。
これからは、プロデュース力がますます試される時代なのだと
田坂さんのお話をお聞きしながら考えておりました。
(いろいろ、アイデアが浮かびました)

また、経営者の方からは

マーケティング手法で書を観る事がありませんでしたので
とても新鮮でした。田坂さんだからできるお話ですね。

といったお言葉を皆様から頂きました。ありがたいことです。

また質疑応答では、
広告デザイン関係の方から

「ホントは書家さんに依頼したいと思っても、どう頼んだら良いか躊躇してしまう、金額もそうだけれど、その方の書風をおしつけられるのではないかということも不安だった」

といったご質問もいただき、
田坂のこれまでのお仕事の事例をお目にかけることで、

”お客様へメッセージを届けるために、恊働するスタッフ”
という意識を持った書家、

目的に応じて ”適切な書きぶりをご提案” する書家
もいるのだと安心して頂けて嬉しかったです。

主催の「販売戦略検討会」さんは、もともと三菱自動車ほか
様々な企業のマーケティング担当者が集まって始まった会で
もう40年も続いているのだそうです。
現在は会員以外の一般の方も参加可能とのことで、私も何度か拝聴したことがあり、
講演からの学びはもちろん、なごやかな懇親会では、
異業種、異分野の方々とのお話もはずみ、勉強になります。




書道ブランディングは 心に届く手書き毛筆の 田坂州代(たさかくによ)
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こんにちは、書家の田坂州代(たさかくによ)です。

東京国立近代美術館-フィルムセンターで8/10まで開催中の「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」を観に参りました。

北野武監督作品や大河ドラマ「八重の桜」、映画「ゆきゆきて神軍」「ウオーターボーイズ」等の題字でも知られる赤松陽構造(ひこぞう)氏の特集。

映画タイトルデザインのお仕事は、題字はもよとより、タイトルロールも含めた画面上に表示する文字一切の製作をなさいます。どのような書体をどのような速度で何秒間表示するかといったことも含めてです。「ウオーターボーイズ」のタイトルのように、バラバラだった文字のパーツが寄り集まってタイトルが表示されるといったアニメーションのケースもあります。いずれも映像の知識と経験がなくてはできないお仕事です。

通常、書道作品を目にする時間の長さは鑑賞者の自由ですが、映像の場合の「時間芸術としての文字」という発想を改めて認識させられました。

写真は赤松氏の作品パネル(このコーナーだけは撮影OK)






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こんにちは、書家の田坂州代(たさかくによ)です。

こんな面白いお仕事をしました。


中野・坊主バー 開店10周年記念企画として
お経巻スタイルのメニューを書きました。
アートディレクションは、デザイン事務所 Cauz(コーズ)さんです。

メニューの表紙は「佛説 創作飲料経」
・諸行無常
・愛別離苦
・色即是空
・空即是色
・一期一会
・阿弥陀如来
・涅槃寂静
・極楽浄土
・阿修羅
・不動
・生臭坊主
・助平坊主(読み えろぼうず)
これらみなオリジナルカクテルの名前なんです。

ね、飲んでみたくなったでしょう?

配合飲料やネーミングのイメージから、
カクテルごとに書きぶりを変えて書くのは、とても楽しい作業でした。
ぜひメニューの実物をお手に取ってご覧になってみてください。

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心に届く手書き毛筆
書家 田坂州代(TASAKA Kuniyo)公式サイト
http://shodo-tasaka.com
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